アニマルスピリット の商品レビュー
ケインズの用いたアニマルスピリットとは異なり、本書では行動経済学的なアプローチでこの語を用いていることに、途中でようやく気づいた。おかしいなと思ったら、1ページ目の最初の行に書かれていたことを見事に読み落としていた。
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「アニマルスピリット」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51301311.html
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タイトルでもある「アニマルスピリット」という言葉は、書中に何度も出てくるが、訳者によればケインズの「一般理論」において出てくる言葉であるという。元々の邦訳では「血気」と訳されていたようであるが、本書においては、経済的合理性だけで行動することができない人間の意味で使われているため、...
タイトルでもある「アニマルスピリット」という言葉は、書中に何度も出てくるが、訳者によればケインズの「一般理論」において出てくる言葉であるという。元々の邦訳では「血気」と訳されていたようであるが、本書においては、経済的合理性だけで行動することができない人間の意味で使われているため、言葉の持つ印象と乖離することからそのまま、「アニマルスピリット」としてそのまま引用されている。 さて、そのアニマルスピリットであるが、基本的に5つに分類されている。 1.安心 2. 公平さ 3.腐敗と背信 4. 貨幣錯覚 5. 物語 こうした要素が人々の合理的な判断を限定的なものにし、ときに非合理的な行動をもたらすという。 本書は、著者が書中でも述べているようにマクロ経済学の本であり、行動経済学が主たるテーマとして書かれているわけではない。したがって、R/セイラーのような、実験に基づく人々の非合理的行動のケーススタディはあまりなく、非合理行動をより一般化したものである。それだけに抽象的で難解である。それだけに、読者が投資や実務などの実社会での活動にここで書かれていることを直接役立てるようなことは期待すべきではない、極めて理論的な内容である。 基本的は、フィリップス曲線やインフレなどのマクロ経済の基礎知識がないと理解が難しいであろう。
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タイトルがわかりやすくてよい。 行動経済学の核となっている要素を一言で言い表している。 旧来の経済学が合理的な人間を想定して組み立てられているのに対し、現実にはアニマルスピリットを考慮せずには成立しないと言うこと。 安心、公平さ、腐敗と配信、貨幣錯覚、物語。 個人的には、なか...
タイトルがわかりやすくてよい。 行動経済学の核となっている要素を一言で言い表している。 旧来の経済学が合理的な人間を想定して組み立てられているのに対し、現実にはアニマルスピリットを考慮せずには成立しないと言うこと。 安心、公平さ、腐敗と配信、貨幣錯覚、物語。 個人的には、なかでも公平さに関心を寄せられた。
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アニマルスピリットの存在がケインズ経済学の中に触れられていたということに驚きました。経済を理解することは、人の本性・アニマルスピリットの影響を理解することでもあると。その5つの視点は、安心、公平さ、腐敗と背信、貨幣錯覚、そして物語。私は特に、安心に取りつかれる人間の心理と、貨幣錯...
アニマルスピリットの存在がケインズ経済学の中に触れられていたということに驚きました。経済を理解することは、人の本性・アニマルスピリットの影響を理解することでもあると。その5つの視点は、安心、公平さ、腐敗と背信、貨幣錯覚、そして物語。私は特に、安心に取りつかれる人間の心理と、貨幣錯覚、そして人生の物語と絡み合っているという見方が、画期的で、人と経済の関係を新しい目で見るきっかけになっています。
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ケインズ理論とヒックスの乗数効果 安心乗数=安心感の変化がパニックを引き起こす 衡平理論 貨幣錯覚=名目金額の影響を受けること パニックは理性の外にある 効率賃金理論=需要と供給で決まる賃金より実際の賃金は高い=やる気を引き出すため。サボらないように。 貯蓄率は国ごとに違...
ケインズ理論とヒックスの乗数効果 安心乗数=安心感の変化がパニックを引き起こす 衡平理論 貨幣錯覚=名目金額の影響を受けること パニックは理性の外にある 効率賃金理論=需要と供給で決まる賃金より実際の賃金は高い=やる気を引き出すため。サボらないように。 貯蓄率は国ごとに違う。国富とは無関係。 トヨタ自動車とアルゼンチンの国営自動車会社との違いは自信と自負の差による。経済学は考慮できない。 トービンのq 貨幣錯覚も住宅投資をすばらしいもののように思わせる一因。 ローンを売り渡すことができるようになったことが、リーマンショックの遠因である。 ISLM理論。
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読んだ当時、何が書いてあるのか理解できなかった。 今読んだら何かが知識として自分のものになるかもしれない、と思う。 この本を読んで、「読んだ内容を全部記憶できたら、あとで内容を理解できるかもなー」と思ったことは憶えている。
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経済学を勉強したことがない私には、ちょっと難しすぎました。 アカロフ教授の奥さんが、FRBのイエレン議長だと知って、家ではどんな会話してるのか気になりました。
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過去の世界的な恐慌、日本の失われた20年、昨今の金融危機、 これらは伝統的な経済学の理論では説明できない。 なぜなら、伝統的な経済学は人間が合理的、つまり、 インフレを加味した実質価値で判断でき、統計や確率の計算を間違えず、 自制心があって貯金もできる、そんな前提に立っているが、...
過去の世界的な恐慌、日本の失われた20年、昨今の金融危機、 これらは伝統的な経済学の理論では説明できない。 なぜなら、伝統的な経済学は人間が合理的、つまり、 インフレを加味した実質価値で判断でき、統計や確率の計算を間違えず、 自制心があって貯金もできる、そんな前提に立っているが、 人は実際には感情があって、勘違いもする。 そういう、従来の理論で加味していなかった人間の部分を 「アニマルスピリット」と名づけて、これが無視できない影響がある、 という内容。 訳者のあとがきにもあるが、 普通の人からすると当たり前すぎて、経済学者ってそんなことも分からないの? と思ってしまいがちだが、分かっていないわけではなくて モデル化が難しいから無視してきた、ということのようである。 きれい理論ができたことに満足して、何でもそれで説明しようとする、 というのは自分にも思い当たるので、よい戒めとなった。
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行動経済学でマクロ経済現象を解き明かそうとするのは面白いが、アニマルスピリットのフレームワークである「安心、公平、腐敗・背信、貨幣錯覚、物語」はもうちょっときっちりと固めて欲しかった。第2部の各論は面白い。
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