海の都の物語(1) の商品レビュー
塩野七生さんの代表作のひとつ。 ルネッサンスシリーズの長編です。 水の都ではなく海の都だったヴェネッツィア共和国の歴史を、 塩野さんの切り口で書いた物語です。 面白い!!
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塩野先生がなぜローマ帝国に興味を持ったのか、その原点が現れているみたいです。 国が興隆し、命脈を保ち、衰退していく理由を、手探りで探している感じがします。面白いです。
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塩野 七生のローマ人の物語が好きだったので、購入したのですが、とくに英雄などでないため、最初は退屈でしたが、ドンドンと引き込まれていきました。 資源の乏しさ、アンチ・ヒローの国家、宗教からの独立性など千年続いた国家という点など、日本とは抱える構造が似ているため、ベネチアの歴史か...
塩野 七生のローマ人の物語が好きだったので、購入したのですが、とくに英雄などでないため、最初は退屈でしたが、ドンドンと引き込まれていきました。 資源の乏しさ、アンチ・ヒローの国家、宗教からの独立性など千年続いた国家という点など、日本とは抱える構造が似ているため、ベネチアの歴史からは、いろいろと学ぶところが多いです。 英雄による帝国は、英雄の死と共に老化していきますし、システムだけに依存した国家は、個人の勢いで負けてしまうところもあります。 その両方のバランスを考えていた国家だとしても、最終的にナポレオンに滅ぼされてしまうところなど感慨深いです。 おすすめです。
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ヴェネツィア共和国の存在は恥ずかしながら初めて知ったが、なかなか興味深い国だと思った。そしてその興味深さをかきたてるのはやはり塩野七生の著作だからなのだろうか。ローマ人の物語同様、国家、国民そして元首の描写が秀逸。続きを読むのが楽しみだ。[2009/07/12]
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ハードカバー版も読んだことがあるのだが、改めて買ってみた。 やはりこの著者は二元論になると面白い。ヴェネツィアとジェノヴァの対立は熱かった。ハンニバル戦記のローマとカルタゴの関係にそっくりといってしまえばそれまでだがw (2009/6/5読了)
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