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日銀を知れば経済がわかる の商品レビュー

3.8

68件のお客様レビュー

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2014/06/27

金融危機に挑む中央銀行「日本銀行」。日銀を知れば、金融ひいては経済を鳥瞰して理解できるようになる! グローバル金融危機の時代に不可欠な知識を、池上彰がやさしく解説する。 「100年に一度」といわれる未曾有の金融危機に、私たち個人の生活までが脅かされている。この難局を乗り切ろうと、...

金融危機に挑む中央銀行「日本銀行」。日銀を知れば、金融ひいては経済を鳥瞰して理解できるようになる! グローバル金融危機の時代に不可欠な知識を、池上彰がやさしく解説する。 「100年に一度」といわれる未曾有の金融危機に、私たち個人の生活までが脅かされている。この難局を乗り切ろうと、日本の中央銀行「日本銀行」は悪戦苦闘。はたして、日銀の金融政策は日本経済を救うのか? ――日銀の仕事を知れば、金融ひいては経済を、鳥瞰して理解することができる! 金融グローバル化時代に不可欠な知識を、池上彰がわかりやすく解説する。

Posted byブクログ

2014/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日銀とは何かを分かりやすくまとめた本。 金融とは何か、そもそも紙幣とは何か その中での日銀の役割とは。 そしてプラザ合意からリーマンまでの流れで 日銀が何をやってきたのかなどが実に分かりやすく 書かれている。さすが池上さん メモ) ・日本の紙幣は日銀が発行、貨幣は政府が発行 ・紙幣は金融を通して日銀に戻り、傷んだ紙幣は交換 ・紙幣はもともと預かり証だった。金と交換 ・地方で乱立した銀行。破たんした場合に紙くずになってしまうのを防ぐために国の銀行、つまり中央の銀行が設立 ・国債の売買で金利を制御(売り・買いオペレーション) ・世界金融危機で日銀は異例のCP購入を実施  (CP・・・大企業の社債) ・日銀の政策委員会は企業でいう取締役会  金融政策委員会の議論はオープンされるが議事は  10年後になる。個別企業の話題があるため ・現在は政治からの独立が強いが、かつては弱かった  眠れる委員会だった ・プラザ合意⇒円高⇒不況⇒金利の引き下げ  ⇒土地の売買が活発⇒金利をあげようとしたときに  暗黒の月曜日、引下げせず(ドイツはあげた)  ⇒バブルが膨らんだ⇒金利引き上げ⇒はじけた  ⇒デフレ⇒ゼロ金利政策⇒量的緩和⇒銀行保有株購入  ゼロ金利時代に多額の資金が海外へ流出、世界が  バブル状態に。リーマンでファンドが円に戻し  急激な円高へ ・日本の経済は「日銀短観」「金融経済月報」「さくら  レポート」などで分かる ・FRBは日銀と少し違う。連邦銀行が複数あり、  それを統率する理事会としてFRB。1929年世界  恐慌でFRBがなく制御できなかったので設立  FRBの総長は14年任期。政治からの独立。 ・1944年の会議でドルが世界の通貨に。しかし1971年  ドルと金の交換が停止。固定から変動為替へ  ケインズが提案した国際通貨の評価が高まる

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2014/02/14

諸事情により必要に迫られて日本銀行について学び直しています。この本入門書としてとても分かりやすく、そして日銀の色々な側面が良く分かります。

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2014/01/18

当たり前だと突っ込まれそうですが、日銀て全国に支店があるんですね。中学校で習った公定歩合制度がなくなったことも知らないのに、よく為替取引に手を出していたなぁと自分の無識ぶりに呆れました。 よく考え抜かれた手堅い説明を、とんでもなく柔らかい口調でしてくれるので非常に助かります。

Posted byブクログ

2013/12/09

 タイトルの通り、日本銀行の役割を中心に経済のことを書いた本。  基本的なことが一通り書いてあるので、日銀が貨幣価値を安定させるためにどんなことをしているのかとりあえず知りたい!と思う人には最適です。  まぁ、そんな人どこにいるんだよ…とは思いますが…(-_-;)  これか...

 タイトルの通り、日本銀行の役割を中心に経済のことを書いた本。  基本的なことが一通り書いてあるので、日銀が貨幣価値を安定させるためにどんなことをしているのかとりあえず知りたい!と思う人には最適です。  まぁ、そんな人どこにいるんだよ…とは思いますが…(-_-;)  これから経済学をやらなければならなくなったんだけど。難しすぎて…  という人が最初に手に取る数冊のほんの一冊として最適です。  私のように公定歩合でならって以後、一切勉強していない人が読んでみても良いかもしれませんね。  気軽に読める金融雑学としておすすめの一冊です。  日本銀行の働きについて、もう少し面白く知りたいという人には、幸田真音の書いた小説「日銀券」なんかがよいですよ。

Posted byブクログ

2013/10/13

p-7「倒産保険」 「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)という企業倒産の損害を補償する保険があり、AIG等が倒産すると支払いが増える」 p-9「金融安定化法案」 「2008.9.29金融機関が保有する不良資産を公的資金で買い取る法案が否決⇒株価暴落  2008.10.3...

p-7「倒産保険」 「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)という企業倒産の損害を補償する保険があり、AIG等が倒産すると支払いが増える」 p-9「金融安定化法案」 「2008.9.29金融機関が保有する不良資産を公的資金で買い取る法案が否決⇒株価暴落  2008.10.3法案を修正して成立⇒手遅れ」 p-12「CP買い取り」 「日銀が企業から直接CP(安全でない資産)を買うのは極めて異例」 p-29「ペイオフ」 「1971年からペイオフあったが、1990年代のバブル時に注目され、1996年にペイオフ凍結。2002年からペイオフ解禁し始めたが未だ一部凍結中」 p-40「日銀の役割」 「銀行間の金のやりとり」 p-44「金利誘導」 「いまは公定歩合でなくオペレーション」 p-73「日銀引き受け禁止」 「戦後、戦時中のインフレの苦い体験から政府が発行した国債を直接買うことを禁止⇒市場に出回ったもののみ買える」 p-98「金利調節」 「公定歩合をいじり、一斉に変えるのは自由化に反する。市場原理に基づいて金利が動くように国債の売り買い(オペレーション)により金融機関の現金量を調整し、銀行間の無担保コール翌日物レートを誘導し、金利を調節」 p-103「基準貸付利率」 「公定歩合は基準貸付利率と名を変えた。日銀は国債などを担保に自動的に金融機関に資金を貸し出す。この基準貸付利率はコールレートより高いと借りるところはない。よってコールレートの上限という意味合いのものである」 p-107「当座預金に金利」 「日銀にある各金融機関の当座預金(準備預金を超えた部分)に金利を付けた。これによりこの金利以下に下がることはない←他者に貸すより日銀に預けた方が金利がいいから」 p-173「持ち合い株」 「2002.9銀行と企業の持ち合い株を日銀が買い取った。←禁じ手。このような不安定な資産を買うと、円の信用がくずれる」 p-185「日銀レポート」 「”日銀短観”は年4回、企業の感覚 ”金融経済月報”毎月独自の調査を発表、率直な意見を出す ”展望リポート”4,10月の年2回様々な指数の予測を9人の政策委員が報告し、最大、最小を除き平均を集計 ”さくらレポート”年4回9つの地域の現場の息遣いを報告」 p-204「連邦準備銀行」 「アメリカの中央銀行、連銀(地区連銀)は各地に12行ある」 p-209「FRB」 「金利水準を決める連銀のまとめ役、FRB(連邦準備制度理事会)」 p-223「バンコール」 「ケインズが主張した国際通貨」 p-226「為替介入」 「最近は効果がないと考えられ、日銀の介入はしてない」 p-230「通貨スワップ」 「ヘッジファンドのカラ売りに対応するため、各国の通貨とドルを変換する取り決めがある」

Posted byブクログ

2013/09/23

大学時代に中央銀行について学んでた時期があったので、復習になった。「日銀の仕事の目的は景気回復ではなく、物価の安定」など基本的なことを分かりやすく学べます。

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2013/08/15

日銀について知りたくて、なるべく読みやすい本を探していたところ、この本を見つけました。 さすがは池上さんの本。 わかりやすかったです。 が、すべてが理解できたかというと、若干、疑問も残りました。 それについては、他の本で勉強したいと思います。 何を勉強するときでも、繰...

日銀について知りたくて、なるべく読みやすい本を探していたところ、この本を見つけました。 さすがは池上さんの本。 わかりやすかったです。 が、すべてが理解できたかというと、若干、疑問も残りました。 それについては、他の本で勉強したいと思います。 何を勉強するときでも、繰り返しが大切ですから。

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2013/06/30

お札と中央銀行が生まれた背景から、リーマンショック後の世界まで、「金融とは何ぞや?」が一気にわかる。金融の入門書ではあるが、ここに書いてあることがビシッと説明できる社会人は実はあまり多くないのでは?と思わせるくらい内容満載。

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2013/05/24

 著者は、テレビでも大活躍だが、とにかく専門的な物事をわかりやすく紹介することがうまい。  「日銀」や「経済」などのシステムや動きは、極めて難解なのだが、実にわかりやすく解説してくれている。  時代の変化と共に既に1994年に「公定歩合」はなくなっていることなど、一般の人々はどれ...

 著者は、テレビでも大活躍だが、とにかく専門的な物事をわかりやすく紹介することがうまい。  「日銀」や「経済」などのシステムや動きは、極めて難解なのだが、実にわかりやすく解説してくれている。  時代の変化と共に既に1994年に「公定歩合」はなくなっていることなど、一般の人々はどれだけ知っているだろうか。  「入門」との表題がついた経済書は数多いが、大体は、とても入門どころではない難解なものが多い中で、本書は「中学生でもわかる」ような読みやすさだと思う。  アメリカ「FRB」の歴史なども一部紹介しているが、「日銀」や「経済」についてもっと知りたくなる本である。

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