新撰組顛末記 の商品レビュー
語り口調のような話の進み方で、自分は凄く好き。 新選組の小説って、試衛館から始まって五稜郭で終わるという感じなんだけど、明治以降の永倉新八のその後もしっかり面白かった。 一気読みでした。
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燃えよ剣を読んで、新撰組についてもっと詳しく知りたくなり読みました。永倉新八へのインタビューを元にした本ということで、当事者の声を聞ける貴重な一冊。読めば読むほど、大正の世まで生き残ったのが奇跡みたいな人生。そして晩年に新撰組について書き残してくれて、本当に感謝したい。
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後の人が永倉新八になりきって書いた小説かと思いきや、新選組の数少ない生き残りである当人が書いたものが纏められた本のようだ。 新選組を知る上では欠かせない、一級資料らしいが、『池田屋事件』で、沖田の持病の労咳が悪化→吐血で戦線離脱 とあった。 今は、労咳ではなく熱中症が原因という説が主流と聞いたことがあるけど、一体どちらが正しいんだろう……。
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知さんに勧められて読んでみた作品 本人が記者に語ったと言う事で期待したのですが 物語みたいに淡々としていたし 文体が古く読みづらい(昭和初期の出版物なので仕方ないかも) 客観的な視点に欠けてる気がするけど だからこそ、その時代に生きた人の生の声なんだと思えました
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新選組2番組組長、永倉新八の晩年の語りを新聞記事として連載したもの。史実と違う部分もあるので、記憶が変わったり意図的に隠したりもあるのでしょうが、やはり中心人物の体験談は貴重。文章は古いですが、新聞連載なのでひとつひとつの量は少なく、意外に読みやすかったです。
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「子供に読ませたい本」みたいなフェアがあったとのことで妻が買ってきた。 同書の文庫本になるまえのハードカバー本を昔読んだことがあるが、再度読み返してみたくなり手に取る。 新撰組の大幹部で明治時代にも生き残った唯一の永倉新八。最晩年にようやく重い口を開いて幕末の己の生きざまをつ...
「子供に読ませたい本」みたいなフェアがあったとのことで妻が買ってきた。 同書の文庫本になるまえのハードカバー本を昔読んだことがあるが、再度読み返してみたくなり手に取る。 新撰組の大幹部で明治時代にも生き残った唯一の永倉新八。最晩年にようやく重い口を開いて幕末の己の生きざまをつづった回想録だけに、貴重な資料である。
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新選組副長助勤永倉新八、後杉村義衛が晩年を過ごした小樽を訪ねる機会に拝読。 本人手記の自叙伝ではなく取材を纏めた回顧録との事で、多少の記憶違いや小説との差異は有るにせよ “元幹部隊士が語る”という事に意義があるのですね。 家族にも斬り合いの顛末を語らなかった氏が記憶を呼び戻し、同...
新選組副長助勤永倉新八、後杉村義衛が晩年を過ごした小樽を訪ねる機会に拝読。 本人手記の自叙伝ではなく取材を纏めた回顧録との事で、多少の記憶違いや小説との差異は有るにせよ “元幹部隊士が語る”という事に意義があるのですね。 家族にも斬り合いの顛末を語らなかった氏が記憶を呼び戻し、同志の生きた証を後世に遺してくれたと思うと胸が熱くなります。 新選組ファンの方は此方も是非ご一読を。
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新選組の永倉新八への取材をまとめた本。 回顧である以上、その全てを真と取るべきではない気もする。 だが、その場にいた者だからこそ語れることがあり、そういう意味で貴重な資料だろう。
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腕と運があいまって奇跡的に生き延びた永倉。信じてきた価値観が反転した世で、不本意にも賊軍という肩書を背負い、身の危険をあやぶみながらの後半生は推して知るべし。そのあたりの心情は詳しく記されていないが、勤王だの佐幕だのとイデオロギーに深くこだわらず、時代の流れの中で自分の運命を受け...
腕と運があいまって奇跡的に生き延びた永倉。信じてきた価値観が反転した世で、不本意にも賊軍という肩書を背負い、身の危険をあやぶみながらの後半生は推して知るべし。そのあたりの心情は詳しく記されていないが、勤王だの佐幕だのとイデオロギーに深くこだわらず、時代の流れの中で自分の運命を受け入れ、その時々を懸命に生き抜く人物像が浮かんでくる。
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