学ばない探偵たちの学園 の商品レビュー

東川篤哉【著】

2011/08/28

高校生探偵ものって、やたらと物知りで頭がいい主人公が多いけど、
この本は平凡で勢いで探偵部？に入部してしまった高校生が主人公。
周りの先輩も推理小説マニアってだけ。
逆にこういう構成の方が、読んでて楽しいです。

2011/08/26

本書は、東川さんの「鯉ヶ窪学園探偵部」シリーズの第1巻。

東京・国分寺にある架空の学園・鯉ヶ窪学園を舞台とする小説です。

粗筋をご紹介すると、

主人公は、この学園に転校してきた2年生・赤坂通（あかさかとおる）。

彼は深慮（？）を重ねた結果、文芸部に入部しようとしますが、文芸部員の留守を良い事に彼らの部室を我が物顔に使っていた学園非公認の探偵部の3年生2人（部長：多摩川流司、八橋京介）にかつがれ、探偵部に入部する事になります。

ハメられて探偵部に入部した赤坂ですが、早速と言うべきか、お約束と言うべきか、入部早々に学園内で殺人事件が発生。

しかも、それが密室殺人だったと言うおまけ付き。

俄然張り切る部長に引っ張られる形で殺人事件の謎解きに取り掛かる探偵部でしたが、更に人死が・・・

と言ったお話です。

探偵部以外の主な登場人物たちは以下の通り。

美人刑事・烏山千歳。

彼女の大学時代の先輩であり、新たに探偵部顧問となった生物教師・石橋浩見。

そして千歳の上司でダメ（？）警部・祖師ヶ谷大蔵。

探偵部と彼らが謎に迫る・・・・ハズが、実際に犯人を見つけたのは彼らの内のただ一人ってな感じです。

探偵部所属の赤坂の視点で描かれているのに探偵部が（謎解きの）主役でないと言う本書。

とは言え、「ほう、こんなトリックが・・・」と言った感じに楽しめる内容です。

休日、リラックスして娯楽小説を読みたい時にお勧めです。

2011/08/08

「密室殺人は気が重くなる」

その考えを払拭してしまうほど、
緩くてユーモラスな
高校生三人の探偵小説。

2011/07/31

私立鯉ヶ窪学園に転校した赤坂通は、文芸部に入るつもりが、何故か探偵部に入部してしまう。部長の多摩川と部員・八橋とともに部活動に励むなか、学園で密室殺人が発生！被害者は、アイドルを盗撮しようとしたカメラマン。妙な名前の刑事コンビや、個性派揃いの教師たちが事件をかき回すなか、芸能クラスのアイドルも失踪！学園が誇る探偵部の推理は！？

2011/07/26

本屋大賞を取ったとかで話題の「謎解きはディナーの後で」を読んでみたいと思ったら、図書館リクエストの順番待ちがすごいとになってて全然回ってきそうになかったので、じゃあ同じ作者の別の作品を読んでみるか、ということで手に取ったこの本。
つまらなかった。まずストーリーがしょぼい。ライトな語り口を狙ってるんだろうけど、地の文が頭悪そう。魅力あるキャラがいない。話の先が気にならなくて、読み進めるのが苦痛だった。最後まで。
たぶんこの作者と相性合わないから、リクエストもキャンセルしよう。そういう意味では読んでみてよかったわ。

2011/07/02

主人公のツッコミ具合がとってもおもしろかった。
いろんな意味でツッコミ満載な話で、読んでるこっちもツッコミたくなる！
顧問の登場シーンに、電車の中なのも忘れて本気で笑ってしまったのは内緒です。
ミステリとしてもよかったけれど、やっぱりキャラが立ちすぎではないでしょうか。
まぁ、そこがおもしろいけどね！！

2011/06/23

ミステリーというよりは偶然が重なった謎を解く感じ？こういうことがないとも限らない。どっかの「ありえないなんてことはありえない」みたいな感じ。「振り子」に関してはいい伏線だったと思う。なんだかんだ言って納得できたし。個人的には部長が好きだww いいキャラです。

2011/06/11

続編の方を先に読んでしまったからかもだけど・・・
もうちょっと突き抜けた感じがあってもよかったかなぁ〜

2011/05/29

ユーモア青春ミステリー。　この作者の軽い文章（褒めてますよ）は、癖になります。　そこかしこに散らばっている小ネタは、ミステリー好きにはたまらない。　ただ一つ、お好み焼きの具と生地を混ぜてから焼くのは邪道じゃないですよ。　

2011/05/28

順序が逆になってしまったが・・・。

トオル君の入部の理由がわかって面白かった。

あんな風にして言いくるめられて･･･。

上手いとしか言いようがない。（笑

トリックは面白いけど、う～ん･･･って感じ。

次は「もう誘拐なんてしない」を読みます。