放送禁止映像大全 の商品レビュー
基本的には面白いと思うのよ。 ただテーマのまとめ方として「放送禁止」としたのは間違い。 これが「筆者のマイナー作品談義」だったら何も言う事はなかったんだが。 ちょっと知っている程度の人間でも首を傾げるようなネタが出てくるのはよろしくない。 自分で明らかに放送禁止ではないと言ってい...
基本的には面白いと思うのよ。 ただテーマのまとめ方として「放送禁止」としたのは間違い。 これが「筆者のマイナー作品談義」だったら何も言う事はなかったんだが。 ちょっと知っている程度の人間でも首を傾げるようなネタが出てくるのはよろしくない。 自分で明らかに放送禁止ではないと言っているものもあれば、それと説明せずに放送禁止であるかのように無理やりミスリードしていることもある。 それは駄目でしょオタク、研究者として。 せっかく面白そうなネタがいくつも並んでいるのに、というか並べすぎて薄くなっているのも惜しいところ。 スペクトルマンなんて、なんで宇宙猿人ゴリがスペクトルマンにタイトル変更したか語ったほうがよっぽど面白かったのに、とか考えてしまう。 日の目を見ない作品にスポットを当てたいのはわかるけど、たまに政治が混ざっているのも考えもの。 にしても読んでいるだけで気分が悪くなる話も多い。 自分も社会も酷く上品になったことを痛感する。 まあ子供には読ませたくないわこれは。
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『#放送禁止映像大全』 ほぼ日書評 Day573 ウルトラセブン12話は有名だが、その他にもこんなにあるのかというくらい。 大半が放送禁止用語絡み、そういう作品だから日の目を見る機会も少なく、あまり知られていない(個人的に知らない)ものも多い。 一方で『座頭市』のようにハ...
『#放送禁止映像大全』 ほぼ日書評 Day573 ウルトラセブン12話は有名だが、その他にもこんなにあるのかというくらい。 大半が放送禁止用語絡み、そういう作品だから日の目を見る機会も少なく、あまり知られていない(個人的に知らない)ものも多い。 一方で『座頭市』のようにハンデを持ったヒーローが常人以上に強い、そんなストーリーが障害者を扱っているということだけで、放送禁止になって行くというのは至極勿体ない気がする。 にしても、これだけのネタをよくぞ集めたなとしか言いようがない。文庫化に際しての巻末対談で、褒め言葉としての「バカ」を自認している著者に乾杯! https://amzn.to/3742wC7
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60~70年代を中心に理由があって放送できなかった番組を一冊にまとめた紹介本。最近、作品のオリジナリティを尊重するようになり再放送やDVD化が進んでいて何よりです。ウルトラセブンの12話は結構深い話なのでいつか放送されたらいいな。混沌としていた60年代を知るきっかけにもなるはずで...
60~70年代を中心に理由があって放送できなかった番組を一冊にまとめた紹介本。最近、作品のオリジナリティを尊重するようになり再放送やDVD化が進んでいて何よりです。ウルトラセブンの12話は結構深い話なのでいつか放送されたらいいな。混沌としていた60年代を知るきっかけにもなるはずです。
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広く浅くと 日本の放送禁止映像を紹介している本。 時に茶化しながら紹介しているあたりが 好みの分かれる文体かと。 差別表現だったり、クレームだったり。 権利関係だったりと。 放送出来ない作品があるのは 勿体無い。 章も、一作品ごとに区切られているので 気軽に読み進められる...
広く浅くと 日本の放送禁止映像を紹介している本。 時に茶化しながら紹介しているあたりが 好みの分かれる文体かと。 差別表現だったり、クレームだったり。 権利関係だったりと。 放送出来ない作品があるのは 勿体無い。 章も、一作品ごとに区切られているので 気軽に読み進められる。
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現在ではDVD化も絶望的な作品から、本書をきっかけに(?)パッケージ化されたものまで、禁止となった作品達を紹介しています。
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「放送禁止映像大全」というタイトルであるが、実際のところは、今となっては貴重な存在になってしまった映像作品集といったところ。 ほとんどの作品が手に入るようではあるので、見てみたい。 (108)
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『全然知らなかったけど、この作品まで放送禁止だったんだ!』というレビューが多いのに危機感を覚える。 知らないのは当然である、そもそも放送禁止の事実すらなかった作品までリストアップされているのだから。 単純に売れ行きが見込めなかったり、DVDへの移行がうまくいかなかったりしただけの...
『全然知らなかったけど、この作品まで放送禁止だったんだ!』というレビューが多いのに危機感を覚える。 知らないのは当然である、そもそも放送禁止の事実すらなかった作品までリストアップされているのだから。 単純に売れ行きが見込めなかったり、DVDへの移行がうまくいかなかったりしただけの作品まで放送禁止作品認定されている。 そういった作品は大抵昭和世代なので、今から見たら差別発言とも取れる用語が少なからず出て来る。それをこれ幸いとネタにして、当時も今も特に問題視されていなかったのに、放送禁止ということに既成事実化している。 普通に再放送されてた作品いっぱい載ってますよ。 作品本編を見ていた人なら 「ああ、この人本当は中身を見たことないんだな。こんなシーン出てこないのに、適当にお茶を濁したな」 という記述がボロボロでてきます。 誰も気に留めずひっそりと忘れ去られていた作品たちに、放送禁止作品というレッテルの強力なスポットライトを浴びせた悪書。 こういう差別あそびに乗ってはいけない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
残念ながら収録されている作品のほとんどを知らない。当然、見たことがないものばかりだった。 「金田一少年の事件簿」の「異人館村殺人事件」の顛末は、あまりにも有名なのでさすがに知っていた。 使用されたトリックが島田荘司「占星術殺人事件」と酷似していたため、島田サイドから抗議を受けたのだという。 コミック版は原作として島田さんの名前が記されることで出版に支障はなかったけれど、ドラマDVDはそうはいかなかったようだ。 初盤ビデオにのみ収録されている。 現在販売中の「金田一少年の事件簿」のドラマDVDには、この作品は収録されていない。 「ギフト」は木村拓哉主演のドラマ。 ノベライズを読んだことがあり、内容的にもとてもいい作品だった。最後に描かれていた父親と息子の場面には深いものがあったと思う。 少年犯罪が立て続けに起きた時期で、社会的にも注目が集まっていた。 ドラマ内で印象的な扱われ方をしていたバタフライナイフを使用した犯罪が多発したこと。 女性教諭を刺殺した少年が「ギフト」を見て「カッコイイ」と思ったことなどが、メディアを通じて明らかになったこと。 以来、「ギフト」は再放送されていない。 「ギフト完全版」がビデオ発売されたが廃盤となっている。 DVDはもちろん発売されていない。 収録されている作品に知っているものがたくさんあれば、もっと違った楽しみ方も出来ただろうにと残念な思いがした。
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差別的、暴力的、反権力的、さまざまな理由で『放送に適さない』と闇に葬られた映像作品がたくさんあります。 どの作品が放送禁止になったのか。その作品が『何故放送禁止になったのか』そんな事をまとめた本です。 370ページの文庫本で取り上げられている作品は100以上。つまりひと作品に...
差別的、暴力的、反権力的、さまざまな理由で『放送に適さない』と闇に葬られた映像作品がたくさんあります。 どの作品が放送禁止になったのか。その作品が『何故放送禁止になったのか』そんな事をまとめた本です。 370ページの文庫本で取り上げられている作品は100以上。つまりひと作品に与えられたページ数はたった3ページです。これだけでは、作品の時代背景や設定などの説明で半分以上を費やしてしまい、『何故放送禁止なのか』という肝心な部分はわずかしか触れることができません。 さらに、時々著者の想いが爆発し「大都会 part2」の項では、いかに松田優作がこのドラマを盛り上げているかという説明に紙面のほとんどを費やし。なぜ放送禁止なのかについてはほんの数行の推測が述べられるだけです。 安藤健二の封印作品シリーズとまではいかなくても、もう少し個々の作品を掘り下げてほしい。 消化不良の一品。
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昭和、テレビ、アニメが大好きなボクには最高。 「何か面白い本ない?」と言われて貸す隠し球にしよう。 “クワキム(笑)”
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