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ネトゲ廃人 の商品レビュー

3.2

56件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

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2010/09/15

ネットの世界に引き込まれると次第にバーチャルがリアルを侵食するようになる。 ネットにハマる理由は三者三様だが、その根本の部分には現代社会の弱点が大きく影響しているだろう。 人それぞれ何かしらの依存対象を持っている。自分は生産性のないものに依存はしたくないと強く感じた。

Posted byブクログ

2010/09/13

私自身、学生時代はまさに本書で紹介されるような廃人の一人であった。30時間ぐらい起きて、10時間ほど寝る。PCはつけっぱなし。当時はまだフレッツがなかったので、夜11時からの定額プラン「テレホーダイ」を利用してはいたものの、その時間だけではとても満足できなくなって結局他の時間もロ...

私自身、学生時代はまさに本書で紹介されるような廃人の一人であった。30時間ぐらい起きて、10時間ほど寝る。PCはつけっぱなし。当時はまだフレッツがなかったので、夜11時からの定額プラン「テレホーダイ」を利用してはいたものの、その時間だけではとても満足できなくなって結局他の時間もログイン。バイトなどで出かけている時は、サードパーティツールを使って自動でキャラ育成。こんなことを3年。一度辞めてからまた1年の計4年。 やっていたゲームは、本書中でもプレイヤーはハードゲーマーと紹介されていた「ウルティマオンライン」。日本にサーバがない時からやっていた。 当時を振り返ると、まさにゲーム中のキャラは自分自身。そしてゲームで出会う仲間はすぐに本音で語り合える「親友」になる。私は初心者にとって非常にハードルの高いゲームであるウルティマを、せっかくはじめたのなら楽しんでもらおうと思って初心者サロンのようなギルドを作りギルドマスターを務めていた。毎晩10時ごろから、いつもの場所に仲間たちが集まる。おしゃべりタイムのはじまり。しばらくチャットしたりゲーム内で面白い動きをしたりして遊んで、そのうち仲間のうちの何人かがダンジョンへ狩りに出かけた。私自身は自分が強くなりたいという思いもあり、仲間が寝た後の深夜、一人で強いモンスターの狩りや、対人戦の練習などに出かけたりしていた。 当時、ギルドメンバーのためにHPも立ち上げ、ウルティマの現実的な楽しみ方についても考察し、リアルとの両立をどうつけていくかに重きを置いて記事を書いた覚えがある。そうした趣旨の集まりだったので、オフ会で会っても、皆ほとんどゲーム内の印象と変わらない仲間たちで、すぐに打ち解けることができ、長く付き合うことにもなった。中にはギルド内で付き合い始めたメンバーもいた。 しかし、私自身はほとんど大学にも顔を出さず、バイト以外は部屋に閉じこもりきりであった。よく今、普通に暮らせているものだと思う。自分自身が過去、そうであったからこそ手に取った本であり、想像通り過去の自分を見るような例がたくさん挙げられていた。 ただし、最後の部分でなんとかバランスの取れた記述をしようと試みているとはいえ、どうも著者はネトゲ廃人を特別視している印象派ぬぐえない。生育歴やら、ゲームにはまった時期にその人に起こった不幸やら、原因を探りすぎている。また、オフ会についての記述も、差別的ともとれる書き方が目立つ。 私は、経験しているからこそはっきり言える。ネトゲ廃人には誰でもなってしまう可能性がある。ネットゲームは人間とのコミュニケーションだから。人は、人の中に生きているからこそ毎日を過ごしていける。ネットゲームにも、その中に人間が作った社会がある。人間がいるから、毎日が過ごせてしまう。仕方がないのだ。そういうものなのだから。 途中に紹介された、韓国のネトゲ中毒を診ている医師のコメントが印象に残った。 「ネトゲ中毒にならないためには、ネトゲをやらないことだ」 正論だと思う。

Posted byブクログ

2010/09/12

率直な感想で、ゾッとしました(汗) あまりにもリアルで、すぐ身近にある「ネトゲ廃人」への扉。 何事のも「ほどほど」が大切だと、身にしみて分かる一冊です。

Posted byブクログ

2010/09/08

2010 9/8読了。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 特に探しているものがあったわけでもなく図書館をぶらぶらしていたときに、新着図書棚にあったのを見つけて借りてみた本。 なんでこれうちの図書館にあったのだろう? メディア研究の資料ってことなのか? タイトル通り、オンライン...

2010 9/8読了。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 特に探しているものがあったわけでもなく図書館をぶらぶらしていたときに、新着図書棚にあったのを見つけて借りてみた本。 なんでこれうちの図書館にあったのだろう? メディア研究の資料ってことなのか? タイトル通り、オンラインゲームに著しくハマった人、いわゆるネトゲ廃人あるいは廃へのインタビューで構成された本(韓国取材については廃ではなくネトゲ関連産業やネトゲ中毒対策関係者へのインタビュー)。 リアルボトラーのエピソードとか出てくるのかと思ったがそれはなかった。 読むとネトゲはしたくなくなる本ではある。

Posted byブクログ

2010/05/15

すっごいよく分かる……。パソ依存な時の私が其処にいた…。ネトゲは嵌ると際限が無いので自制出来無いとズルズルとそれが中心になってしまう。時の流れも早く感じるし……

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2010/04/10

題名と赤のカバー、内容もすごい。ノンフィクションらしいし。私もUOにハマった事もあるので、内容はリアルだと思います。

Posted byブクログ

2010/03/17

自分もネトゲ経験者だけに、その裏側にある落とし穴が目に見える様に感じました。 インターネットの高速化によってどんどん拡大する市場ですが、近い将来に更に大きな社会問題に発展するのは確実でしょうね。 僕はこの本を期にネトゲを止めた訳では無いのですが、これからネトゲをはじめようと思う方...

自分もネトゲ経験者だけに、その裏側にある落とし穴が目に見える様に感じました。 インターネットの高速化によってどんどん拡大する市場ですが、近い将来に更に大きな社会問題に発展するのは確実でしょうね。 僕はこの本を期にネトゲを止めた訳では無いのですが、これからネトゲをはじめようと思う方には一度読んでおくべき物だと思います。

Posted byブクログ

2010/03/05

「インドアな彼らにとって、ファミリーレストランでさえ遠いのだ」「日本はインドアな時代を迎えている。景気低迷で家族の内向き志向が鮮明になっている。ゲーム以外の愉しみを探して、多種多様な快楽を子供に教える。それが親としての勤めになると思う。」 ただのサブカルとあなどるなかれ、これは読...

「インドアな彼らにとって、ファミリーレストランでさえ遠いのだ」「日本はインドアな時代を迎えている。景気低迷で家族の内向き志向が鮮明になっている。ゲーム以外の愉しみを探して、多種多様な快楽を子供に教える。それが親としての勤めになると思う。」 ただのサブカルとあなどるなかれ、これは読むべき。

Posted byブクログ

2010/03/03

「ネトゲ廃人」 言葉は知っていたけど、その実態はこの本を読んで初めて知りました。 はまるのはあっという間で、それこそ主婦も美人も、学生も社会人もスポーツマンも、あっという間にのめりこんでいきます。 読むたびに、人に使わせることばかり考えてしまう今の社会はやはりおかしい、と思わ...

「ネトゲ廃人」 言葉は知っていたけど、その実態はこの本を読んで初めて知りました。 はまるのはあっという間で、それこそ主婦も美人も、学生も社会人もスポーツマンも、あっという間にのめりこんでいきます。 読むたびに、人に使わせることばかり考えてしまう今の社会はやはりおかしい、と思わずにはいられません。 インターネットは私たちの生活を信じられないくらい便利にしてくれたけれど、いろんなものを奪っていってるなぁ… 道具は私たちが使い、生かしてこそ道具。 それに振り回されてるようじゃダメだとは思うけれど、 自分ひとりの力だけでそこから立ち直るのは難しいなと考えさせられます。 そして読んだ後印象に残ってるのは、もと「ネトゲ廃人」の女性が言っていたこの言葉。 「ネットをやめるには、リアルの彼氏を作ることですね。  オンラインゲームより彼氏のほうが全然おもしろい。」 うろ覚えですけど、こんなかんじ。 やっぱり人間をリアルに繋ぎとめるのは人間なんだなぁと、安心と不安を覚えます。

Posted byブクログ

2010/02/21

手許にあった週刊文春にネトゲ廃人関連の記事を見つけた。そしてその記事にこの本の紹介が書かれており、興味があったので読んでみた。「ネトゲ廃人」状態に陥った人々の口から出た様々な体験談に、情報化社会の闇の面を感じずにはいられなかった。

Posted byブクログ