運命の人(2) の商品レビュー
二巻は法廷の場面に、記者の弓成とその妻百合子、そして三木秘書官の陰湿な夫が少し絡む。 しかし、外務省は伏魔殿と言った田中眞紀子が思い出された法廷の対応。 どう展開していくのか。興味深い。 しかし、夫の書類を燃やして処分した妻の行動が凄い。
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ほとんどが法廷劇。記者としてリソースを明らかにしてしまうことになったのは、たしかに失敗。それに対して、どのような対応をするのか、今の段階では主人公の記者に対しては、自己中心的である印象は拭えない。そのためあまり共感的に読むことはできない。しかしながら、最近でも話題になる国家権力に...
ほとんどが法廷劇。記者としてリソースを明らかにしてしまうことになったのは、たしかに失敗。それに対して、どのような対応をするのか、今の段階では主人公の記者に対しては、自己中心的である印象は拭えない。そのためあまり共感的に読むことはできない。しかしながら、最近でも話題になる国家権力に対峙して戦うことの恐ろしさは感じる。
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弓成逮捕から一審証人尋問まで。大戦時の回想も織り交ぜ、スケール感を出そうとしている。しかし、肝心の密約が沖縄返還の根幹に関わるものではないため、裁判シーンを頑張って読もうという気がしない。
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二巻は裁判が始まり一審の途中まで。なんか個人対国という構図になっており怖い感じがします。 モデルとなった方は、2005年になって、情報開示されたアメリカの資料を元に、自身の有罪判決に対する賠償請求を求めて訴訟を起こしています。2012年にはドラマ化もされたようです。
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逮捕された弓成。 国家権力に屈したのかと思いきや、三木とのスキャンダル発覚。 この時点で、弓成への同情が薄れ、同時に主人公としての魅力も下降。 心底、応援しようと思わなくなった。 奥さん、家族が可哀想・・・
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二巻。 外務省密約文書の不正入手で逮捕された主人公と 関係者の取調べと裁判。 「不正入手」行為を攻める検察側(国)と 国民に嘘をつく密約をした「国」を攻める弁護側(主人公)。 二つの罪の重みづけを争う裁判。 実話だけど、不合理だよなあ。 どっちも罪でしょ、と。 いつも思う...
二巻。 外務省密約文書の不正入手で逮捕された主人公と 関係者の取調べと裁判。 「不正入手」行為を攻める検察側(国)と 国民に嘘をつく密約をした「国」を攻める弁護側(主人公)。 二つの罪の重みづけを争う裁判。 実話だけど、不合理だよなあ。 どっちも罪でしょ、と。 いつも思うのだけど、法律の解釈とか 裁判のもっていきかた次第で刑が変わるのが腑に落ちない。 今回もそんな感じで、ざらりとした感覚が残る。
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展開が深まっていくことを期待し過ぎたのだろうか。 深くなりつつあるが まだまだ序の口ですかね・・・ 機密漏洩に激怒した総理。 激怒、故のつるし上げ?そして逮捕。 こわっ! 凛とした奥様、由里子さん 立派すぎますです。 続巻も大きく期待します。
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佐藤栄作の逆鱗に触れ、弓成は逮捕された。検察は、国策の意向を受け、弓成を無理やり起訴、ひそかに情を通じてなどと外交機密問題を下世話な問題にすり替えようとしている。これから裁判は続いて行く。その取材力に圧倒されるばかりである。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
国会で密約問題は取り上げられたが、弓成は外務省の情報を不正に入手したとして逮捕される 「外務省事務員の女性に性的関係をせまり、情報を盗むようにそそのかした」という罪で。 新聞社は「知る権利」キャンペーンで弓成の取材方法の適正を擁護するが、検察側はあくまでも公務員への唆し罪で対抗する。
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さて2巻も読み終わり。どどーっと怒濤の勢いで進んでます。 裁判の話やらで特に明確な進展はないものの 惹き付けられます。
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