運命の人(2) の商品レビュー
弓成記者がどん底に落とされて、裁判が始まり、ちょっと盛り上がってきました。外務省のエリートたちと、民間の記者たちは人間の種類が違うかのように、待遇の差が歴然。そこまでして守らなければならないものってなに?
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任意出頭のつもりで事情聴取を受けに警視庁を訪れた弓成は 突然逮捕状をつきつけられて拘留された。 新聞各社はこれを知る権利を侵す不当逮捕だとして 不屈キャンペーンを張り、毎朝新聞の弁護団により 弓成は釈放されて裁判で争うこととなった。 しかし検察の発表した起訴状に 弓成と三木が男女...
任意出頭のつもりで事情聴取を受けに警視庁を訪れた弓成は 突然逮捕状をつきつけられて拘留された。 新聞各社はこれを知る権利を侵す不当逮捕だとして 不屈キャンペーンを張り、毎朝新聞の弁護団により 弓成は釈放されて裁判で争うこととなった。 しかし検察の発表した起訴状に 弓成と三木が男女の関係にあったことに言及し 知る権利の主張で不利となった状況を 不倫関係の暴露によって覆そうとしたものであった。 弓成に泣きつかれたのだと証言する憔悴しきった三木に対して、 弓成は過去に関係があったことは認めるが 今回の秘密文書の持ち出し時期にはもう終わっていたと主張する。 そんな世論の中で始まった裁判で外務省は秘密主義を貫き 国家権力の前での個人の無力を思い知る。 装丁:石崎健太郎 いよいよ事件の経緯が明らかとなり裁判が始まります。 国民の知る権利を全面に押し出す新聞社に対して 男女間のスキャンダルで煙に巻こうとするやり方は 有効かもしれないけれど品位を疑います。 そんなこと言っている場合ではないのだろうけれど。 これで弓成がもっと真摯に振る舞えば同情票も取れただろうに 一貫して不遜な態度を取り続けるからどちらも感情移入できない。 やはりかわいそうなのは奥さんだなあ。 「「イギリスのコモンロー(慣例法)に、クリーンハンドの原則というのがある。人を責める者は、自分の手がきれいでなければならないという意味なんだ。毎朝新聞は今、知る権利を強く主張しているが、もし毎朝側の手が汚れていたらどうする――、汚れた手、汚れたペンを振って、知る権利を主張出来るかね、今夜、君に話したいのは、それだけだ」」
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運命の人(二)読み終わりました 物語にどんどん引き込まれていっている分 読むスピードがあがってきています 今後の展開が楽しみです 弓成記者はどうなるのかな
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1,2巻は事件の詳細だったのかな、主人公が頂点まで持ち上げられて、落とされるといった形で、まだまだ、裁判での勝利に自身を持っていた場面だった。
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運命の人」第二巻も読了しました。裁判にかかわる部分が多くなってきて付いて行くの必死でした。 ・・・情を通じ・・・云々の告発の一文が政治的な問題から世俗的不倫問題へと世論を誘導していく過程は、恐ろしいことだなぁ~と感じながら読みました。 マスコミが第3の権力?と言われる所以ですね。
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記者と政治家。記者と警察。互いに便宜を図りながら、持ちつ持たれつの関係が、沖縄返還についての疑惑を投げかけたことで、そのバランスが崩れ、人生最大の屈辱と深く暗い奈落の底に落とされた弓成亮太。真実はどんな形で明かされるのだろうか。タイミング良く廻ってきた2巻もあっという間に読み終え...
記者と政治家。記者と警察。互いに便宜を図りながら、持ちつ持たれつの関係が、沖縄返還についての疑惑を投げかけたことで、そのバランスが崩れ、人生最大の屈辱と深く暗い奈落の底に落とされた弓成亮太。真実はどんな形で明かされるのだろうか。タイミング良く廻ってきた2巻もあっという間に読み終えてしまいました。あらすじや結末を全く知らないので、ハラハラドキドキは無いけれど、次!次! という感じです。
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山崎作品による、社会の暗部を取り上げた作品の中では、ちょっと物足りなさを感じるかも。現実問題としての沖縄問題と西山事件がそもそも強引に括られているからだろうが、戦争の悲惨さ(沖縄での集団自決)と、国家による不当なメディア介入、それに直接的に関わっているのが主人公だけでとあって、ひ...
山崎作品による、社会の暗部を取り上げた作品の中では、ちょっと物足りなさを感じるかも。現実問題としての沖縄問題と西山事件がそもそも強引に括られているからだろうが、戦争の悲惨さ(沖縄での集団自決)と、国家による不当なメディア介入、それに直接的に関わっているのが主人公だけでとあって、ひとつのテーマに2つの問題を押し込めるのはなかなか難しかったよう。沖縄問題だけで書いても良かったかなと。
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アメリカに行く前に読んだからちょっと内容的に忘れている部分も多いけど… この巻は事件が起こってから裁判の様子を刻銘に描いた巻。 法学部にも関わらず法律を全く勉強しなかった自分でも、 この巻の裁判の様子は面白いと感じるものがあった。 でも、やっぱり法律は苦手なので…評価は3
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昭和47年、アメリカとの沖縄返還交渉に 激動する日本政府を取材する毎朝新聞政治部キャップの弓成。 入手した極秘資料により国家公務員法違反で逮捕。 どんどん面白くなってきた。 まだ落とし所が全然よめない当たり楽しみ♪
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09/08/26★★★☆ 逮捕され、弓成と三木事務官の恋愛関係が明らかになる。 裁判では、それに焦点を合わせて徹底的弾圧を図ろうとする佐橋総理の思惑があった。 裁判が進むにつれ、家族にも調査の手を伸ばすマスコミと夫婦の溝が深くなっていく。 なんか全員破滅していきそうな、三浦綾子...
09/08/26★★★☆ 逮捕され、弓成と三木事務官の恋愛関係が明らかになる。 裁判では、それに焦点を合わせて徹底的弾圧を図ろうとする佐橋総理の思惑があった。 裁判が進むにつれ、家族にも調査の手を伸ばすマスコミと夫婦の溝が深くなっていく。 なんか全員破滅していきそうな、三浦綾子の小説みたいになってきたー
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