るり姉 の商品レビュー
書き出しを読んだ時には児童書かな、と思ったけど、周りから見たるり姉の話だった。 みんなほんとにるり姉が好きなんだなーと思えたし、語り手によって登場人物も少しずつ違うのが、本人が語ってる感が出てた。 他の語り手の時はあまり伝わらなかったカイカイも、カイカイ自身が語り手になるとめちゃ...
書き出しを読んだ時には児童書かな、と思ったけど、周りから見たるり姉の話だった。 みんなほんとにるり姉が好きなんだなーと思えたし、語り手によって登場人物も少しずつ違うのが、本人が語ってる感が出てた。 他の語り手の時はあまり伝わらなかったカイカイも、カイカイ自身が語り手になるとめちゃいい人じゃんって好感度アップ。 家族だからこそみんな家族には言えない想いも上手く書かれてた。 るり姉の語りもあれば良かったのにな。
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本屋のポップを読んで気になった本 天真爛漫なるり姉が入院した。 るり姉の姉にあたる母、けい子。その子供の三人姉妹、さつき、みやこ、みのり。 そしてるり姉の夫、開人 5人の視点から語られるるり子、共通していえるのはみながるり姉子をとても愛してること とても良い本だった
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3人姉妹のお母さんの妹、3人姉妹にとってはおばさんだけど みんなるり姉と呼ぶ。 自由で明るくて楽しくて3人姉妹はるり姉が大好き。 長女の視点、姉である3人姉妹の母親の視点、るり姉の旦那の視点、 次女の視点、三女の視点で物語が描かれている。 るり姉が病気になった時点を中心...
3人姉妹のお母さんの妹、3人姉妹にとってはおばさんだけど みんなるり姉と呼ぶ。 自由で明るくて楽しくて3人姉妹はるり姉が大好き。 長女の視点、姉である3人姉妹の母親の視点、るり姉の旦那の視点、 次女の視点、三女の視点で物語が描かれている。 るり姉が病気になった時点を中心にして、時間軸は前後して。 話の書き方は面白かった。予想外の結末も(この書き方って もしかしてって思った通りだったけど)良かった。 でも本当に普通のなんてことはないお話だった。 繰り返しては読まない。とくに心に残るものもない。 読書初心者の人には読みやすいかも。
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「るり姉」みたいなキャラの人っている。 そういうお姉さんが周りにいたら楽しいだろうし、あこがれる気持ちもなんだかわかるなー。 お話は途中から各主人公の視点から語られるようになっていって、 それはそれでおもしろい。 家庭環境とか人間関係とかとてもイメージがわきやすく描写されて 楽...
「るり姉」みたいなキャラの人っている。 そういうお姉さんが周りにいたら楽しいだろうし、あこがれる気持ちもなんだかわかるなー。 お話は途中から各主人公の視点から語られるようになっていって、 それはそれでおもしろい。 家庭環境とか人間関係とかとてもイメージがわきやすく描写されて 楽しく読めました。 ラストが結構以外な感じだったので、「ほう、そうか」と思ったけれど、 へんに捻じ曲がるよりもいいのかな。 くすっと笑えるようなくだりもあったりしてパンチは少なかったけど、 楽しめました。
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明るく元気で自由な「るり姉」。 3人の姪とその母、るり姉の夫が、るり姉をからめてそれぞれの想いを語るお話。 じ~んとしたり、笑えたり、深かったりなのですが、私は、るり姉はじめ大人たちの生きていく力というかたくましさに元気をもらいました。 るり姉自身の語りがないので判らないけど...
明るく元気で自由な「るり姉」。 3人の姪とその母、るり姉の夫が、るり姉をからめてそれぞれの想いを語るお話。 じ~んとしたり、笑えたり、深かったりなのですが、私は、るり姉はじめ大人たちの生きていく力というかたくましさに元気をもらいました。 るり姉自身の語りがないので判らないけど、るり姉だっていろいろあったはず。なんだかかっこいい。
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まさかの最後。いまひとつかなぁ。短編集になっていてそれぞれの視点から書いてあるけど、なんか謎が多くのこった。
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+++ 今この瞬間が、こうして過ごす毎日が、奇跡なのかもしれない。幸せのそばには、いつも「るり姉」がいた―。傑作『しずかな日々』(野間児童文芸賞&坪田譲治文学賞受賞)の感動が新たな魅力でふたたび!注目の著者が贈る、家族小説最新刊。 +++ 第一章 さつき――夏 ...
+++ 今この瞬間が、こうして過ごす毎日が、奇跡なのかもしれない。幸せのそばには、いつも「るり姉」がいた―。傑作『しずかな日々』(野間児童文芸賞&坪田譲治文学賞受賞)の感動が新たな魅力でふたたび!注目の著者が贈る、家族小説最新刊。 +++ 第一章 さつき――夏 第二章 けい子――その春 第三章 みやこ――去年の冬 第四章 開人――去年の秋 第五章 みのり――四年後春 さつき、みやこ、みのり三姉妹は、母・けい子の妹である るり姉のことをそれぞれの思いでとても慕っている。そんなるり姉に病気が見つかり、日に日に輪郭を曖昧にしてゆく。日常ならざるそんな事態の前後を描くことで、何気ない日常のありがた味やしあわせが浮き彫りにされる一冊である。登場人物の誰もが現実感あふれる描かれ方で、物語の中で生きている。
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母の妹、つまり叔母だが、若々しくて姪の3姉妹達には「るり姉」と呼ばれている。 3姉妹の長女さつきは高校生になり、るり姉から3万円の図書券をお祝いに貰う。しっかりしている方だがやや母に批判的。 小学1年の時に両親は離婚。 次女みやこは中学デビューで髪を赤く染め、腐った赤キャベツみた...
母の妹、つまり叔母だが、若々しくて姪の3姉妹達には「るり姉」と呼ばれている。 3姉妹の長女さつきは高校生になり、るり姉から3万円の図書券をお祝いに貰う。しっかりしている方だがやや母に批判的。 小学1年の時に両親は離婚。 次女みやこは中学デビューで髪を赤く染め、腐った赤キャベツみたいとるり姉を嘆かせる。金髪の子と友達になって、先輩の家で放課後のんびり過ごしているぐらいで、別に不良というほどのこともないのだが。 一番父親に似ているので、本当は父に会いたかった… 三女みのりは小学生で、まだ素直で可愛い。バレーボールに夢中で、疲れ切って帰ってくる。 母のけいこは精神科病棟に勤める看護婦で、けっこう苦労している。 仕事と子育てに奮闘中で、ズボンの前が開いていることがよくあるというかまわなさ。じつはアニメ好きで、みやことは話が合うようになる。 るりの夫カイカイこと開人は、姉妹にとってはるりの前夫・まあ兄とのほうが付き合いが長いため、ちょっと微妙だったり。 カイカイはるりに一目惚れで、本当は龍のついたぺらぺらの黒いジャケットとかが好きだというのが笑える。るりの好みに合わせてどんどんファッションも何もかも変え、るりちゃんといられるならそれが幸せと感じている。 シーズー犬のアニーやおばあちゃんも交えたにぎやかな生活、思春期を迎える娘達、かすかに影を落とす母の離婚というか、とうに不在の父というか。 元気で姉妹をいつも可愛がってくれたるり姉の病気をめぐって、揺れ動く姉妹。 視点を変えつつ、展開します。 現実味とユーモアがあり、ほどのいい描写。 4年後のエンディング有り。
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見事予想を裏切られた終わり方、異なる人物・視点での描写はよかった。第一章さつきのところが一番よかったが、時間を遡る構成はどうしてだ。チャック全開のけいこ母さん印象的。小中学生を書かせたら椰月さん、やはりピカイチ。
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るり姉と呼ばれる女性の、姪っ子3人・姉・夫視点で描く物語。 わたしも姪っ子が一人。彼女にとって自由でお茶目な大人でいたいなあ、といつもガンバってたので、興味深く読みました。 まあ、次女っちゅうのは長女の娘から見ると、大人なのに子供みたいな、友達とまではいかないけど、自分に近い...
るり姉と呼ばれる女性の、姪っ子3人・姉・夫視点で描く物語。 わたしも姪っ子が一人。彼女にとって自由でお茶目な大人でいたいなあ、といつもガンバってたので、興味深く読みました。 まあ、次女っちゅうのは長女の娘から見ると、大人なのに子供みたいな、友達とまではいかないけど、自分に近い存在だからねぇ。楽しいんだよね。 ネタばれになるけど、るり姉は無事懐妊! るり姉の赤ちゃんの誕生を楽しみに待ってるいとこたち、けっこう年が離れてるんで、親近感を持ちました。 私の赤ちゃんと姪っ子(彼女たちはいとこ同士になる)は10も離れてる。仲良くしてくれるといいなあ。 この本を読むと、仲良くなれそうな気がして希望が持てる。 ワクワク
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