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つながりあう知 の商品レビュー

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2013/12/14

父の関係で明治八年に15歳で来日したクララ・ホイットニーの日記に基づき、主に日本での交友関係について解説したもの。 その交友関係は広く、津田梅子、勝海舟、福澤諭吉等が登場する。 日記形式なので斯かる偉人の等身大を知ることもでき新鮮。 当時の女性の社会進出・教育、また西欧化に苦慮...

父の関係で明治八年に15歳で来日したクララ・ホイットニーの日記に基づき、主に日本での交友関係について解説したもの。 その交友関係は広く、津田梅子、勝海舟、福澤諭吉等が登場する。 日記形式なので斯かる偉人の等身大を知ることもでき新鮮。 当時の女性の社会進出・教育、また西欧化に苦慮する日本人の姿等についても知ることができる。 彼女は勝海舟より住まいの提供を受け、当時では珍しく勝の三男梅太郎と国際結婚をする。 (後に離婚して子供を連れてアメリカに戻るのだが) 以下引用~ ・福沢先生は英語と日本語をやたらに混ぜて奇妙な話し方をなさるので、何を言っておられるのか分かりにくい。例えば桐山氏のことを話す時に「ミスター桐山イズほんとうにカインドマンだけれども、ヒイイズ大層ビジィ、この節、イエス」といった具合である。

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2013/05/05

『クララの明治日記』中公文庫 の主要登場人物と時代背景の解説書と言った感じかな。 「本書は、ゼミで学生とやりとりを通しともに学んできたことの集積だといってもよい。」 と著者も書いていますが、 ほぼ全頁、本文の下欄に注記が書かれており、内容共々、教科書やテキストの様な印象を受けま...

『クララの明治日記』中公文庫 の主要登場人物と時代背景の解説書と言った感じかな。 「本書は、ゼミで学生とやりとりを通しともに学んできたことの集積だといってもよい。」 と著者も書いていますが、 ほぼ全頁、本文の下欄に注記が書かれており、内容共々、教科書やテキストの様な印象を受けました。 この本を読むとやはり原書が読みたくなります。 出版社さん、ぜひ再版を!

Posted byブクログ