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帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。 の商品レビュー

3.8

96件のお客様レビュー

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2024/05/06

生き方に迷ったり、寂しくなったり、でも食べることや料理が好きならとても刺さるところ満載に思う。冒頭、自分の父の最期を思い出してそのまま読み進めていった。ちょうど連休中にコロナでどこにも行けなくて、嗅覚も味覚も失われた時だったけど、この本で色んなインスピレーションをもらえた。日々身...

生き方に迷ったり、寂しくなったり、でも食べることや料理が好きならとても刺さるところ満載に思う。冒頭、自分の父の最期を思い出してそのまま読み進めていった。ちょうど連休中にコロナでどこにも行けなくて、嗅覚も味覚も失われた時だったけど、この本で色んなインスピレーションをもらえた。日々身の回りの色んな風景と食べるシーンを繋げさせてもらえそう。最後の方はフィッシュマンズを聴きながら読んだ。

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2024/04/27

夢と現実を行ったり来たりしたり、不安になったり悲しくなったり切なくなったりたまに嬉しくなったり、私と一緒だ、とおもった。 まとまってなくていい。私もこういう文章がかきたい。

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2024/01/05

人から薦められて、 料理家の本か…と、料理できないので自分に刺さるか半信半疑でしたが、よかったです。 あとがきも、クラムボンの原田郁子の解説も、よかったです。

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2023/11/10

落ち着き払った文のエッセイは、読み手も落ち着かせてくれます。 料理家、高山なおみさんが30代の頃に書かれたそうです。 スタッフさんやご家族との距離感の取り方が、上手い方なんですね。恩着せがましくなく、イヤミなく接するって、案外難しいものですよね。 でもそれがなかった!すごい!...

落ち着き払った文のエッセイは、読み手も落ち着かせてくれます。 料理家、高山なおみさんが30代の頃に書かれたそうです。 スタッフさんやご家族との距離感の取り方が、上手い方なんですね。恩着せがましくなく、イヤミなく接するって、案外難しいものですよね。 でもそれがなかった!すごい! 高山なおみさん著なだけに、登場する料理のレシピが載ってて、なるほどこういうタイトルなワケだ。帰ってから、おなかがすいてることばかり&猛烈に働いてるわたしに、スッと入ってくるところもあり、不思議な一冊でした。

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2023/06/21

以前読んだ「スープはスプーンの夢をみる」に収録されていて、そこで触れた彼女の文章が気に入ったので本書を読んでみた。 まずタイトルがとてもいい。 そして、流れるような文章も心にすっと入ってきて、体の中にストンと納まる。 夢の話はあまり好きではないけれど、彼女の文章を読んでいるとたと...

以前読んだ「スープはスプーンの夢をみる」に収録されていて、そこで触れた彼女の文章が気に入ったので本書を読んでみた。 まずタイトルがとてもいい。 そして、流れるような文章も心にすっと入ってきて、体の中にストンと納まる。 夢の話はあまり好きではないけれど、彼女の文章を読んでいるとたとえ現実にあったことでも夢の中の話の様に思える。 少し靄がかかったようなイメージ。 まるで昔の写真を見ているよう。 料理家とは思えないような素敵な文章は一読の価値あり。

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2022/09/29

初めて読んだのは私がまだ30代後半の頃だった。 料理家さんのエッセイだけど「食!レシピ!健康!」というものではなくて、もっとパーソナルな部分を書き留めたものという感じ。 私と同じ小説を読んでいたり、同じようにぼんやりとした不安を持っていたり、カサついたり…とても親近感を覚えたっけ...

初めて読んだのは私がまだ30代後半の頃だった。 料理家さんのエッセイだけど「食!レシピ!健康!」というものではなくて、もっとパーソナルな部分を書き留めたものという感じ。 私と同じ小説を読んでいたり、同じようにぼんやりとした不安を持っていたり、カサついたり…とても親近感を覚えたっけ。 それから幾度となく本棚から取り出し読んでいる。 登場した料理は終わりの方にレシピが載っている。 そして日置武晴さんの写真が最高。 最近Instagram等で見る写真たちはキラキラして眩しくて、時に煩さを感じるくらいだけど、この本の日置さんの写真はまるで違う。 憂いを帯びていて、料理だけでなくキッチンの匂い、生活感、湿度や時間さえも感じる。 生活とは、決してキラキラだけではないのだ。 それでも食べて、寝て、起きて、生きて行く。 タイトルの「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。」が登場するプロローグは、とても正直で、印象的だ。 余談だが、ハナレグミの永積さんのアルバムに「帰ってから、歌いたくなってもいいようにと思ったのだ。」ってあるよね(笑)

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2022/01/06

うーん.高山さん好きで何冊か読んでるんだけど… . 料理にあんまり関係のない話で 夢の話だったりそうじゃなかったり. オシャレな雰囲気漂う感じだけどちょっと読みにくかったなぁ…

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2021/07/10

土門蘭さんが紹介していた本。 筆者が30代の頃に書かれたものらしい。自分と同年代で書かれた作品に出会うことは、なんて幸福なことだろう。 悩んだり、いろいろなことが起こっている。飲み物を買ったり、飲んだりする描写が多いような気がした。 それにしても素敵な表現をされる方だ。どう...

土門蘭さんが紹介していた本。 筆者が30代の頃に書かれたものらしい。自分と同年代で書かれた作品に出会うことは、なんて幸福なことだろう。 悩んだり、いろいろなことが起こっている。飲み物を買ったり、飲んだりする描写が多いような気がした。 それにしても素敵な表現をされる方だ。どうやったらこういう書き方ができるようになるんだろう。

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2021/04/03

ささくれだった若者の気持ち、日常の料理の色、味。そんなものが、全部、心地よかった。ささくれだって、苛立って、諦めて、寂しくて、いまの私みたい。みんな通る道なのかしら。

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2020/08/09

心の深くまでさらけ出したような、 エッセイ集でした。 普段は小説ばかりでエッセイをあまり読まないから、初めは読みにくかったけど、毎日少しずつ読んでいくうちに高山なおみさんと話をしているみたいになって、すごく親近感が湧いちゃいました! 言葉たちが、ぴったり自分の感情にリンクする...

心の深くまでさらけ出したような、 エッセイ集でした。 普段は小説ばかりでエッセイをあまり読まないから、初めは読みにくかったけど、毎日少しずつ読んでいくうちに高山なおみさんと話をしているみたいになって、すごく親近感が湧いちゃいました! 言葉たちが、ぴったり自分の感情にリンクするところもあれば、「そういう考え方もあるのか」と気付かされる部分もあったり。 クラムボンの原田郁子さんの解説や、巻末のメニュー集も含めて素敵なエッセイでした!

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