れんげ荘 の商品レビュー
群ようこさんの小説は、出版されるたび、 主人公が自分の年齢と」同じで」びっくり。 今回もはまりました。うなずきながら読んでます。
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題名に惹かれて手に取ってみたこの本。 月10万円で生活し始めた主人公にあこがれてしまい、将来はこんな生活をしてみたいな~なんて思いました。 基本的に私めんどくさがりですから(笑)
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私も燃え尽き症候群になる手前で前職を辞めたので、この主人公の気持ちに共感するところが多く、読んでてスッと心に入ってくる言葉も自分に言われているみたいだと思いながら読んでいました。 本もすごく好きなテンポでしたが、かもめ食堂のように映画化になっても素敵なんじゃないかなと思いました。 引用:「どうしようもなくて、ここにたどりつきました」 という雰囲気ではなく、 「私がここを選びました!」 これって、生きていく上で私が常に持っていたい思いであることを改めて意識しました。 また、読み返したいなと思います。
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45歳独身女性。 広告代理店で働くバリバリのキャリアウーマンだった彼女。 何もかもいやになり、数千万の貯金を糧に オンボロアパートでの無職生活を始める。 梅雨にはカビに、夏には蚊に、冬には部屋の中にまで侵入する雪に悩まされながらも、しだいにココロがほどけていく。 この作者どく...
45歳独身女性。 広告代理店で働くバリバリのキャリアウーマンだった彼女。 何もかもいやになり、数千万の貯金を糧に オンボロアパートでの無職生活を始める。 梅雨にはカビに、夏には蚊に、冬には部屋の中にまで侵入する雪に悩まされながらも、しだいにココロがほどけていく。 この作者どくとくのだらだらした文章が 内容にはぴったり。 でも読みにくかったかなぁ こういう生活、私には絶対にできない・・・
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ぼろいアパートに住むことが、絶対的によいことのように書かれている木がして、そこが少し気になった。お母さんは、実際にいそうな、現実味を持ったキャラクターだと思った。会社で働くということは、大変なことなのだなあ、と思った。ファッションとか接待とか。そういうところでは働きたくないなあと...
ぼろいアパートに住むことが、絶対的によいことのように書かれている木がして、そこが少し気になった。お母さんは、実際にいそうな、現実味を持ったキャラクターだと思った。会社で働くということは、大変なことなのだなあ、と思った。ファッションとか接待とか。そういうところでは働きたくないなあと思った。
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会社をやめ、一生働かずに、貯金を崩して月10万円で暮らすことに決め、ボロボロのアパート「れんげ荘」に引っ越してきたキョウコ、独身、四十五歳。 今日的なテーマだなあと思って、興味をひかれ、読んでみた。 れんげ荘での暮らしぶりはいちいち面白く、軽いタッチで読み進められるのだが、キョウ...
会社をやめ、一生働かずに、貯金を崩して月10万円で暮らすことに決め、ボロボロのアパート「れんげ荘」に引っ越してきたキョウコ、独身、四十五歳。 今日的なテーマだなあと思って、興味をひかれ、読んでみた。 れんげ荘での暮らしぶりはいちいち面白く、軽いタッチで読み進められるのだが、キョウコがひとり暮らしをする原因となる母との葛藤や、思いきった決断に至る理由にどうも説得力がない。 キョウコがあくまでひょうひょうとして、重みがまるでない。人生まだ半ばで、はや何もしないという重大な選択をする割には、力強さがないのだ。なにか人間が薄っぺらい。 理解のない母親に対する処し方も、やけに子どもっぽい。四十五歳にもなった大人の女が、齢七十を越えた老親に、もう少し寛大な気持ちになってやれないのかと、イライラした。 すらすらと読めるので、これはこれでいいのかもしれないが、この物語を読んで、「あたしも会社をやめて、月10万円で暮らしていく!」と本気で決意する人はいないだろうなあという読後感が残念。
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一気に読みました。 れんげ荘の住人や主人公の兄がとても良い人だった。蚊の襲来やカビや雪が部屋の中に降る様子などを想像しながら楽しめました。 ただ、主人公の母にはイライラしました。
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奇しくも「猫に時間の流れる」と同じような下町のアパートが舞台だが、かなり読みやすくて安心できる。猫は通りすぎるだけだけどね。45歳で3千万円以上貯金して「働かない人生」を選択したヒロインが超オンボロアパートで、徐々にスローライフに馴染んでいく姿が、昔、島根の山村奥地のアパートに暮らしてた頃を思い出させr。
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45歳の大手広告代理店で働くキョウコが何もかも嫌になって 仕事もやめて家も出て月3万円の家賃のれんげ荘という アパートに住んで暮らす話。 隣人たちは個性ある人ばかり、れんげ荘もカビが生えたり、 蚊が大量発生したり、極寒だったりと難のあるアパート。 その中で日々を生活して...
45歳の大手広告代理店で働くキョウコが何もかも嫌になって 仕事もやめて家も出て月3万円の家賃のれんげ荘という アパートに住んで暮らす話。 隣人たちは個性ある人ばかり、れんげ荘もカビが生えたり、 蚊が大量発生したり、極寒だったりと難のあるアパート。 その中で日々を生活しているキョウコのつぶやきが書かれている。 貯金だけで何もせずにずっと生きていこうとしているキョウコ。 でも人生80年という現代に45歳で人生からドロップアウトして どうするのよって思って感情移入できなかった。 まぁこんな人もいるかもしれないねー、いてもいいかもねーって 客観的に読んだ。面白いけど、だから何的な本。残るものなし。
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大好きな群ようこさんの小説。 言葉や文が簡潔で分かり易く、ユーモアもあり、さすが群さんだと思いました。 まったりインドアが好きな人にはたまらない1冊だと思います。 特に大きなドラマもないけれど、淡々と日々が過ぎていく穏やかな雰囲気が良かったです。
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