たまごを持つように の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初から才能があった実良、ハーフの春、そして不器用だけどコツコツ努力を続けた早弥。3人の弓道部員のお話。 図書委員長の推薦で読んでみた本。 誉田哲也の『武士道~』シリーズと似た感じ。 中学生が主人公だから、それよりも読みやすい感じかな。
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弓道に向き合う主人公たちの姿がとてもさわやかでした。 ただ、私は中学弓道の現状を知らないのですが、始めて2年強で全国大会に行けるようなものなのでしょうか?という疑問が。。。 競技人口は少なめなのでしょうし、もしかしたら可能なのかもしれませんが、ちょっとご都合主義的なところを感じま...
弓道に向き合う主人公たちの姿がとてもさわやかでした。 ただ、私は中学弓道の現状を知らないのですが、始めて2年強で全国大会に行けるようなものなのでしょうか?という疑問が。。。 競技人口は少なめなのでしょうし、もしかしたら可能なのかもしれませんが、ちょっとご都合主義的なところを感じました。 そこを除けば、主人公たちの心の動きはとてもよく描けていると思いました。
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弓道部の中学生の物語。 メンタルスポーツの弓道。卵を優しく持つ手の力をつけながら、技術と精神的な成長をしていく。
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テスト期間中、図書館での勉強の息抜きの時に見つけてずっと気になってたのを読んでみました! 私は(元)弓道部で3日前に引退したばかりだったので何か弓道に関わってることがしたくて読み始めたので何か色々個人的な感情を込めて読んでしまいました。 登場人物たちは中学生だったのですが、そ...
テスト期間中、図書館での勉強の息抜きの時に見つけてずっと気になってたのを読んでみました! 私は(元)弓道部で3日前に引退したばかりだったので何か弓道に関わってることがしたくて読み始めたので何か色々個人的な感情を込めて読んでしまいました。 登場人物たちは中学生だったのですが、その全員のどこかが自分と重なってて、それか正反対だったりして。 私の弓道に対する想いは響子に一番近いかもしれません。 だから逆にその響子に対する周りの人物の考えとかが身に沁みたり。 引退する前にこの本を読みたかったなぁと思いました。
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中学の弓道部の話。 奔放で天才の実良、黒人と日本人のハーフで着実に力をつけている春、幼い頃から弓道をやっている有段者の由佳先輩。 3人に憧れを抱きつつも、上達しない自分に苛立つ主人公、早弥。 弓道というテーマはあまり見かけないけど、精神的な成長とも絡めてあってなかなか面白かった...
中学の弓道部の話。 奔放で天才の実良、黒人と日本人のハーフで着実に力をつけている春、幼い頃から弓道をやっている有段者の由佳先輩。 3人に憧れを抱きつつも、上達しない自分に苛立つ主人公、早弥。 弓道というテーマはあまり見かけないけど、精神的な成長とも絡めてあってなかなか面白かったです。地道に練習を積み重ねるしかないっていうあたり、今の自分にも必要なものだなあなんて思いつつ。 出てくる大人がいい人ばかりで安心感がありました(それがいいか悪いかはともかく)。ときたま変な日本語を披露する春のお父さん(ロバートさん)がとてもかわいい。
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弓道のお話、読んでて清々しくなる 成長を間近で感じることができて すごく気持ちいい。弓道もやってみたいなぁなんて ほんと影響されやすいからなぁ~ でも弓道をやってみたいのは、結構本気で思ってる でも思ってるだけで、行動には起こせないなぁと思ってるのもほんと
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ありそうでなかった弓道小説。 主人公は中学生。 作者さんは弓道未経験らしいけれど 射場の凛とした空気感や そのなかで響く弦音など、 よみがえるものが多かった。
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青春スポーツ物。 九州の中学校の弓道部が舞台。 人数は少ないがそれぞれが真剣に弓道と向き合っている。 不器用だが努力で伸びていく主人公。天才肌だが長いスランプに陥っている友人など登場人物も瑞々しい。 試合がドンドン進んでいき、すがすがしく読めた。
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弓道には「握卵」という言葉があるらしい。力を入れすぎるでもなく入れないのでもなく、たまごを持つように。最初から最後までさらっと読めました。あたたかい話。ただ、みんな善人という位置にあり、なんだか薄っぺらいような印象も。すぐ場面転換するところも残念、かな。
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中学校の弓道部のお話。 弓道という、一般にはあまりなじみのない世界も興味深く、 主人公たちの成長もしっかり描かれていて好もしい。 大変まっとうな、良質のYAです。 安心して学校図書館に買えます。 まはら三桃さんは、 2005年の講談社児童文学新人賞佳作受賞の「カラフルな闇」が気...
中学校の弓道部のお話。 弓道という、一般にはあまりなじみのない世界も興味深く、 主人公たちの成長もしっかり描かれていて好もしい。 大変まっとうな、良質のYAです。 安心して学校図書館に買えます。 まはら三桃さんは、 2005年の講談社児童文学新人賞佳作受賞の「カラフルな闇」が気になりつつ、 なんだか読み逃していた作家さんで初めて読んだんだけど、 とても良かったです。 中学に入って弓道を始めた3人の2年生部員。 早弥(さや)は、何をしても上達するのに人一倍時間がかかる。 そんな自分に苛立ちながらも、愚直に努力を重ねている。 実良(みら)は、感覚で動くためちょっとトラブルメーカー。 同じ初心者なのに天才肌で、たちまち上手くなったが、近ごろスランプ。 もう一人の春は、父が黒人、母が日本人の男の子。 静かにゆるぎなく、しっかりと弓道に精進している。 早弥、実良、春だけでなく、 先輩の由香、他校のライバル、 75歳の女性監督坂口先生と、弓道未経験・サッカー部出身の若い澤田先生、 春の父のロバートさんの怪しくもユーモラスな日本語など、 登場人物がとても魅力的だった。 「武という言葉は戦いを止めるという意味」というのは、 なるほど、深いな〜、と感心。 「一歩一歩しか歩けないのなら、長い間歩いていればいいのだ」 と自ら気づく、早弥の成長に拍手。 凛としてとっても品格のある作品だと好感を持ったが、 反面淡泊で少し物足りない感じ。 (これは好みの問題かもしれないが) ほとんどは、早弥視点の三人称で語られるが、 ところどころ、由香の視点になったり、 最後は、実良や春視点にもなったりしたのも、ちょっと気になった。 弓道って、昔からちょっと憧れがあって、 やるならアーチェリーより弓道がいいなあ、なんて思いながら、 この年になっちゃったんですが。。。もう遅いかなあ。。。
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