くまちゃん の商品レビュー

角田光代【著】

2024/10/03

なんだか しみじみ よかったぁ〜。
ふられたって ふったって そんなのをいっぱい食べて 女子は女性になるんじゃないか(時代的に不適切な表現かもしれないけど・笑)
相手のことを 一生懸命に思う気持ちは なんにもかえられないし 正解もないし。けど ある日 気がつくんだ。
なんか違う？って。自分を客観的に見えてしまう瞬間が来て そこから また 明日がはじまる〜みたいな。
「こうもり」の153ページの 槙仁が知っている 成功のこと。つい 「そうなのよ！」と叫んでしまいました(笑)

2024/09/29

レビューというか一言
書いておきたくて再読。

せっかく読んだ内容を
忘れないように･･･！

学生以上・社会人未満
の揺れる心を映し出す
物語。

フったり、フラれたり。

そんな時代あったなあ
･･･

だらしなくて刹那的で
将来のことなんて何も
考えてなかったあの頃。

フラれることには旅を
一回することくらいの
よさがある─

角田さん、あとがきで
いいこと言ってます♪

2023/10/23

感想
好きな気持ちだけ。純粋な恋愛なんてない。お金をいくら稼いでいるか、社会からどれだけ認められているか。それがなくては一緒にいられない。

2023/09/14

まさに私と同じ年代、もしくは少しお兄さん、お姉さんたちのお話。
いい意味で活気があったあの頃。
自分の心の引き出しに閉まっていた微笑ましい過去や小っ恥ずかしい過去がページをめくるたびに溢れ出てきた。
懐かしくもあり、切なくもあり。
あなたもどうですか。
少しだけタイムスリップして、過去と向き合ってみませんか。

2023/04/16

色んな男女、そこには色んな恋愛がある。
それを連作のように繋げた本書。

愛について悩んでいる今、この本に出会ったのも偶然ではないんだろうと思ってしまった。
自分の仕事、相手の仕事、その価値を通して個人の価値を感じでしまうことは往々にしてある。そして、パートナーに自分にはない価値を求めてしまうことも。
そこにあるのは愛なのか、価値を感じて欲しているだけなのか。

登場人物が数珠繋ぎになってるのも楽しくて、するする読み切った。

2023/02/16

連作短編で恋愛模様が描かれたお話。
タイトルや装丁に惹かれて何度か図書館で借りたものの、なかなか読み進められず、
今回やっと読み切れました。
振ったり振られたり、いろいろあるよなーと考えながら読みました。

2022/07/10

たまには恋バナも良かった。短篇の登場人物が絡み合い、時間軸も年単位で進む。現実的な気もする反面、三十過ぎて恋だの言ってると仕事も子育ても出来ない。こんな暮らしが当たり前なのだろうか？そうなら少子化の原因はコレだ。

2022/07/04

ふられた人をふった人が次の話の主人公。魅力的に思えた人もふられるんだね。捨てる神拾う神。くまちゃん。

2021/10/11

まさしく失恋をしたばっかりの
今の自分を救ってくれた本

体を裂かれるような痛みを思い出しながら
1ページずつ捲った

2年間友達で2年間恋人だった人と別れて
自分の一部がもぎ取られたような
喉が引き絞られるような感覚に戸惑っていたけど

お互い必要な時に相手を見出すことができて
でも、お互いもう必要としないくらい
この1年間で変わったんだな
と思えた
いい方向にも悪い方向にも

忘れられない大切な1冊になった

2018/08/20

角田さんが振られ小説を書きたくて8篇の振られた人の話をオムニバス形式で描いている。
くま好きのあたしとしてはかわいいくまさんが出てくるファンシーな話かとおもったので生々しい恋愛のしかも別れ話ばっかでちょっと残念だった