現代アート、超入門! の商品レビュー
フォーヴィスム、キュビスム、さまざまな流派や代表的なアーティストについて学ぶことができる。 基本的に現代アートって、「わからない」から始まって良い。 わからないものをどう感じるか、のようなことを教えてくれる。
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現代アート入門書は世に多数あるが、それはアートに精通している人が書いていることが多く、一般人にとっては結局読んでもよく分からないことが多い。 そんな中で、元「フツーの人」である著者が、「フツーの人」に向けて作成したのが、この「超入門書」である。 そのため一般人にも理解できるような工夫がされており、例えば具体的な作品をもとに現代アートを説明していて、とても理解しやすいし、何よりも読みやすい。 この本はすごい!読んだ前と後では自分が変わったかのように感じる。 今までは自分にでも描けると思ったピート・モンドリアン『コンポジションⅡ』も、なんだか神秘的なようなものに見えてきた。 ひとえに、そうしてくれたのは著者の優しさがあったからだろう。なんて読みやすく温かみのある文章なのだと感動してしまった。 自分用メモ この中で一番好きだと思ったのは、ルネ・マグリット『光の帝国』
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現代アートとは?この問から、現代アートに関する本を調べた。美術館の壁にバナナを貼り付けただけの作品が、1000万以上で取引された話を知り、意味が分からなかった。分からないのならネットで調べよう!ではなく、本を読もうと思った。本はその物事の情報に正確性があるし、何より、その世界をい...
現代アートとは?この問から、現代アートに関する本を調べた。美術館の壁にバナナを貼り付けただけの作品が、1000万以上で取引された話を知り、意味が分からなかった。分からないのならネットで調べよう!ではなく、本を読もうと思った。本はその物事の情報に正確性があるし、何より、その世界をいっぺんに知ることができるのだ。 本書は、先の私の問に答えを教えてくれた。美術の世界の曖昧さから、現代アートの捉え方まで描かれている。 結局は感性であることに間違いはないのだが、少しでもその作品の背景を知っていると、鑑賞がより深みを増す体験になると感じた。 別に、その作品の価値が分からない事は悪くない。むしろ、自分の価値観、物差しで見てみることが大事だ。そう教えてくれた。 現代アートには社会風刺的側面が強く現れているように感じた。美術への挑戦とか、自分の内なるものを表現している自由な世界だった。
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現代アートの見方を丁寧に教えてくれる本。 各セクションごとに一つの現代アートを取り上げ、そのアートについて掘り下げていく形式をとっている。 絵の解説については前提知識をほとんど必要とせず、入門者にとってはかなり読みやすい本だと感じた。 各絵の解説の後に、アートの遍歴を解説している...
現代アートの見方を丁寧に教えてくれる本。 各セクションごとに一つの現代アートを取り上げ、そのアートについて掘り下げていく形式をとっている。 絵の解説については前提知識をほとんど必要とせず、入門者にとってはかなり読みやすい本だと感じた。 各絵の解説の後に、アートの遍歴を解説しているが、同パートは少々込み入った内容であった。だがわからなくても本筋にはあまり影響がないため問題ないと感じた。 現代アートをちゃんと見れるようになりたいという方にはおすすめの一冊となっている。
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タイトル通りの現代アート入門書。象徴的な現代アート作品をピックアップしながら現代アートの解説を行う ・現代アートの最初はアンリマティス。それまではいかに現実に近いものを再現するか、その手法が色だったが、色彩それ自体に表現する力があると考えた └ 最初は酷評されたが若者の間で徐々に...
タイトル通りの現代アート入門書。象徴的な現代アート作品をピックアップしながら現代アートの解説を行う ・現代アートの最初はアンリマティス。それまではいかに現実に近いものを再現するか、その手法が色だったが、色彩それ自体に表現する力があると考えた └ 最初は酷評されたが若者の間で徐々にこの考え方が広まっていった ・アヴィニョンの娘たちはピカソがキュビズムを完成させた作品。対象を色んな角度から見て四角張った形で表現している ・現代アートを見るヒントで印象的なもの 「現代アートでは物質より考え方自体が評価されることがある→デュシャンの泉」 「わかったような、わからないような作品が作品を見る目を養ってくれる→光の帝国」
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現代アート史をゆるりとたどりながら、現代アートのいわゆる敷居の高さを一般人目線で少しずつ下げてくれる良書。
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ほうほうと思いながらサクサク読めて、いつもなら退屈な通勤時間も楽しく過ごせた 実情を知ると急に美しく思えなくなるものやことってあるよなぁ、と思った 知らずによしとしていたほうがいいのか、知って悪しと思うが良いか、どっちが良いってないとはわかってるけど難しい アートといえばなん...
ほうほうと思いながらサクサク読めて、いつもなら退屈な通勤時間も楽しく過ごせた 実情を知ると急に美しく思えなくなるものやことってあるよなぁ、と思った 知らずによしとしていたほうがいいのか、知って悪しと思うが良いか、どっちが良いってないとはわかってるけど難しい アートといえばなんでもありかっていうのも難しい 人間は秩序を保つ生き物であるのもまた事実だし アートを通して哲学的に考える機会をもらえるから、本当に面白いネ ピス・クライスト、おぉ。
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著者が述べている通り、 分かりやすく どんな人にも寄り添ってくれる 入門本だと思う。 現代アートを見に行きたくなる。
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現代アートはほんとに意味不明って思ってたけど、作品ごとに専門用語を使わずに解説してくれてたので、わかりやすかった。 〇〇(作者名)展とかではなく、網羅されてるものに行ってみたい!
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現代アートって、よく分からん という方にオススメの一冊 例えば、ピカソのゲルニカとかをどのように見ればいいのか など近代のアートの理解を深めたい人にオススメ
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