現代アート、超入門! の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった。「アート」に対する見方が変わる、広がる一冊でした。 従来の「アート」というのは美しいものであり、一つの意味があって、それを読み取るものという姿をイメージしがちでした。 ただ、それって近代の西洋絵画を鑑賞する時とかの鑑賞の態度なのかなって感じました。 そもそもそれに対するアンチテーゼとして現代アートってあるのかなと思うので。 ・具体的に何かを表しているとアートとしての価値が下がるので、とことん抽象さを追い求める ・そもそも作者が自ら作る必要なんてないよね、というデュシャンの泉。 ・そもそも既製品の製品の箱を模倣しただけのもの もはや何でもアートになりうる状態、そして最終的には美術館に長い間にわたってきれいな状態で保管するという、「時と場所の前提」さえも覆してしまってしまったため、正解がないんだなということも勉強になりました。 だから、これは近代西洋絵画を観る際など、すべてのアート鑑賞に通ずる見方だと思うんですが、「その作品自体を見て自分がどう感じるか」が本当に大事なんだなと思いました。別に小難しい解説書のような見方ができなくていいし、作品の中に意味が込められているとも限らないので、それに捉われず自分の感性を大事にしていこうと思いました。 この本読んでよかったです。
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美術館に興味が全くなかったが、行ってみたくなった。アートだけでなく、ものの考え方にも通じる部分も多いと感じた。ビジネスにも通じる部分は多い。
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「アートは無言化した。」このフレーズが印象的だった。他者に語りかけることのない、作者の内面的感覚の具現化としてのアート作品が増えていることについて、筆者はIT化の進展をその理由として挙げているが、これに付随して、相対的な人文科学の価値の低下があると思う。人文科学は自然科学と比較し...
「アートは無言化した。」このフレーズが印象的だった。他者に語りかけることのない、作者の内面的感覚の具現化としてのアート作品が増えていることについて、筆者はIT化の進展をその理由として挙げているが、これに付随して、相対的な人文科学の価値の低下があると思う。人文科学は自然科学と比較して実用的な価値が低いとされる現代では、人々は社会を自分自身で解釈することの必要性、実用性を見失っているように感じる。
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「アート鑑賞超入門!」に続いて読了。本書は、よくある現代アート史の解説本に類するものですが、とても読みやすいです。初心者向けて、私にはぴったりでした。 絵もカラーで載っているので見やすいです。 ただ、ワークがyes or noの2択ばかりで、あまり工夫は感じませんでした。著者も本...
「アート鑑賞超入門!」に続いて読了。本書は、よくある現代アート史の解説本に類するものですが、とても読みやすいです。初心者向けて、私にはぴったりでした。 絵もカラーで載っているので見やすいです。 ただ、ワークがyes or noの2択ばかりで、あまり工夫は感じませんでした。著者も本文中で言っているように、現代アートは知識が必要な部分が大きいのでやむを得ないのだとは思います。
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たしかに 今までの類書はすごそうなところの解説はあったけどほんしょは わからない から入るという斬新な解説だった ただ、もう少し なぜ高い評価を受けているかの説明があるとよりよかったな
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現代アートが何たるかを全く分かっていない私ですが(さらに言うと、古典アートもよく分からない)、 それでもとても楽しめた本でした。 面白くて一気読み。 むしろ、そういう人こそ、ちょっと一休みして読むべき本かもしれない。 著者は、アート素人の読者に対して、現代アートをどのように鑑賞...
現代アートが何たるかを全く分かっていない私ですが(さらに言うと、古典アートもよく分からない)、 それでもとても楽しめた本でした。 面白くて一気読み。 むしろ、そういう人こそ、ちょっと一休みして読むべき本かもしれない。 著者は、アート素人の読者に対して、現代アートをどのように鑑賞したらよいのか、 そのヒントを実際の作品を事例に教えてくれます。 しかも、とても「やさしく/わかりやすく」。 これを読んだら、きっと美術館に行きたくなること間違いなしです。 ちょっと偏見が入っているかもしれませんが、自分なりの解釈。 昔は、現実のものを現実通りに絵にすることが流行っていた。 そこから段々アートは進化して、どんどん自由になっていった。 (ちょっと自由になり過ぎて、ついて行けない感もあるが。) だから、鑑賞の方法や感じたかも人それぞれ自由でOK。 むしろそこに答えを求める方がダメかもしれない。 僕たちは、これまで学校では正しい答えを導き出すことや 仕事では正しいと思われる答え(仮説など)を持つことを強く薦められてきた。 が、アートのような世界は、正解がない(仮説も持たない)世界や 人それぞれの解釈があってそのままにしておく(どちらが優れているかを決めない)世界がある、 ということでしょうかね(そんなことは本には書いていないけど)。
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マコなり社長の動画でオススメされていたので購入。 現代アートを見る上での観点や歴史的背景を具体的な絵画に基づきながら解説されており非常に良い本。 丁寧な説明であり、著者の意見を押し付ける形では全くないことが好印象。アート思考などが叫ばれる現代において必須と言っても良い書籍。
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現代アートとは何か、わかりやすい視点と文章で書かれていて読みや水内容でした。マティス以降、現代にいたるまでにポイントとなるアーティストと作品を例に挙げ、全体を通し、その作品が出来た背景含め理解をすることで本当の価値に気が付けるという内容で理解し易かったです。
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現代アートを解説しているというよりは親しみやすくしてくれる本。わからないと嘆かなくてもいいよ、感性だけで見ることもいいことだよ、作者の経歴やアートの歴史を知った上でだとまた面白いことがあるかもね、と全ての鑑賞を肯定してくれる。
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2020.02.25 アート系の本を3冊連続で読んだ。一冊飛ばせば4冊連続である。現代アートのスタンス、立ち位置みたいなものをざっくり掴みたくて読んだ。掴んだのか掴めてないかなんとも言えないが、面白くて刺激的であることは間違いない。
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