臓物大展覧会 の商品レビュー
読んでるだけで臓物の臭いがしてくる短編集。 グロを比喩じゃなくて直球で表現してくるから痛い臭い気持ち悪いことこの上ない。 この人のSFとホラー混じった感じが最高に好き。 『透明女』が突き抜けてるから他が物足りないかもしれない。
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グロ描写は単純にぼかすのではなく比喩表現を駆使する方が好みなのですが、直接的な描写が延々続くと攻撃力高いんだなとよくわかりました。「透明女」エグイ…… 「悪魔の不在証明」を真相を踏まえて人物や動機を置き換えてみると楽しかったり。どちらが真相かはわからないけど、こっちの方がシンプルだよなあ。 短編集「海を見る人」が大好きなものの、後味が悪い作風と聞いていたので他の作品は敬遠してたのですが、思ったよりスラスラ読めました。ただ人物描写が端的で特徴をよく捉えていたものの、「海を見る人」より浅い気がしたのが気になります。まあこれで人物描写まで深かったらグロ描写が痛々しくなりすぎるのでわざとかなあとも思いますが。
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この人は本当に気持ち悪いものを気持ち悪く書くなぁ・・・。 でもなんだか読みたくなる不思議。 人目のあるところではブックカバー推奨。
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全体的にオチが弱い。「透明女」がグロかった。星新一のオマージュと思しきものも1つ。「SRP」と「造られしもの」が面白かった。
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いつもながらグロすぎ。グロすぎて手に力が入らなくなる。 「十番星」と「悪魔の不在証明」が特に楽しめた。
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「気持ち悪いモノが体の中に入ってるという再確認」 臓物はそそられるよネ。 臓物出てくる話少ないけど。 小林先生らしい短編集。 人間ってどうして臓物食べるのか。 自分の臓物はダメなのに。 気持ち悪いのに。 気持ち悪いのに。 気持ち悪いのに。
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とにかく描写がグロい。活字を追っているだけなのに、目の前にぐっちゃぐちゃの臓物が浮かんでくるようで気持ちが悪くなってくる。 が、それがどうも癖になってしまう。自分を解体して自分で咀嚼していく話が、個人的に最も気持ち悪かった。 誘拐の話が一番シナリオとして好きです。
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一番怖いのは「透明女」 一番すきなのは「攫われて」 小林泰三さんの小説は当たりはずれがものすごく大きい気がする……
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なんだかラストがよくわからない話がいくつか(十番星とか)。悪魔の不在証明はメイン二人がそれぞれ嫌な感じな人なので、どちらにも感情移入できなくてフラストレーションがたまったけど、なかなか面白かった。
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好きな作家の一人。 変態描写人間として、一目置いている先生であります。 泰三。「タイゾウ」ではなく「ヤスミ」と読む辺りにすでに変質性を感じるぜぇ。 「ぁぅぇぇぉぉぉっっヶッッャョュ」 悲鳴ですよ。これ。 こんな、よくわからない人間の表情とリアルな臓物の表情をグチャグチャと混ぜて…うげぇ ストレートで気持ち悪い表現を、ここまで全力投球できるものか…肩壊すぞ。 ただ、気持ち悪いだけではなく人間の感情というか、ヒューマンドラマ的な要素もしっかり短編で纏めてくるあたりが巧いなぁと思う。きいきい。 また、ホラーとSFの両面を話に巧く織り込んできいきいなので妄想好きの人は、はまり易いんきいきいきいんではないかな。 気持ち悪いけど、後味が悪くない。 だから、おかわりしてしまう。きいきいきい。 今回の作品は他の作品に比べてクオリティがきいきいきいきいなので星三つ。 「臓物大展覧会」という表題を掲げられる環境と地位にきいきい、星一つ。きいきい。 きいきいきいきいきいきいきいきい。
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