体温を上げると健康になる の商品レビュー

齋藤真嗣【著】

2010/01/27

アンチ・エイジングを専門とする医師による著書。

はじめに
低体温はがん等、万病の元となる。
体温が一度下がると免疫力が30%落ち、一度上がると500～600%アップする。
体温を一時的に上げる努力をし、恒常的に高い状態に保つ努力することにより、健康的な人生を手に入れることができる。
体温を上げるには、筋肉を鍛える。

第1章
体温が高くなると白血球の質がよくなり、免疫力が高くなる。
酵素は生命体維持のさまざまな化学反応（食物やアルコールの分解、栄養の吸収、老廃物の排出）を起こす触媒。が活性化するのは体温が37度台。酵素が壊れるのは最低でも48度以上。体温があったまる分には、酵素が壊れる心配はない。

風邪をひいたらお風呂に入るが新常識。決行を良くし、酵素活性を高めることで、免疫力が高まり、ウィルスを撃退する。また風邪薬は血行がさらに悪くなり低体温を招いて免疫力が低下してしまう危険性があるので、飲まない方が良い。多少の熱で解熱剤はもってのほか。代わりにビタミンCとマグネシウム。

ガンは低体温で発祥しやすく増殖も早くなる。逆に、体温を上げることによって、NK細胞を活性化することができる。体がガン細胞と闘うことを助ける。
男性ホルモン（テステトロン）は30歳をピークに年に1%ずつ低下していく。ストレスにより急激に低下してしまうと男性の更年期障害となり、うつ病に似た精神症状が現れたり、EDになったりする。
またテステトロンの現象により、内臓脂肪が蓄えられやすくなり、悪玉ホルモン（アディポサイトカイン）が産出され、メタボの症状（糖尿病、動脈硬化の誘発、高血圧など）が出る。この解決には、生活習慣の改善、ライフスタイルの見直しを図るとともに、体温を恒常的に上げることにより基礎代謝を上げることにより、内臓脂肪の解消を図る。

まずは、一日一回体温を上げる生活を試みる。朝起きてウォーキングしたり、白湯を飲んだり、お風呂に入ったりするという方法を取る。この恩恵として免疫力の活性化が上げられる。
さらには平熱が徐々に上がっていくような生活を送ることが望ましい。それには筋肉を鍛える。

つづく

2010/01/25

体温を上げることが大切なのは前から知っていたが、どのように上げるのか・上げるのはなぜなのかまでは分からずにいたが、この1冊で解決した。

2010/01/24

健康というとすぐ長生きのことを考えていたが、そうではなく、
なんだか今日は調子が良い、と思える状態のこと。
そうなるとパフォーマンスだって変わってくるのは言うまでもない。

健康であるために体温を上げる。
体温を上げるために筋肉を鍛える。

この本を読んで、
①朝起きた後と夜寝る前に白湯を飲むようになり、
②片道３０分かけて徒歩通勤を始め、
③電球を点けたまま寝ることがなくなった。
それだけでも確かな効果を実感でき、いつの間にか習慣になった。

この、意志ではなく習慣を利用する仕組みを仕事や勉強にも応用させるのが、
巷で流行の仕事術や勉強法なのだろう。
何より健康は数値では測れなくとも、最も手ごたえを得やすいように思う。

2010/01/18

体温が1度下がると、免疫力は30％も低くなるのがわかった。
やっぱり健康でいることが１番大事だと改めて思った。

2010/01/17

さくさくさくっと読み易い本。

お掃除本と一緒で読んでいるとモチベーションがあがってくる。

基本はやっぱり「きちんと生活すること」なのだ。ちゃんとしたものを食べて、きちんと寝て、適度に体を動かす。これです、これ。

2010/01/24

ベストセラーで既に40万部。レビューでも支持の声が多く寄せられ、一方で懐疑と批判の声もあって・・・と毀誉褒貶のある本。ただこれだけ支持されているのはやはり、多くの人が何となくの体調不良の原因がわからず、医者に行っても薬を出されるだけ、というフラストレーションを抱えているからだと思う。自分もここ２年くらい体調不良に悩まされていたが、平常時体温が36℃しかなく要するに低体温だった、と目を開かされた。

話は自律神経やホルモンに始まり、食事、運動から生活習慣にまで及ぶが、根底にある主張は一貫して、筋力を鍛え、体温を上げること。○○を食べるだけでよい、といった安易な健康法に逃げず、筋力を付けなければ問題解決する訳がない、と正攻法で迫る姿勢が良いと思う。

総じて高体温の副作用には触れておらず、またトマトを食べたから反抗期がなかったってホントか、とか、朝忙しい人には生ジュースといいながらジューサーの掃除はどうするの？、とかツッコミどころは満載だけれども、健康法は三日坊主が常なので、これくらいの勢いで諭してもらった方が、読者のためになるのかもしれない。

2010/03/25

本屋で大量に平積みされているなあと思っていたら、
気がつけば40万部のベストセラーであった。
それだけ自分が「低体温である」という自覚がある、
あるいは健康に対しての意識が高いということだろうか。
かくいう僕も低体温の自覚があったので本書を手にしてみた。

この本の大前提は、
「体温が1度下がると免疫力は30%低下する」ということであり、
逆に「体温がたった1度上がるだけで免疫力は五倍から六倍も高くなる」ということ。
タイトルどおり体温を上げることが健康につながるということだ。

ちなみに低体温とは平熱が三十六度以下、
健康な人の場合は平熱が三十六・八度　±　〇・三四度であるらしい。

では、何をすれば体温が上がるのか。
どうやら筋肉を鍛えることが大切なことなのだそうだ。
筋肉量が増えることで基礎代謝量が増える。
基礎代謝量が増えることは、すなわち体温アップにつながるらしい。

ただ、別にきつい筋トレをしろというわけではないようで、
特におすすめされているのはウォーキングを毎朝30分、
雨の日も風の日も行うこと。
そして、3日に1日程度の筋トレを3～5分くらい（腕立て、腹筋、スクワットなど）。
まあ、しかし、運動自体は簡単なようでいて、
日常生活の中で継続していくのが難しい…。

ちなみにウォーキングは「朝」やることがオススメされている。
著者の示す理想的な生活では、5時起床でウォーキング、
なので就寝は10時が理想的であるらしい。
「そんなの無理だよ！！」と思ったら、
現代の生活では難しいし、自分自身もできているわけではないと。
ただ、この理想にどれだけ近付けられるかなんだろうなあ、と思った。

そんなわけで、「体温を上げる」ということをキーワードに、
どういう生活をすればいいか、具体的にアドバイスされている。
あとはこれをどれだけ自分の生活に合わせて取り入れ、実行するかだなあ。

そういえば昔、テレビのドキュメントでB'zの稲葉が体を冷やさないように、
冷たい飲み物は飲まないようにしたり、体を鍛えたりしているシーンがあった。
常に最高のパフォーマンスをするために体のケアからストイックに取り組んでいる、
そんな内容だったのを思い出した。

2010/01/05

以前から体温を上げることの大切はうたわれていたようだが、具体的にわかりやすく述べられた健康本。
健康維持を志す人たちの最初の一歩の書だ。
・体温が下がると免疫力は30％低下する。
・解熱剤/頭痛薬の乱用は良い事なし。
・筋肉が増えれば、体温は上がる。
・自律神経のバランスが崩れると低体温になる。
など・・・。
生活習慣を一から見直す必要を感じさせてくれた。

2009/12/23

空手部で学んだことがそのまま書かれています。
http://ledmonster.seesaa.net/article/136352764.html

2009/12/20

体温が1度下がると、免疫力は30％も低くなるそうだ。確かに昔に比べて平熱が下がったなぁと思ってたところ。手足が冷えるし、代謝も悪くなった感じ。運動も足りないしなぁ。早寝早起き、適度な運動、食事、当たり前のことが書いてあるんだけど、実行に移すのは大変。ここらでちょっと一念発起して、自分の健康も見直してみるとするかな。