ロング・グッドバイ の商品レビュー
古い訳本は読んでいなかったけど、時々出てくる有名なセリフはどんな風に書かれているか気になるところ。読みやすいけど、時代背景とか理解できていないために受け止めきれなかったきがする。 主人公の意地っぱりなやせ我慢を胸に押し込めているところが、ハードボイルドの権化たる所以か。泣き笑う素...
古い訳本は読んでいなかったけど、時々出てくる有名なセリフはどんな風に書かれているか気になるところ。読みやすいけど、時代背景とか理解できていないために受け止めきれなかったきがする。 主人公の意地っぱりなやせ我慢を胸に押し込めているところが、ハードボイルドの権化たる所以か。泣き笑う素直さがなくても、友情の大事さは決して失わない揺るがなさがすごい。
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これは先に後書きを読んだほうがいいかも。物語的にはネタバレになるけど、長い本編を読むモチベーションになると思います。
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村上春樹が言うほどの良さをまだ十分感じてはいませんが ここのところ、バーに行けばついついギムレットを頼んでしまいます。
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「ギムレットには早すぎる」で有名な小説。 すごくよかった。ハードボイルドやっぱり好きだ。 フィリップ・マーロウが格好良すぎる。シリーズの他のも読んでみようかな。
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村上春樹翻訳本 初めてのチャレンジですがついつい引き込まれて 寝室の電気が深夜まで続きます。 マーロウ探偵がいつ鉄拳が飛び出すか楽しみです! 今夜も彼の行動が見物です!
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仮面ライダーWに登場していたと言う安直な理由で読了。翻訳本はあまり嗜まないのですが、訳者が村上さんだったので安心して読み進められました。
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1Q84をそのまま買うのも癪だったので、こちらをいったん経由。 村上春樹の訳は秀逸だと思うのだけれども、この作品はその文体が命なのだろうからやっぱり原文でよまないと仕方がないのかなとややあきらめつつ。 話としては特に取り立ててというものでした。
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まず、僕は清水俊二訳の『長いお別れ』を読んでいない。同じレイモンドでもカーヴァーの物しか読んだことが無いし、ギムレットよりもマティーニの方が好きだ。 そして読んでいて、すごく不思議な気持ちになったのは、これが翻訳だからだろう。僕は、村上春樹の書き下ろしを読んでいるような気持...
まず、僕は清水俊二訳の『長いお別れ』を読んでいない。同じレイモンドでもカーヴァーの物しか読んだことが無いし、ギムレットよりもマティーニの方が好きだ。 そして読んでいて、すごく不思議な気持ちになったのは、これが翻訳だからだろう。僕は、村上春樹の書き下ろしを読んでいるような気持ちになった。 アメリカ文学風の言い回し、突飛でしゃれた比喩とユーモア。そんな「村上春樹調」は、もともと彼がチャンドラーをはじめとするアメリカ小説に耽溺するなかでできあがったものだと自身が振り返っている。 でも、そこから学んだ当の本家を日本語に移すに当たって、「心して原文に忠実に翻訳した」と書いているが、それでもやはりどこか「村上春樹調」を残すのはこの小説が、彼にとってのひとつの原点だからだろう。 「to say goodbye is to die a little」
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作品自体がすぐれているからか、それとも村上春樹の翻訳が素晴らしいのか。 とにかく本の分厚さがまったく気にならず、すらすらと読めてしまった。 昔のミステリー作品なんて今読んでも面白くないだろうという、何の根拠もない勝手な考えをもっていたのだが、 後半は予想を裏切る展開などもあり、久...
作品自体がすぐれているからか、それとも村上春樹の翻訳が素晴らしいのか。 とにかく本の分厚さがまったく気にならず、すらすらと読めてしまった。 昔のミステリー作品なんて今読んでも面白くないだろうという、何の根拠もない勝手な考えをもっていたのだが、 後半は予想を裏切る展開などもあり、久々に満足のいく本と出会った気がした。
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村上訳の本は好きだ。とっかかるところが少ない。 (まあ、今回は釈迦に説法という訳にひっかかったが) マーロウがいい人間じゃないところが面白く、行動に一貫性の見られないところが好ましい。
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