ジーザス・サン の商品レビュー
アメリカの短編小説を語る時に外せない一冊、と言われているのに未読でありました。ジミ・ヘンドリックスを聞いて文章を書こうと思ったとか、その辺の発想からして凡人とは違う...。タイトルはルー・リードの「ヘロイン」の一節からとったそうで、基本的に同じと思われる主人公が語るヤク中、アル中...
アメリカの短編小説を語る時に外せない一冊、と言われているのに未読でありました。ジミ・ヘンドリックスを聞いて文章を書こうと思ったとか、その辺の発想からして凡人とは違う...。タイトルはルー・リードの「ヘロイン」の一節からとったそうで、基本的に同じと思われる主人公が語るヤク中、アル中の話。最後に立ち直りつつあることが暗示されているものの基本的には悲惨な話の連続が、詩のような文章で綴られており凄いことは分かりますが、これは読む人を選ぶなぁ、と。
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たまらんなぁ。こんな文章にあこがれるなぁ。独特の文体は、詩的な表現と状況説明のギリギリの勝負をしているのが分かる。熱のこもった、いっぽも抜け出さない文体をキープしているのがすごい。もうそれでも六年くらい前の作品になっている。今はどんなの書いてるんだろう。
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[関連リンク] デニス・ジョンソン(作家)『ジーザス・サン』を読む - 関内関外日記: http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20151009/p1
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柴田元幸さんは素晴らしい翻訳家だけれど、柴田さんが好んで訳される作家は私は苦手かも。アメリカの泥酔者、麻薬中毒者の物語は私には悪夢にしか見えない。
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前知識なし。 ドラッグと酒で時間も倫理観も展開もぶっ飛ぶ。もう死んだ、いずれ死ぬ、いつかいた、幽霊がたくさん出てくる。 通して悲惨な生活を送る人の語りだが、たぶん擦り切れた生活が普通なので、淡々とした語りになるんだろう。 美しいものへの賛美にほっとするが、それも幻覚の効果か?...
前知識なし。 ドラッグと酒で時間も倫理観も展開もぶっ飛ぶ。もう死んだ、いずれ死ぬ、いつかいた、幽霊がたくさん出てくる。 通して悲惨な生活を送る人の語りだが、たぶん擦り切れた生活が普通なので、淡々とした語りになるんだろう。 美しいものへの賛美にほっとするが、それも幻覚の効果か?神の啓示みたいな奇跡体験についても? そこに癒やしを見ているのが、一番哀しい事かもしれない。それしか救いがないと言ってるようで。 心に残ったのは最初と最後の二篇。どちらも最後の言葉が印象的。 ブログ:http://goo.gl/w1EBhs
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途中で断念した方も多い様ですが、 とりあえず最後まで読んでみて欲しいです。 始めは「?」と思う所もありましたが、 それでも時折心を震わせてくるこれは何なのか。 「どんな状況にある人間でも、生きるってこんな風だよね」と感じました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 『ダンダン』―俺はダンダンから薬をもらおうと、農場まで出かけた。 しかしダンダンは、銃で知り合いを撃ってしまったという。 ブレーキの効かない車で、死にかけた男を医者まで送り届けるドライブが始まった。 『仕事』―俺はホテルでガールフレンドとヘロインを打ちまくっていた。 喧嘩をした翌朝、バーで金儲けの話に乗ることにした。 空き家に押し入り、銅線を集めて、スクラップとして売る仕事だった。 『緊急』―俺は緊急治療室で働きはじめた。 ぶらぶらするか、雑役夫と薬を盗むしかなかった。 深夜、目にナイフが刺さった男が連れられてきた。 手術の準備中、雑役夫がそのナイフを抜いてしまった。 最果てでもがき、生きる、破滅的な人びと。 幻覚のような語りが心を震わす、11の短篇。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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90年代終わりぐらいの、新潮クレストのムック本なんかに名前が出ていて、どんな作家なのかと思っていたのだが、まあーヤク中アル中のだらけた連中の日常という感じで、それで? という印象しかない。なんか馬鹿らしくなって3分の1ぐらいで終了。
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アメリカの小説らしさ、虚無感みたいなものは伝わってきましたが、やはり柴田さんの訳はオースターに合うと思いました。
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ジミヘンのギターに影響を受けて文章を書き始め、短編集のタイトルはルー・リードの歌詞から拝借ーこれだけで本作がクズ文学の系譜に存在しているのを察知できるだろう。それも徹頭徹尾投げやりで、とびきりダウナーなやつ。無為で無意味にすら届かない無効な日々を描きながら、最後の一文で命綱を断ち...
ジミヘンのギターに影響を受けて文章を書き始め、短編集のタイトルはルー・リードの歌詞から拝借ーこれだけで本作がクズ文学の系譜に存在しているのを察知できるだろう。それも徹頭徹尾投げやりで、とびきりダウナーなやつ。無為で無意味にすら届かない無効な日々を描きながら、最後の一文で命綱を断ち切るかの様な衝撃を投げつけてくる。誰もが上昇を求める世界で1人急降下への野心を滾らせるその世界観には、否が応でも震わさせられてしまうでしょう。そうそう、俺たち全員神の息子なんだって、知ってた?まぁ、1人残らず母子家庭なんだけどね。
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