生きてるだけで、愛。 の商品レビュー
解説がひどかったが、めちゃくちゃな「メンヘル」の脳内モノローグとしては満点。『乱暴と待機』といい、転げ落ちていくようなリズム感がいい。
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メンヘラの時(2018?! )に読みたいと思ってメモしたけど、結局7年くらい読んでなくて、当時のメモを発掘して購入。 もうメンヘラじゃないから主人公にあまり共感はできなかった。 なんで、生きてるだけで、愛ってタイトルなんだろうと思った。 最後に津奈木がなんで寧子と一緒にいるのか、って答えを聞いたときのセリフが印象に残った。 そうだよね、あたしは、あたしとは別れられないんだよね一生…。 あまり共感はできなかったけどまた読み返したいと思った。 本谷さんの別作品も読みたいと思った。 ******** でも俺はいろんなものを自分に近づけないようにしただけだったのに、寧子はゲロ吐いて頭から血流したまま意味もなく走ってて、すごいと思ったよ。土手をずっと後ろからついて走ってた時に、パルコ死ね、パルコ死ねって叫んでる寧子の青色のスカートの裾が揺れてきれいだったんだ、すごく。こういう意味がわかんなくてきれいなものがまたみたいと思ったから
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寧子の躁と鬱の表現がリアルに書かれていて良かった。 「あたしはさあたしとは別れられないんだよね一生」 この言葉が1番刺さった
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ラティーナから逃げ出したところからのシーンが、寧子が思って話してる言葉が、今の自分には刺さりすぎて。「あたしと別れられて、いいなあ」が個人的にはしんどいポイントだった。自分自身は別れられないもんなあって。 津奈木は津奈木で、こんなはちゃめちゃな寧子の出会った時の言葉とか、シーンをちゃんと覚えていて、ちゃんと理解しようとしてたんだなあ。 ちゃんと向き合おうとしてた。 でも寧子を全部理解するのなんて無理だった。 どうしようもなさが悲しい。
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葛飾北斎の美術展のおともに。ピンクに染まった神奈川沖浪裏がとってもキュート。 ほぼ9年ぶりの再読だったけれど、当時読んだときのインパクトがそのまま蘇ったようでうれしかった。津名木〜! 寧子がしぶしぶ働き始めたアットホームイタリアンで大暴れするシーンが以前に増して痛快だった。優しく...
葛飾北斎の美術展のおともに。ピンクに染まった神奈川沖浪裏がとってもキュート。 ほぼ9年ぶりの再読だったけれど、当時読んだときのインパクトがそのまま蘇ったようでうれしかった。津名木〜! 寧子がしぶしぶ働き始めたアットホームイタリアンで大暴れするシーンが以前に増して痛快だった。優しくぬるま湯に浸けられてる宇宙人みたいな構図がおもしろくてしょうがなかった。 「あたしはもう一生、誰に分かられなくったっていいから、あんたにこの光景の五千分の一秒を覚えてもらいたい」 五千分の一秒。生きていて何度そうした機会があるだろうか。あまりにも刹那的だけど、でもそれに気づいてパッと捉えられるというのはものすごい奇跡。 北斎は、偶然ザッパーンの瞬間を目撃できたわけではなくて、目を見開いて富士山のことを何から何まで知ろうとした情熱でその一瞬を手繰り寄せたはずだ。 ほか、短編『あの明け方の』も収録。飛び出していったエキセントリックな彼女を彼氏が迎えにいく話。あとがきはなんかやだった。
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生を感じるために何度も読み返している。きっとそれは津奈木が寧子を想うことと似ているんじゃないかと思っている。好きな本も泣ける本もたくさんあるけれど、私はこの本があれば生きていける。
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もう、たまらない。最高です。今年一番の出会いかも。 文章の温度、速度、内容、その全てが今自分の求めていた小説そのもので、というよりそれを遥かに越えて胸をぐわしっと鷲掴みにされてて、息が上がってる。再読必至。 「ねえ、あたしってなんでこんな生きてるだけで疲れるのかなあ?雨降っただけで死にたくなるって、生き物としてさ、たぶんすごく間違ってるよね?」
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久しぶりに没入したまま走り抜けた作品 勢いのある文体と独特のユーモア。 めちゃくちゃではあるけれどめちゃくちゃさが丁寧かつスピーディに描かれているので終始面白い。 それは、今全裸じゃなきゃ無理? むり 相手への返答が、質問の一部を繰り返す端的な返事は魅力的に思える 人間失格...
久しぶりに没入したまま走り抜けた作品 勢いのある文体と独特のユーモア。 めちゃくちゃではあるけれどめちゃくちゃさが丁寧かつスピーディに描かれているので終始面白い。 それは、今全裸じゃなきゃ無理? むり 相手への返答が、質問の一部を繰り返す端的な返事は魅力的に思える 人間失格の、 あたしが稼ぐのじゃだめ? だめ に通ずる愉快さがある。 文字の詰め込まれたページの中に大きな余白を作り出すから面白いんだろうか?
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躁鬱気質で過眠症の25歳の寧子。うまく生きていけないことへの悔しさや、自分に対して嫌気がさしててうんざりしてる気持ちとかがすごく伝わってきた。寝て起きてご飯食べて、社会に出て人間関係構築して恋愛して…って普通なことに思えて一番難しいよねと思った。自分はこんなにも感情を剥き出しにし...
躁鬱気質で過眠症の25歳の寧子。うまく生きていけないことへの悔しさや、自分に対して嫌気がさしててうんざりしてる気持ちとかがすごく伝わってきた。寝て起きてご飯食べて、社会に出て人間関係構築して恋愛して…って普通なことに思えて一番難しいよねと思った。自分はこんなにも感情を剥き出しにしてぶつかってるのに、相手は無気力で楽されてるって思うと余計苛々するところにすごく共感した。「担任が正面から見た新幹線に似ていて勉学に励む気にならないという理由で高校を中退しかけるような、就職活動を尻が半分出そうな丈のスカートをはいて回って全滅しているような、どこにいっても浮いてしまう女であるあたし」がちょっと面白かった。
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映画が好きなので、原作も読むべく購入した トイレをぶっ壊した寧子と、抑えてるものがときどき爆発してしまう自分が重なって見えて、私だけじゃないんだなと 寧子のことをわかろうとしていた津奈木がいたこと、それだけで生きていけるなって感じた
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