秋期限定栗きんとん事件(上) の商品レビュー
初の上下巻。 安定したシリーズって感じになってきてるなぁ。 短編かつ長編っていうのが魅力だったけど、今度は完璧な長編。 どうするどうなる。
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小鳩に彼女が! 小山内さんにも新聞部の彼氏が?! 船戸高校新聞部を中心に、今回も事件が巻き起こる。彼女と小市民的日々を送る小鳩は事件に関わるのか???
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小市民を目指す高校生・小鳩君と小佐内さんの日常。それぞれに新しい人間関係を築きだすけど、事件が二人を引き寄せる?
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秋の今回は新聞部と、小鳩くんのお話が入り乱れていました。 軸になる事件は放火事件。 しかし相変わらず面白い。そしてケーキがおいしそう。
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小市民を目指す2人。夏期限定の衝撃から秋期へ。 ついに小山内さんには彼氏が、小鳩くんには彼女が。小市民っぽい(笑) しかし小山内さんの彼氏瓜野くんにすでに残念な予感しかしません。小山内さんを彼女にするような器ではないでしょう。だって彼では手に負えないもの。レシート1枚の壁。かっこ...
小市民を目指す2人。夏期限定の衝撃から秋期へ。 ついに小山内さんには彼氏が、小鳩くんには彼女が。小市民っぽい(笑) しかし小山内さんの彼氏瓜野くんにすでに残念な予感しかしません。小山内さんを彼女にするような器ではないでしょう。だって彼では手に負えないもの。レシート1枚の壁。かっこいい。
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なんとなく「夏」でこの二人の話は終わりなのかと思っていたので、うれしい驚き。だけど、本作での二人は全くのすれ違い。どうなってんの。
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別れた後も小市民を目指す小鳩君と小山内さん。 その二人の間に連続放火事件というものが出てきた。 小鳩君はどうする?そして、小山内さんは何を考えている? 前作と違い二人が一緒にいることはありませんでしたが二人の間に共通の話題があるせいか、二人が一緒にいるようでした。 事件の結末が...
別れた後も小市民を目指す小鳩君と小山内さん。 その二人の間に連続放火事件というものが出てきた。 小鳩君はどうする?そして、小山内さんは何を考えている? 前作と違い二人が一緒にいることはありませんでしたが二人の間に共通の話題があるせいか、二人が一緒にいるようでした。 事件の結末がどうなるのか、下巻が気になります。
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面白かった。 この巻で小鳩君が好きになった。 新聞部の彼が報われない。可愛そうだわ。 小佐内さん、相変わらずですね。 回し蹴りの小鳩君が面白かった。なんとなくだけど。
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「マロングラッセはね、栗を煮て、剝いて、シロップに漬けるの。そうするとね、栗を覆う砂糖の膜ができる」 「ああ、そうやって作るのか」 しかし、小山内はかぶりを振った。 「違う。それは表面だけのことでしょう」 「それだけでいいんじゃないか」 「足りないわ。次に...
「マロングラッセはね、栗を煮て、剝いて、シロップに漬けるの。そうするとね、栗を覆う砂糖の膜ができる」 「ああ、そうやって作るのか」 しかし、小山内はかぶりを振った。 「違う。それは表面だけのことでしょう」 「それだけでいいんじゃないか」 「足りないわ。次に、もう少し濃いシロップに漬けるの。そうすると砂糖の膜の上に、また砂糖の膜ができる。もう少し濃いシロップに漬ける。また砂糖の膜ができる。また、もう少し濃いシロップに。……こうして、何度も何度も繰り返すの」 小山内は、大切な物を守るように、コーヒーカップを両手で包んでいる。目はテーブルの上に向けられ、たぶん何も見ていない。 「甘い衣の上に衣をまとって、何枚も重ね着していって。そうしていくうちにね、栗そのものも、いつかキャンディーみたいに甘くなってしまう。本当はそんなに甘くなかったはずなのに、甘いのは衣だけだったはずなのに。上辺が本性にすり替わる。手段はいつか目的になる。……わたし、マロングラッセって大好き。だって、ほら、なんだかかわいいでしょ?」 うまい言葉が出てこない。そして小山内は、漆塗り風のスプーンをおれに向ける。 「そしてね。あなたがわたしの、シロップなのよ」 いまの話も小山内の迂遠な冗談なのか、それとも別の何かだったのか。 (本文p.169-170)
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小市民シリーズ3作目。別離したふたりのその後。落ち着く所に落ち着いたというか。小山内さんの狼っぷりが炸裂してて良い。怪しすぎる。次では過去が語られるのかなぁ?楽しみです。
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