1,800円以上の注文で送料無料

秋期限定栗きんとん事件(上) の商品レビュー

3.8

329件のお客様レビュー

  1. 5つ

    49

  2. 4つ

    135

  3. 3つ

    103

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2024/10/28

シリーズ3作目は学外で起こる放火事件を学外のネタを書きたい新聞部の瓜野が追いかけ予測し記事にする。小鳩くんと小山内さんが離れ離れで話が進行していき、しかもお互いに親密な相手まで現れるので全く会話すらなく寂しい。でも何だか瓜野に対する小山内さんの言動が関係あるんだろうなぁと小骨のよ...

シリーズ3作目は学外で起こる放火事件を学外のネタを書きたい新聞部の瓜野が追いかけ予測し記事にする。小鳩くんと小山内さんが離れ離れで話が進行していき、しかもお互いに親密な相手まで現れるので全く会話すらなく寂しい。でも何だか瓜野に対する小山内さんの言動が関係あるんだろうなぁと小骨のように引っかかるのでムズムズする。瓜野くんの野心がだんだん度をこえていくようで不穏だし何のための放火なのか考えてしまう。そして瓜野の近くにいるあの人の存在がやはり何か引っかかる。下巻のエンディングで呆然とさせられるのか楽しみ。

Posted byブクログ

2024/10/28

今年アニメ化した「小市民シリーズ」第3弾の上巻。 今回は、高2の秋から高3の春までの半年のお話。 前作の、夏休みの事件がきっかけで別々の道を歩み始めた2人は、それぞれに充実した(?)高校生活を送り始めるが、「船戸高校新聞部主導権争い事件」あるいは「木良市連続放火事件」というトゲ...

今年アニメ化した「小市民シリーズ」第3弾の上巻。 今回は、高2の秋から高3の春までの半年のお話。 前作の、夏休みの事件がきっかけで別々の道を歩み始めた2人は、それぞれに充実した(?)高校生活を送り始めるが、「船戸高校新聞部主導権争い事件」あるいは「木良市連続放火事件」というトゲが、離れた2人を徐々に引き合わせていく…。 下巻に持ち越しとなった謎解きパートが気になり、 また、小山内さんが非常に不気味でした。

Posted byブクログ

2024/10/28

夏季限定トロピカルパフェがすごかっただけに期待高まる。この世界観たまらない。上下巻だし、急く気持ちをおさえつつ読みはじめる。仲丸さんや瓜野くんという新たなキャラの登場あり、季節は秋冬春と事態とともにゆるゆる巡り‥あー、クラスメイトになって小鳩くんを観察したい! それにしても小佐内...

夏季限定トロピカルパフェがすごかっただけに期待高まる。この世界観たまらない。上下巻だし、急く気持ちをおさえつつ読みはじめる。仲丸さんや瓜野くんという新たなキャラの登場あり、季節は秋冬春と事態とともにゆるゆる巡り‥あー、クラスメイトになって小鳩くんを観察したい! それにしても小佐内さんの仮の姿しか知らないとはいえ、瓜野くんの小佐内さんへの話し方が上からっぽく、ぞんざいなの、ちょっとイラッとする。小鳩くんでさえも「小佐内さん」って呼んでるのに、呼びすてはやめろ!と言いたくなるのは私だけでしょうか。

Posted byブクログ

2024/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新田先生………お疲れ様でした…… 小佐内さんが以前、自分の持ち物が盗まれた被害者であるのにも関わらず、教員に意味不明な難癖つけられて怒られたことありましたが、それをしたの多分この人ですよね… 「本当はそんなに甘くなかったはずなのに、甘いのは衣だけだったはずなのに。上辺が本性にすり替わる。手段はいつか目的になる。」 この辺ラスボスムーブ半端なくて大好きです。 紆余曲折の末にいつしか上辺が本性になってしまった、手段と目的が反転してしまったキャラクターは普通にいますが、自分からそれを良しとし、目指す/目指していますと公言するキャラクターって珍しいよなぁと改めて思いました。 いやあ、それにしても流石主役。小鳩くんのモノローグは面白いなぁ。愉快な人だ。

Posted byブクログ

2024/10/23

米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件』(上下巻) 2009年 創元推理文庫(東京創元社) 小市民シリーズ第3弾。 今回は上下巻の大作です。 今回は連続放火事件を解決へと導く小市民たち。でもこのシリーズは単に謎解きをしていくものではなく、人を導いたり、観察眼が凄かったり、まさに巧み...

米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件』(上下巻) 2009年 創元推理文庫(東京創元社) 小市民シリーズ第3弾。 今回は上下巻の大作です。 今回は連続放火事件を解決へと導く小市民たち。でもこのシリーズは単に謎解きをしていくものではなく、人を導いたり、観察眼が凄かったり、まさに巧みにミスリードとは思わずに誘導されている感じ。 淡々と読めるのだけれど、内心はハラハラの連続。 気が付くと読み終わってしまっていたという感じも天晴である。 それにしても主人公の小鳩くんと小佐内さんが最後にまたパートナーとして進みだすことになってよかった。 彼らの紡ぎ出す柔らかだけどピリッととがった空気が大好きです。 #米澤穂信 #秋期限定栗きんとん事件 #小市民シリーズ #創元推理文庫 #東京創元社 #読了

Posted byブクログ

2024/10/22

あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。(e-honより)

Posted byブクログ

2024/10/18

小市民シリーズ第三弾 二段の終わりが不穏すぎて続きがかなり気になりました。 とりあえず上巻読みました。 なんかずっと不穏でどうなっちゃうんだろうと言う感じでした。

Posted byブクログ

2024/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小山内と小鳩以外の登場人物が主観になる話の進み方もとても面白い。これまでは謎解き、小山内と小鳩の内面的なところが面白味だったけれど、恋愛要素が入ってくるとはびっくり! 心なしか前2作に比べて読みやすくてさくさく読めた印象。続きが気になる。

Posted byブクログ

2024/10/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前回、2人の関係は終わってしまい、本作でそれは復活するんだろうと思っていたらとんでもない。互いに新しいパートナーを得て楽しくやっている。(小鳩の方は推理力を披露できる相手がいなくて若干ストレスを抱えていそうだが…。) 小佐内は、何だか今までと比べてちょっと妖艶な感じがする。見た目は幼いままだが、新聞部の瓜野を手玉に取ったり、自分の思うように事態を誘導してったりと…何だか成長(?)したなぁ。 市内を騒がせている不審火事件も気になる。段々エスカレートしていく犯行に、小佐内と関係のありそうな被害を受けた車に…とこの先の展開が気になる。 新キャラの瓜野は、不審火事件の共通性を見抜いたところも凄いが、体力も凄い。よくぞ地道に捜査したと思う。誰が読んでくれているのか分からない月報のため、頑張っている瓜野が報われればいいと思う反面、何だか傲岸さが目立ちあまり好きじゃないなこの子…という気持ちもある。しかも、事件の裏に何か大きな力(邪魔な先生を異動させるほどだしね…)が動いている気もするんだよね。下巻、楽しみだ。

Posted byブクログ

2024/10/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作で決別を選んだ小鳩くんと小佐内さん、アニメも見て、続編がすごく気になっていたけど、なんと2人それぞれが新しい相手と過ごし始めたという驚きの展開だった。小佐内さんの相手で新聞部員の瓜野くんが、町で頻発するボヤ騒ぎを追い始めるのだけど、瓜野くんの前のめり感が高校生らしいというか、見ていて痛々しい。それと対比して健吾の落ち着きぶりが際立つ。小鳩くんもこのボヤ騒ぎと瓜野くん、小佐内さんの関わりを推理し始めるけど、小佐内さんの腹のうちが読めなくてそわそわする。あっという間に読み終わった。

Posted byブクログ