クラウド グーグルの次世代戦略で読み解く2015年のIT産業 の商品レビュー
クラウドによってどうなるか? →クラウドによって、 1.社内からサーバーがなくなる 2.従業員が必要なアプリケーションを書くようになる 3.ソフトウェアとコンテンツの区別がなくなる 4.サービスにおいてパソコン、携帯、テレビの違いがなくなる クラウドサービスの基本は、ネット系ア...
クラウドによってどうなるか? →クラウドによって、 1.社内からサーバーがなくなる 2.従業員が必要なアプリケーションを書くようになる 3.ソフトウェアとコンテンツの区別がなくなる 4.サービスにおいてパソコン、携帯、テレビの違いがなくなる クラウドサービスの基本は、ネット系アプリケーションのサーズと、サーズやそれを組み合わせられるパーズ 現状の広告モデルからあらゆるデバイスとクラウドアプリケーションを結びつけるプラットホームベースの収益モデルを追求することになる
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グーグルのクラウドへの布石を中心に通信業界とコンピュータ業界が融合する米国を描いた2009年出版の書、書棚で捜し物をしているとき著者が今年一月にお目に掛かった方だったことに気が付いたので再読。 さすがに3年の月日は状況を変化させていて、当時日本で売れていなかったiPhoneも一...
グーグルのクラウドへの布石を中心に通信業界とコンピュータ業界が融合する米国を描いた2009年出版の書、書棚で捜し物をしているとき著者が今年一月にお目に掛かった方だったことに気が付いたので再読。 さすがに3年の月日は状況を変化させていて、当時日本で売れていなかったiPhoneも一昨年ほど前から売れるようになり、アマゾン、グーグルなど海外のクラウドベンダーしかなかった個人や零細企業が使えるのよるデータセンターも昨年末当たりから日本のベンダーでの低価格競争も加速している。 終章では日本のIT企業の生き残りに言及している。米国企業では従業員の2割から3割がITに精通しているが日本ではIT専従社員が少なくその肩代わりとしてとしてITソリューション事業者が存在していると説く。 似たような話はつい先日日経ビジネスオンラインの記事でも読んだのだが、この辺りが谷脇さんが言うところの「機器とサービスがつながっていない」、「情報通信産業と他産業がつながっていない」など五つのミッシングリンクに通じるところなのだな。
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Google=携帯電話会社というのは不自然。 ソフトウェア最大手を目指している。 多くのSW企業はバージョンアップで儲けている。 ・モバイルNWの整備 ・コンテンツとアプリの融合 ・マルチデバイス
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なるほどなー。近年のグーグルの動向を中心に解説していく事で、グーグルの狙いおよびインターネットを用いたサービスの形がどうように変わりつつあるのかが分かり易くまとめらており、最近話題の「クラウドサービス」というものが具体的にどのようなものなのかがよく分かる。 クラウド化の要点は...
なるほどなー。近年のグーグルの動向を中心に解説していく事で、グーグルの狙いおよびインターネットを用いたサービスの形がどうように変わりつつあるのかが分かり易くまとめらており、最近話題の「クラウドサービス」というものが具体的にどのようなものなのかがよく分かる。 クラウド化の要点は、WindowsのようなOSというのはこれからのサービスの土台にはならず、今後はネットブラウザやどこでもネットに繋げられるiPhoneの様な携帯端末が重要な土台になつということ。そして、その土台の上ではソフトだけでなくハードの資源すらもサービスとして提供されていくこと、この2点が中心になっていると思う。 ただ、それでも個人的に「クラウド」という言葉はあまり好きになれない。というのも、結局の所クラウドサービスとは従来の「サーバー・端末方式によるコンピュータの利用」をより抽象的にしたものに他ならないからだ。つまり、クラウドサービスを提供する実態というものは、絶対に存在しているということ。雲の上には何もない、訳じゃないんだよ。より見えにくくなっているだけで。 そして、クラウドサービスによってより効率的で利便的なサービスは提供されるけど、それに伴うリスクというものは未だ明確にされていない。サービスが集約される事による格差というものは考慮しなくてもよいのだろうか? 自分は、実際のところ技術によって便利になる事自体にあまり興味は無い。それによって概念がどう変わり、人の意識がどう変わるのかについて興味がある。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2009年時点での、クラウドの方向性、歴史をまとめている。 それまでのPCの流れ、googleがアンドロイド社を買収し、ソフトを公開したこと、それらを含めて、クラウドの歴史、今後を予想している点では興味深い本だった。
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流行のクラウドの本です。グーグルやAmazon,SalesForceの話が載っていますが、2009年の本であり、あまり目新しい内容はありませんでした。 一つ印象に残っている点は、筆者は、GoogleやOracleのような企業のない日本は、”ソフトウェア産業が死滅した”と言っても...
流行のクラウドの本です。グーグルやAmazon,SalesForceの話が載っていますが、2009年の本であり、あまり目新しい内容はありませんでした。 一つ印象に残っている点は、筆者は、GoogleやOracleのような企業のない日本は、”ソフトウェア産業が死滅した”と言っても良い、と主張しています。確かに、日本のソフトウェア産業、元気ないですよね。日本人、優秀だと思いますが、周りを見ていてもわかりますが、良い大学を出た優秀なソフトウェア技術者をSEにし、管理業務をまかせるといった産業構造に問題があると思います。変革が必要でしょう。
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前半はシリコンバレーを中心とした凄いビジョンを持った人々のチャレンジングな歴史についての回想録的な感じで疲れたが、 後半はGoogleの戦略を紐解いていて、ネットワークおよびデバイスまで範囲を広げているので、結構勉強になった。 また、クラウドビジネスを幾つかカテゴライズして...
前半はシリコンバレーを中心とした凄いビジョンを持った人々のチャレンジングな歴史についての回想録的な感じで疲れたが、 後半はGoogleの戦略を紐解いていて、ネットワークおよびデバイスまで範囲を広げているので、結構勉強になった。 また、クラウドビジネスを幾つかカテゴライズしている部分は 今後自分が整理するにおいて使えそうな感じがした。 それにしてもIT業界における日本とアメリカの差は凄いな。 本気で夢を実現させようとするパワーが凄い。 あっという間に散ってしまったりする場合も多いけど。 「花の散るらん」って感じで、ある意味美しい。 最近の日本企業はなかなかそういう投資をしないからね。 そんな中、MicrosoftやIBMが日本に似たアプローチだと言う指摘は なるほどと思いました。
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ざっとしか読んでませんが、Google の様々な戦略がシリコンバレー最前線の裏話含め書かれていて面白いですよ。
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クラウドと言っても「仮想化でサーバーの買換需要がスゴイ」ではない。ICTと我々の生活がこれからどうなっていくのかをグーグルを軸に豊富な事例と鋭い考察で展望する。 我々日本人はICTは既に決まったものをアメリカから輸入すると無意識に思い込んでいるようだが、在米の小池氏はグーグルや...
クラウドと言っても「仮想化でサーバーの買換需要がスゴイ」ではない。ICTと我々の生活がこれからどうなっていくのかをグーグルを軸に豊富な事例と鋭い考察で展望する。 我々日本人はICTは既に決まったものをアメリカから輸入すると無意識に思い込んでいるようだが、在米の小池氏はグーグルやアップルらが自ら考え自ら将来の世界のICTのありようを作っていこうとする気迫を伝えてくれる(だからこそ過去から現在の人・技術の動向も重要なのですね)。
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グーグルの動きを軸に、クラウドの今後を描いた本。 ホワイトボックス、セールスフォースの詳細など、 この本で知った事は意外に多かった。
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