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クラウド グーグルの次世代戦略で読み解く2015年のIT産業 の商品レビュー

3.5

21件のお客様レビュー

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2010/05/05

クラウドというよりは、Googleの経営戦略を周辺事実をふまえて推察している本。豊富な知見に基づき、多面的にGoogleを語ろうとしているせいか、肝心の「クラウドとはなんぞや」という議論には行き着いていない。クラウドの核心について知りたかった自分にとって、多少肩すかしをくらったよ...

クラウドというよりは、Googleの経営戦略を周辺事実をふまえて推察している本。豊富な知見に基づき、多面的にGoogleを語ろうとしているせいか、肝心の「クラウドとはなんぞや」という議論には行き着いていない。クラウドの核心について知りたかった自分にとって、多少肩すかしをくらったような読後感だった。クラウドが黎明期を過ぎたころにもう一度読んでみたい。

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2010/04/21

2010年現在、著者の予測がぴたりと当たっている所があり、驚いた。一ユーザーとして非常に面白く、また今後の世界に期待が持てる。

Posted byブクログ

2009/12/26

池良次さんのブログはアメリカの情報収集を目的として、よく読ませてもらっています。 つい最近NRI城田氏の『クラウドの衝撃』を読みましたが、いわゆる世間で言われている「クラウド」をきちんと理解したければ、そちらの方を読んだ方がよいでしょう。 小池さんはこの本では、よくも悪く...

池良次さんのブログはアメリカの情報収集を目的として、よく読ませてもらっています。 つい最近NRI城田氏の『クラウドの衝撃』を読みましたが、いわゆる世間で言われている「クラウド」をきちんと理解したければ、そちらの方を読んだ方がよいでしょう。 小池さんはこの本では、よくも悪くもかなり独自の解釈をしてクラウドの再定義をしているように思います。「クラウドデバイスの成熟化時代」として、デバイスの重要性を指摘しているところは、現時点でのクラウドの定義とは一線を画しているように思います。 小池さんは、この流れの上で、アンドロイドをグーグルのモバイル「クラウド」戦略と捉え、日本のあるべき戦略を「クラウド」に適応したホームネットワーク機器にある、としたりといった独特の主張をしています。「クラウド」というタイトルに沿ったものかどうかは別にして適切な視点のように思われます。 長くシリコンバレーに住んでいて情報通信コンサルタントをやられているだけあって、その歴史を語るときの語り口はとても面白いです。ゼネラルマジック社の経緯を語りぶりは(クラウドと関係があるのかと思いつつ)とても楽しそうです。 補完のために、前述の『クラウドの衝撃』と合わせて読むと良いかもしれないです。

Posted byブクログ

2009/12/15

今まさに起ころうとしているクラウドという「在り方」について、網羅的で、且つ理路整然と説明してくれている良書。 基本知識として、必読の1冊。

Posted byブクログ

2009/10/07

業界研究シリーズ☆第5弾☆ いっくんから借りた本です。 結論から言うと、深い濃い。 グーグルがどう、というのが前半で 後半はクラウドの今後について。 社会・組織・個人の動き・思想・失敗について、 とても詳しく書かれている。 シリコンバレーやITに詳しい人、 詳しくなりたい人...

業界研究シリーズ☆第5弾☆ いっくんから借りた本です。 結論から言うと、深い濃い。 グーグルがどう、というのが前半で 後半はクラウドの今後について。 社会・組織・個人の動き・思想・失敗について、 とても詳しく書かれている。 シリコンバレーやITに詳しい人、 詳しくなりたい人が読むにはうってつけ☆ ******** 大局観で話すIT業界の今後: ?30年続いたパソコン業界も、 市場の飽和に伴い成長力を失っていく ?モバイル通信網の整備に従って、 モバイル端末の市場が急成長してゆく 人生において大局観は大事なので、 書いておいた。 ?IT大手のサンマイクロは買収されました。 日本のPCメーカーも撤退を余儀なくされています。 マイクロソフト、IBMも赤字。 もうすでに変調がきてる。 ?これもすでに変調が来てる。 中国・インドでも普及している点で市場成長性◎ 第4世代になると、世界標準規格が適用されるかも。 されたら、さらに成長性◎◎。 そして、驚きは通信速度の速さ。 5年後には通信速度1G!!! PCの「光」ですら、100Mなのに、 その百倍の速度をモバイルがもつ。 これだけで、心がわくわく。 5年後が楽しみ。 その頃には自分の事業を興していたい、 と思う今日この頃。

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2009/10/07

著者USで記者をしている。 全体的にたとえ話が多く、ためになった。 前半はクラウドとは関係ない、グーグルの話だけのような感じだった。 最近のIT動向を紹介だけ、と思ったけど後半おもしろかった。

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2009/10/04

ここんとこ、クラウド関係の本を何冊か読んでますが、この本ではGoogleの経営戦略を中心に、著者独自の観点からクラウドが解説され、それはそれでとても興味深かった。 特にクラウドが進化していくと、デジカメやビデオカメラ、テレビ、自動車等々がすべてネットワークにつながり、ローカルで...

ここんとこ、クラウド関係の本を何冊か読んでますが、この本ではGoogleの経営戦略を中心に、著者独自の観点からクラウドが解説され、それはそれでとても興味深かった。 特にクラウドが進化していくと、デジカメやビデオカメラ、テレビ、自動車等々がすべてネットワークにつながり、ローカルでデータをPCに保管するなどというばかな作業はなくなるといったくだりは、おもいっきり同意できる。 やっぱ、インテルもGoogleもこういう世界を目指してるんだろうね〜 ちなみにこの本はクラウドの解説本ではないです。

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2009/10/07

「(先が見えて動いているであろう)Google の動向からクラウド時代を展望する」という趣旨の一冊で、Google が Android を展開していることから、クラウド・コンピューティング時代の次はクラウド・デバイス時代だと説く。まぁ、コンピュータが PC からその形を変えて、家...

「(先が見えて動いているであろう)Google の動向からクラウド時代を展望する」という趣旨の一冊で、Google が Android を展開していることから、クラウド・コンピューティング時代の次はクラウド・デバイス時代だと説く。まぁ、コンピュータが PC からその形を変えて、家電や携帯デバイスに機能的に入り込んで行くというのは、多くの人が予想するところで新味は無いのだが、それをクラウド・デバイスと呼んで喜ぶのはいかがなものかと思う。 あるいは、著者には僕の目には見えていない何かが見えているのかもしれないが、今の僕には理解できないし、理解したいとも思わない水晶玉話であった。

Posted byブクログ

2011/08/07

Googleの行く末についての解説。クラウドコンピューティングに関する内容を期待するとちょっと肩透かしかもしれない。今後は、モバイル端末が普及し、あらゆる機器がネットワークに接続され、クラウド化されるという。クラウドに向け、ソフトウェアのみならず、通信などのハードウェアや発電など...

Googleの行く末についての解説。クラウドコンピューティングに関する内容を期待するとちょっと肩透かしかもしれない。今後は、モバイル端末が普及し、あらゆる機器がネットワークに接続され、クラウド化されるという。クラウドに向け、ソフトウェアのみならず、通信などのハードウェアや発電などにも投資を続けるグーグルの近況が描かれる。グーグルと言うと、技術力の会社というイメージがあるが、ここ数年はエリック・シュミットのビジョンに率いられているというのが実態だという。著者は長年シリコンバレーで通信業界ウォッチャーとして働いてきており、技術的な側面よりも資本や人の流れの解説が多いのが目立つ。

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2009/10/07

クラウドは、インフラさえきちんと整備されれば便利だと思う。 で、僕が興味を持っているのは、googleがどうやってそれをマネタイズするのか。 googleは多分あせってる。それはよくわかります。 無料サービスは企業にとってあまりにも不安定です。 その理由は乗り換えのしやすさにあ...

クラウドは、インフラさえきちんと整備されれば便利だと思う。 で、僕が興味を持っているのは、googleがどうやってそれをマネタイズするのか。 googleは多分あせってる。それはよくわかります。 無料サービスは企業にとってあまりにも不安定です。 その理由は乗り換えのしやすさにあります。 検索はここ10年以上、見た目や使い方はほとんど変わっていませんが、数年のうちに、この検索窓にペチペチとキーボードで文字を打ち込んで検索するスタイルから、大きく変化を遂げることになります。 …と、もう2年ぐらいずっと言い続けているのですのが…変化しませんね。でも変わるまで何年でも言い続けます。 検索のスタイルは数年のうちに必ず一新されます。 そして、それを開発するのがgoogleでなければ、もしくはgoogleがうまく後を追えなければ、google検索はあっさり駆逐されます。米Yahooがgoogleに駆逐されつつあるように。 ということで、googleの収益の柱であるgoogle検索を失う可能性があるかぎり、次の収益源を探していて、それがこのクラウドなのでしょう。 で、マネタイズの話に戻るのですが、著者は結局、googleも新しい形の囲い込みビジネスを目指していると書いています。 独自の仮想マシンによるプラットフォームの独占。そしてその中で有料コンテンツと無料コンテンツを組み合わせたビジネスモデル。 …なんだかなーと思います。夢が無いですよね。 こんなマイクロソフトみたいなやり方を、あのプライドの高そうな二人の創業者が首を縦に振るのか疑問です。 つづく

Posted byブクログ