ジェネラル・ルージュの伝説 の商品レビュー

海堂尊【著】

2010/10/24

あの伝説です。はい、速水がなぜ、ジェネラル・ルージュと呼ばれるようになったかの。
水落冴子と城崎との関係がふむふむ。
というか、衝撃は、速水と花房との関係って、猫田主任の画策だった訳？まぁ、当人どうしの気持ちがわかってのことだろうけど、え～～世良はどうなるの？いや、どうなってたの？その頃。
ちょっと、気になる。
海堂尊先生の、履歴は、興味深く、楽しく読みました。

2010/10/09

副題「海堂尊ワールドのすべて」そのまま、海堂さんのファンブックです。

外科部長・速水晃一の若き日、ジェネラルと呼ばれるようになった伝説の東城デパート火災のことを描いた短編小説あり。
海堂さんの生い立ち、作家になってからの日々、自作解説（裏話）あり。
バチスタワールドのキャラ相関図や人物索引、医学用語集ありのファンサービスブック。

小説「伝説」はまあ、予想していた通りかな。
猫田さんがとにかくいい味だしていました。
でもなによりも気になったのはバタフライ・シャドウのボーカル、ハリネズミのハリーって、スライダーズのハリーがモデル？
生い立ちのところで大阪万博のことがでていたから浦沢直樹と同年代だと思われますが、（２０世紀少年でもハリーが出ていたので）このあたり気になるところです。

人物表をみて、やっぱり『ナイチンゲール』と『螺鈿』を再読したいなぁと思いました。
比較的地味な作品ですが、この世界の核となっているように思いましたので。
ぼちぼち文庫を集めにかかろうかなぁ。

一番助かったのは医療用語辞典。
全くの門外漢なので多少なりとも写真付で説明されていたので助かりました。
今後のためにも手元においておきたいです。

しかしデビューしてまだ４年目なんですね。
速筆には全く驚かされますが、その速筆を支えているバックグラウンドがよくわかりました。
作中の主張が一貫しているのも納得。お偉いさん方の数々の仕打ちには唖然でした。
ああ、あと奥様、素敵ですね。

2010/09/10

ジェネラルルージュの伝説は若き日の速水の活躍を描いた作品だ。火災事故でたくさんの怪我人が病院に運び込まれる。修羅場を経験した速水は花房に借りたルージュを引き、陣頭指揮にあたった。
研修医であった速水がここまでできるのか、医師はこんなにもすごいものなのか。水落冴子との関係も描かれていて、のちに続くストーリーと合わせてなるほど！と思った。
他に海堂尊ワールドと称して作品同士のつながりなどが描かれていた。登場人物の一覧やより楽しめる内容となっていた。

2010/08/18

速水がジェネラル・ルージュとなる話。後半は海堂ワールド。
内容紹介
映画化&ドラマ化もされた320万部突破のベストセラー『チーム・バチスタの栄光』の、大人気「田口・白鳥」シリーズ最新刊が登場です。本作は、シリーズ第3弾『ジェネラル・ルージュの凱旋』のスピンオフ小説。救命救急医・速水が「将軍」と呼ばれるきっかけとなった事件が描かれます。また、海堂尊の日々を綴ったエッセイや、創作の秘密を惜しみなく明かした自作解説も収録。すべてこの本のための書き下ろしです。さらに広がり続ける「海堂尊ワールド」を徹底解剖した、登場人物一覧&関係図&年表&用語解説&医療事典付き。ファン必読です。
内容（「BOOK」データベースより）
その新人外科医は、なぜ将軍となりえたのか―東城大付属病院・救命救急センター部長速水晃一の若き日を描いた最強の医療エンターテインメント

2010/07/03

やっぱり、速水先生はかっこいい。
てっぺんを見れる人には、それなりの才能があるんだと思う。それは覚悟を背負えることだったり、努力を惜しまない姿勢だったり、もしかしたら天賦の才かもしれないけれど。

2010/06/05

チーム・バチスタのスピンオフ。
外科医　速水が何故「ジェネラル・ルージュ」と呼ばれる所以が
ここに。
時系列の相関図も楽しい。

2010/05/20

速水先生がジェネラルと呼ばれるに至った日の話で始まり、物語世界のパーツ解説、作者の歴史解説等。各物語がパズルのようになっていて、次々読みたくなるというのは、著者の作戦にまんまとはまっているといわざるを得ないです。

2010/04/12

2010.04.11
ジェネラルルージュの凱旋を読んだのでこちらも。“ジェネラルルージュ”にまつわる裏話を初め、海堂作品の裏話や海堂さん本人の年表もあり盛りだくさん。他の作品を全部読んでいたら更に面白く読めたことかと思います。これから読んでいかなくちゃ。
【内容amazonより】
映画化&ドラマ化もされた320万部突破のベストセラー『チーム・バチスタの栄光』の、大人気「田口・白鳥」シリーズ最新刊が登場です。本作は、シリーズ第3弾『ジェネラル・ルージュの凱旋』のスピンオフ小説。救命救急医・速水が「将軍」と呼ばれるきっかけとなった事件が描かれます。また、海堂尊の日々を綴ったエッセイや、創作の秘密を惜しみなく明かした自作解説も収録。すべてこの本のための書き下ろしです。さらに広がり続ける「海堂尊ワールド」を徹底解剖した、登場人物一覧&関係図&年表&用語解説&医療事典付き。ファン必読です。

2011/09/03

医学生時代を描く光の剣と、将軍後の凱旋の、ちょうど間。速水先生がなぜジェネラルと呼ばれるようになったか、その事件が主の短編。フツーに面白かった。が、その短編より意外にも面白かったのが、後半の海堂尊自身が書く「海堂尊の幼少期からの歴史年表」。この人の精神構造がよくわかる。ボクってすごいでしょ？ね？ね？と言ってくるのだ(笑)

2010/07/18

既刊の作品世界の解説部分と、私のお気に入り、若きジェネラルの物語の二本立て。
文庫版になったのを読んだので、最近の著作などの情報も追加されていて、非常に良かった。
速水先生がいなくなった後の救命センターも、ちゃんと意志が継がれていて、でも佐藤先生の色もあって、すごいいいチームのままだった。
ああ。ジェネラルの話がもっと読みたくなった！！