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スカイ・イクリプス の商品レビュー

3.9

83件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

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    20

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  5. 1つ

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2012/10/01
  • ネタバレ

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☆3 2012年8月16日 謎解きをと再読。謎解き編といいながら、この一冊を読んでも、結局、謎が解けない私は、直球で書いてください!といいたくなる一冊ではありますが。 それで謎についてですが、出版順に再読をしてきて、ここまで読んだとき、私は、ふと、鍵は「ブーメラン」なのかなと、思いました。私の頭では、謎はかなり謎のままなのですが、クレイドゥ・ザ・スカイの僕がクサナギであれば、それで話が繋がるかなという感じがします。クサナギは、一人称として僕を使うし、二次成長途中のキルドレであれば、それほど見た目の性差はないのかもしれない(少年に見える)とも思うので。また、似た雰囲気の人がいてもおかしくはない。そうとれば、全員存在するし、死んだ人は、死んだ人でしょう、と思います。 実は、読み終わってからも、謎が解けないので、すっきりしようと、いろんな人の解釈のページを読んでみました。個人的には「性ホルモン説」に一番惹かれたのですが、その場合、クサナギ=女性体、カンナミ=男性体とうことになるのですよね。しかし、そうなると、短編集の2編が上手く時間的に重ならない気がするのです。それを解決しようとすると、最後の一編が時間的に最後じゃない、ということになります。しかし、そうすると、今度は、性別が今一つ辻褄が合わない、というジレンマにも陥ってしまうので・・・。と、結局すっきりしません。それに加えてですが、私的には、実際に性転換をするという設定は、あまり現実的な科学的な発想とは思えないので、森氏のイメージじゃないのです。もちろん、本当の謎解きは、森氏の頭の中にしかないので、どっちの考えも笑止かもしれませんが。(という事で、最初の考えが、私の中の謎解きの答え(?)となりました。) 今現在、これらの点に気を付けてもう一回読んだら、すっきりするのかな?と、自信なく思ったりもしますが、うーん、気力が・・・。それにしても、最後まで読むと、謎が気になって、もう一回読むか?と思わせる、いいミステリーのシリーズですね。

Posted byブクログ

2012/06/19
  • ネタバレ

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なんとなく解けた謎もあったけど、釈然としきれない、からもう一度読みたい。この作者は簡潔で無駄のない文章を使って文章を構成しているため、地上に執着しないキルドレの心情をすっきりと上手く表していると思う。面白いシリーズだった。

Posted byブクログ

2012/05/27

12.05.22読了。繊細で美しいスカイクロラの世界だが、繊細すぎてシゲキに欠ける。集中してじぅくり読んだら絶対ステキ。

Posted byブクログ

2014/05/27
  • ネタバレ

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スカイ・クロラシリーズを一気読みしたけど、混乱している。 特にクレドゥ…あたりから。 もっと若い時に読んだら印象変わるんだろな。 どっかで考察してくれるサイトでも捜し歩こうか。 で、考察を読ませて貰ったけど、よけい混乱しました。 人のよって言っていること違うし~ つまり自分で好きに考えろと言う事ですよね。 だから私はニセ草薙は草薙だと思っています。

Posted byブクログ

2012/02/18

 「スカイ・クロラ」シリーズの番外編であり、唯一の短編集である。  8篇の短編の表題は以下の通りで、最後の3篇は単行本出版時の書き下ろしである。  ・Gyroscope  ・Nine Lives  ・Waning Moon  ・Spit Fire  ・Heart Drain  ...

 「スカイ・クロラ」シリーズの番外編であり、唯一の短編集である。  8篇の短編の表題は以下の通りで、最後の3篇は単行本出版時の書き下ろしである。  ・Gyroscope  ・Nine Lives  ・Waning Moon  ・Spit Fire  ・Heart Drain  ・Earth Born  ・Doll of Glory  ・Ash on the Sky  ササクラ、ティーチャ、カイ、カンナミ、クリタ、フーコなどクサナギを取り巻く人々の点描であり、このシリーズの掉尾である。  茫漠で曖昧な世界を構築してきた本シリーズを一通り読んだ人間でも、本書のサイドストーリーが持つ意味を十分噛みしめることは難しいだろう。まして、シリーズを読まずに、本書だけ読んでも何のことやらさっぱり理解できないであろう。その点、巻末に杉江松恋という書評家が分かりやすい解説をつけてくれているので、ストーリーを忘れている人にとっては有り難い。  これでこの6冊のシリーズは完結したわけだが、キルドレたちの頭の中のように感じることはできても内容を記憶する必要を感じない小説であった。

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2012/01/24

ネタバレ的な短編集だとか。 まぁ、結局全部は分からないよね。仄めかす程度だし。つまるところ、夢オチ的な話なのだろうか、スカイクロラは。 クレィドゥ~の主人公はクサナギのようだ。 んでもって、カンナミとクサナギは同一人物?すると森博嗣のお好きな多重人格なのかな、ってことになり、ス...

ネタバレ的な短編集だとか。 まぁ、結局全部は分からないよね。仄めかす程度だし。つまるところ、夢オチ的な話なのだろうか、スカイクロラは。 クレィドゥ~の主人公はクサナギのようだ。 んでもって、カンナミとクサナギは同一人物?すると森博嗣のお好きな多重人格なのかな、ってことになり、スカイクロラは妄想?って結末になる。 分からないけど、謎は謎のままでいいや。シリーズの結末もみれて、しっかりおわったなーという感じで満足しました。

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2012/03/08

分からないことだらけだけど、分からないままでいいと思った。 登場人物別の短編が読めただけで幸せです。スカイ・クロラシリーズ、読んで良かった!

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2011/09/06

『スカイ・クロラ』シリーズの完結となる短編集。 物語で登場した人物たちのサイドストーリーが展開されます。 空への郷愁と、決別。 望む望まざるに関わらず、ある結末がそこにはあります。 シリーズを読んでから時間が経っていたので、ところどころ上手く読めない部分がありました。 (解説...

『スカイ・クロラ』シリーズの完結となる短編集。 物語で登場した人物たちのサイドストーリーが展開されます。 空への郷愁と、決別。 望む望まざるに関わらず、ある結末がそこにはあります。 シリーズを読んでから時間が経っていたので、ところどころ上手く読めない部分がありました。 (解説で丁寧に説明してくれているので、なんとか思い出せましたが) カンナミをみていると、キルドレというものは大きな欠陥を抱えてしまっていると考えざるを得ない。 彼と彼女に少なくとも彼らが感じうる幸福があらんことを。 シリーズを復習してから読むことをお勧めします。

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2011/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「スカイ・クロラ」シリーズ、唯一の短編集。 全8編のうち、初めの5編は雑誌で掲載されたもの、終わりの3編は本書のための書き下ろしとなっている。 シリーズの番外編的な印象が強い雑誌掲載作と、シリーズの総まとめとしての書き下ろし。まさに「スカイ・クロラ」シリーズ最後の一冊にふさわしい。 書き下ろし作品は、シリーズ中で謎のまま残っていた物語の事情を、直接的な表現を上手く回避しつつ、「謎解き」している印象が強い。 シリーズを通してのテーマであった「子供と大人」「生と死」も綺麗に締められた幕切れである。 長編5作を読んだ後には、特に感慨深く楽しめる短編集となっている。

Posted byブクログ

2011/03/23

『スカイ・クロラ』シリーズ初の短編集。 本編のサイドストーリ的な要素が強いかな、と思いました。 本編に登場した人物たちから見た主人公たち、の話。 短編集だけど読みごたえのある1冊でした。

Posted byブクログ