スカイ・イクリプス の商品レビュー
空で、地上で、海で。「彼ら」は「スカイ・クロラ」の世界で生き続ける。憧れ、望み、求め、諦めながら――。さまざまな登場人物によって織りなされる8つの物語は、この世界に充ちた謎を解く鍵となる。永遠の子供、クサナギ・スイトを巡る大人気シリーズ、最初で最後の短編集。(紹介文参照) ---...
空で、地上で、海で。「彼ら」は「スカイ・クロラ」の世界で生き続ける。憧れ、望み、求め、諦めながら――。さまざまな登場人物によって織りなされる8つの物語は、この世界に充ちた謎を解く鍵となる。永遠の子供、クサナギ・スイトを巡る大人気シリーズ、最初で最後の短編集。(紹介文参照) -----------------------------
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私の気持ちを代弁してくれている、 そう強く感じるタイミングがあります。 どう表現すればいいのかわかりませんが、このシリーズ、特にこの本を読むと、空に浮かべそうなほど澄んだ気持ちになっています。 現実よりも息がしやすいです。 キルドレ達の、孤独と引き換えた自由のせいかもしれません...
私の気持ちを代弁してくれている、 そう強く感じるタイミングがあります。 どう表現すればいいのかわかりませんが、このシリーズ、特にこの本を読むと、空に浮かべそうなほど澄んだ気持ちになっています。 現実よりも息がしやすいです。 キルドレ達の、孤独と引き換えた自由のせいかもしれませんが、空になっているような透明な浮遊感を感じます。 物語に掬われる、救われるというのはこういう感覚なのかもしれません。 小説は受け付けないものが多い私が、それでもここまで物語と同化できるという意味で、今の私にとって特別なシリーズです。 ふとしたことから、スカイ・クロラを私に贈ってくれたのは私の教え子でした。 もう一度その子にお礼が言いたいです。
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短編集。 脇役たちにも焦点をあて各エピソードごとに主役が違う。 長編シリーズで語られなかったエピソードなどの補完の意味合いもあり。 しかし全編読了しても、ますます混乱してしまうところもあり。 なんとなく最後の最後まですっきりしないという気持ちが強い。 でも読了後もいろいろと...
短編集。 脇役たちにも焦点をあて各エピソードごとに主役が違う。 長編シリーズで語られなかったエピソードなどの補完の意味合いもあり。 しかし全編読了しても、ますます混乱してしまうところもあり。 なんとなく最後の最後まですっきりしないという気持ちが強い。 でも読了後もいろいろとつじつまを合わせようとしたり意味合いを考えてしまうのは、この小説シリーズが何らか自分の心に引っかかる部分がやはりあるのだろう。 でももやもやする・・・ そんなシリーズだった。
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全てが謎につつまれてる雰囲気は変わらず顕在。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-370.html
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・脇役に焦点を当てた話や、エピソードの裏側や続きなど。 ・本編の謎解きになるはずが、本作も含めてシリーズを一気読みしないと話がつながりそうにない。 ・「Ash on the sky」が好き。性別や老いを越えた、フーコとの再会が嬉しかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
スカイ・クロラシリーズが綺麗に完結する短篇集。 シリーズ一暗い表紙ですが、だからこそ光が見える気がしました。 最初に『スカイ・クロラ』で出会った草薙氏は、個人的にあまり好きなタイプの人ではありませんでしたが、今ではどの作品の草薙水素も大好きです。 この作品の「ブーメランは、飛んでいるぞ」の一文が、シリーズ中最も印象に残っています (その前はクレイドゥ・ザ・スカイの「ブーメラン、飛んでいるか?」でしたが)。 森氏の作品によくあるように「謎が謎のまま残っている」ことも多いのですが、あれこれ考える事ができるのも森作品の楽しみの一つかなと思っています。
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謎解きの一冊、と聞いていたので やっと謎が解けるか?とわくわくしながら読んだ。 ...が、謎は謎のまま。笑 でもそれはそれとして、すごく面白かった。 私の推理力が足りないのか... もう一度全部読み直そー。
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空で、地上で、海で。「彼ら」は「スカイ・クロラ」の世界で生き続ける。憧れ、望み、求め、諦めながら ― 。さまざまな登場人物によって織りなされる八つの物語は、この世界に満ちた謎を解く鍵となる。永遠の子供、クサナギ・スイトを巡る大人気シリーズ、最初で最後の短編集。 (「BOOK」デー...
空で、地上で、海で。「彼ら」は「スカイ・クロラ」の世界で生き続ける。憧れ、望み、求め、諦めながら ― 。さまざまな登場人物によって織りなされる八つの物語は、この世界に満ちた謎を解く鍵となる。永遠の子供、クサナギ・スイトを巡る大人気シリーズ、最初で最後の短編集。 (「BOOK」データベースより) ※以下、シリーズのネタバレを含んでいる可能性がありますので、ご了承ください。 「スカイ・クロラ」から始めて、「ナ・バ・テア」「ダウン・ツ・ヘヴン」「フラッタ・リンツ・ライフ」「クレィドゥ・ザ・スカイ」を2度ずつ読んできた。そして今、「スカイ・イクリプス」を初めて読了。終わったな・・・。そんな気持ち。 本書の帯には「すべての謎を解く鍵がここに!」とある。2度目の「クレィドゥ・ザ・スカイ」を読み終えたあと、この物語の謎には答えがない。それが答えだと思った。それでいいじゃないか、と。でも、やはり期待もあった。この本で謎が解けるのかもしれない。答えが見つかるのかもしれない。 これまではキルドレからの視点で描いてきた物語。この短編集は、そのそばで見ていた人たちの物語が綴られている。もちろん、キルドレの物語もあるけれど。他のシリーズ作が全て一人称「僕」で語られていたのに対して、全ての短編が三人称。少し新鮮だな。ササクラ、カイ、ティーチャ(恐らく)、クサナギ・ミズキ(恐らく)の物語は人間くさくていい。「僕」が語っていた物語は、やはり不安定だった。子供と大人が混ざり合って、どうしたらいいのかわからなくなって、自分を納得させるために思考が歪んでいったような(逆にピュアになっていったとも思える)、そんなイメージ。それに比べると、ササクラたちの物語は落ち着いている。自分たちに近いから、そう思うのかもしれないね。 さて、このシリーズには本当にいろんな謎が残ったまま。この短編集を読んでも、ヒントは得られたけれど、謎が解けるわけじゃない。もう一度、シリーズを丹念に読み返してみようか。そんな気持ちがなくもない。でもね・・・。 最後の1話を読んだとき、「The End」の文字が見えた気がした。綺麗に幕が降りたなぁ。そんな感じがした。 いつかまた謎を解きたくなるんだろうなとは思うけれど、しばらくは綺麗に「The End」のままにしておきたいな。それくらい最後の物語は綺麗だったんだもの。 さようなら、クサナギ・スイト。いつかまたページをめくる日まで。
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シリーズの謎解きであり、ネタばらしだそうです。そもそもの物語についていけてないので、ただの詩か散文にしか見えませんでした
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スカイ・クロラシリーズ6冊目。 短編作品集。 あああ、ついに完結してしまったか。 ここ半月の間くらいに一気に読み切ってしまったね
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