雪蟷螂 の商品レビュー
読み進めるごとに次第に鮮明になっていく登場人物たちの「恋」の物語。読み始める前と読み終えた後で大きく印象が変わりました。視点がコロコロと変わるので少し読みづらい部分もありますが、基本的には時系列に沿って物語は進んでいくので、内容は入ってきやすかったです。読む度に新しい発見がありそ...
読み進めるごとに次第に鮮明になっていく登場人物たちの「恋」の物語。読み始める前と読み終えた後で大きく印象が変わりました。視点がコロコロと変わるので少し読みづらい部分もありますが、基本的には時系列に沿って物語は進んでいくので、内容は入ってきやすかったです。読む度に新しい発見がありそうな一冊。
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終始美しかった。極寒の冬山という舞台が戦争による荒廃という時代背景に合っていて、そこに生きる人間の熱い激情が一際映えていた。 激情に理由はいらないらしい。紅玉作品は読後時間が経ってもわりと内容を覚えているが、そういった根源的な人間の感情をストレートに表わした作品だからこそ心に深...
終始美しかった。極寒の冬山という舞台が戦争による荒廃という時代背景に合っていて、そこに生きる人間の熱い激情が一際映えていた。 激情に理由はいらないらしい。紅玉作品は読後時間が経ってもわりと内容を覚えているが、そういった根源的な人間の感情をストレートに表わした作品だからこそ心に深く刻まれているのかもしれない。 岩城拓郎のイラストも物語とすごくマッチしていた。
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「人喰い三部作」の最後の一作。相変わらず、紅玉さんの操る言葉というものは、私の好みに一致していて、内容もそうだけれどその一言ずつがひどい影響力を放っている…。 物語本編は、二つの(正確に言えば三つかな?)恋の話が絡み合っているわけですが、叔母様と前族長の最期にしてもっとも彼ららしい結末を迎えた恋と呼ぶには激しすぎる物語が強すぎて、本来の主役を食ってしまっている様に思いました。もしも彼女たちが、作者にとって隠されたものでありながら本当に語りたかったお話であるのならば、それはとても成功した作品なんだろうけれど。
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殺伐としていながらも美しい愛の物語。 ラストは思わずため息が。 紅玉さんの世界が本当に好きです。
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人喰いシリーズ最終章、って書いてあったから借りてみたけど…うーん… あんまり好みじゃない。 出てくるキャラクターが全然好きになれない 。 最後まで読んでみたけど、やっぱり好きになれずに終わった。 人喰いシリーズ第一が好きすどうしてもてそこ基準で見てしまう…
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愛する人を喰らう種族の長、アルテシア。 敵対する死体を保存する種族の元(オウガ)へ終戦の生贄として嫁ぐ。なんやかんやあり、護衛のトーチカを連れ、外出。その間影武者として残ったルイとオウガがデキちゃった☆ んでアルテシアはとーちかが好き。敵対する部族同士の恋愛。
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昔友達に借りて読んだ作品。 世界観と読後感がなんともいえないいい感じ! これだから紅玉さんの作品好きなんだよなぁ…
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人喰い物語最終譚。 長きにわたる氷血戦争に終止符を打つ、フェルビエ族のアルテシアとミルデ族のオウガの婚礼を巡る物語。 アルテシアの影武者ルイや叔母のロージアの想いはまさしく激情。 女性の強さを改めて感じる作品。 アルテシア&トーチカ、ルイ&オウガは、ロージア&ガルヤのようにはならなかったけれど、その後が気になりますね。
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紅玉いづき。ファンタジー的世界観が嗜好にマッチしていて好きな作家。電撃大賞受賞作のミミズクからのファンです。
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人喰い物語3部作第3弾。 "愛しているから貴方を喰べたい"をテーマに極寒の地で紡がれる恋の話とは… ストーリーはいつもの紅玉さんで変にひねったところのないもので安心して読めた。 魅力的な設定があるのに描写が少ないことが気にかかった。 極寒の地での生活感を詳細に描けば物語の主題にもより深みが出ただろうし、戦闘描写に力を入れれば戦の民としてのより迫力あるアクションシーンが見れたのではないか。
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