凸凹デイズ の商品レビュー
お仕事小説は良いよね〜。こう頑張ってる人達を見ると応援したくなる。 反面、今自分は何してんだろ…とも思う。 凹組というデザイン会社?の物語。 理想を追ったり、生活のためにやりたく無い事もやったり、仕事ってのは本当に複雑だ。 多分このままじゃいけなくても、そのままでいてしまう...
お仕事小説は良いよね〜。こう頑張ってる人達を見ると応援したくなる。 反面、今自分は何してんだろ…とも思う。 凹組というデザイン会社?の物語。 理想を追ったり、生活のためにやりたく無い事もやったり、仕事ってのは本当に複雑だ。 多分このままじゃいけなくても、そのままでいてしまう。何か抜け出すきっかけがあると物語は動き出す。新たな物語に入っても、色んな違和感を感じつつ、その物語に慣れなければいけない。 前の物語の方がよかったように思っても、そうなると何かを捨てなければいけない。 凸凹生きる人生だから楽しいのかな。
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ちっぽけなデザイン事務所・凹組を舞台としたお仕事系、青春系のお話。テンポ良く、読みやすかったが、ラストが唐突。えっ、これで終わりなの的でした。磐井田さんと翔子さん、このまま終わり?
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主人公以外のキャラがしっかりと立っており、テンポよく物語が進むため、飽きがこない。 ラストの尻切れ感が強いのが残念。
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凹組の面々のお話し。凪海の成長も頼もしい。何もかもうまくいくわけではないが、後味のいいお話になっている。
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凪海(ナミ)が働くデザイン事務所、「凹組(ボコぐみ)」をめぐる物語。 お仕事小説でもあり、『遅く訪れた青春』小説のようでもあり。 何だか楽しい読み心地。トラブルやハプニングも起こるのだけれど、あまり心を乱されずに読めた。 凪海(ナミ)視点の時にも大滝視点の時にも、語り口がちょ...
凪海(ナミ)が働くデザイン事務所、「凹組(ボコぐみ)」をめぐる物語。 お仕事小説でもあり、『遅く訪れた青春』小説のようでもあり。 何だか楽しい読み心地。トラブルやハプニングも起こるのだけれど、あまり心を乱されずに読めた。 凪海(ナミ)視点の時にも大滝視点の時にも、語り口がちょっと呑気だからかも。 この作品だけで完結なのかな。シリーズで読みたいような気持ちもある。ゴッサム・シティやQQQのこともあまりわからないままだったし、それぞれの恋愛模様もほぼ見えてこなかったし。 短編の「凸凹ホリデー」は、ちょっと不完全燃焼。なんか、切ない気持ちになったなあ。もう少し報われる感じが欲しいと思ってしまった。 274ページ 4行目 どんとん→どんどん
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デザイン事務所の楽しい話。 弱小のデザイン事務所で働く、キャラクターデザイン好きの女性と、一緒に働く天才的な人と実直な人を中心に展開する話。 自分の周りには誰もいない広告デザイン関係の仕事の話なので、楽しく読めました。
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九品仏のアパートの1室で、たった3人でやっているデザイン事務所凹組(会社名)。遊園地の広告デザインのコンペで勝ち残ったものの、条件は凹組とは腐れ縁の醐宮を擁する別の事務所との共同制作であった…。 本当にデザイン会社のお仕事小説といった感じ。ご都合主義で現実離れしているというと、...
九品仏のアパートの1室で、たった3人でやっているデザイン事務所凹組(会社名)。遊園地の広告デザインのコンペで勝ち残ったものの、条件は凹組とは腐れ縁の醐宮を擁する別の事務所との共同制作であった…。 本当にデザイン会社のお仕事小説といった感じ。ご都合主義で現実離れしているというと、ご近所の知り合いばかりで仕事が回っていることくらい。デザイン業界の内情は知らないけれども、多分そういう感じなんだろうなーと思わせるリアリティがあるのも魅力である。 また、この作品の魅力は、極限まで絞り込んで、余計なところまで強烈にキャラクター付けをした登場人物たちであろう。この本を渡して「これで漫画を書いてみな」と言われたら、余計な設定など考えなくても、一読で書けてしまうのではないか。 この手のお仕事小説の定番パターンである、新入社員の視点で物事を書くというのは、我々素人目に見たときに、余計な説明が無理なく行えるという点では優れているのだろう。しかし、だいたいパターンは決まってきて、その新入社員が、自分の意図しないところから才能を発揮して活躍するという点にある。 本作もその新入社員パターンの例に漏れずであるが、大活躍前夜祭程度に抑えているのは良かったのか悪かったのか。 また、おまけ小説(はやってんの?)で、出入りのクライアント社員視点でゴニョゴニョやっているのは、作品を分けず、事情も聞き出す形でできなかったかなあ。日常系の作品に多いけど、全体に作品の印象を悪くする方向にしか作用しないんだけど。 余談。 本当にキャラクターが強すぎて、5人が実在の俳優で脳内再生されてしまうので、本当に困った。例えばウラハラナミは高畑充希なんだなあ。
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再読。 著者との出会いとなった大好きな作品。 ナミと大滝、黒川の今の凹組もいいけど、ゴミヤ、オータキ、クロの凹組が切なくて好きです。 ストーリーの各所に散らばった伏線が、少しずつ回収される展開に、ページを何度も戻したり、読み終えてからも更にパラパラ戻ったりと、しばらく楽しみま...
再読。 著者との出会いとなった大好きな作品。 ナミと大滝、黒川の今の凹組もいいけど、ゴミヤ、オータキ、クロの凹組が切なくて好きです。 ストーリーの各所に散らばった伏線が、少しずつ回収される展開に、ページを何度も戻したり、読み終えてからも更にパラパラ戻ったりと、しばらく楽しみました。 10年経ってナミが現れ、そのおかげで本来の凹組が復活するラストに、やっぱり今回も鼻の奥がツンとして仕方がなかったです。 あー楽しかった。 これからも何度も手にする作品になると思っています。 追記、 文庫に未名未コーポレーションの磐井田を中心にした書き下ろし短編があると知り、ファンとしては外せない!と、文庫を手に入れ読みました。ゴミヤが戻った凹組は、相変わらずナミ以外の3人が揉めることは多くとも、細々と仕事を続けている様子。仕事の内容も、変わらずポスターやパンフ作成などの、大きなお金の動かないようなものが多いようではあるけれど、旅館の蔵を改装したチャペルを作るなんていう楽しそうなものもあるようで、その仕事ぶりは、想像するに楽しそうで仕方がありません。磐井田も、魂の糧である銅版画の個展を続けていたことが嬉しい。この先も、凹組の面々と、著者の作品で出会いたいと思わされるつなぎの物語でした。
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タイトルからは殆ど内容の見当がつかなかったけど、小さなデザイン会社のメンバーが、デカ男2人と小柄女1人で、それが並んで凹の字に、ってことだった。それにまつわる下心やら嫉妬やらが、過去と現在を行きつ戻りつしつつ、会社の浮沈も含めて語られていく。基本、淡々とした日常譚なんだけど、ちょ...
タイトルからは殆ど内容の見当がつかなかったけど、小さなデザイン会社のメンバーが、デカ男2人と小柄女1人で、それが並んで凹の字に、ってことだった。それにまつわる下心やら嫉妬やらが、過去と現在を行きつ戻りつしつつ、会社の浮沈も含めて語られていく。基本、淡々とした日常譚なんだけど、ちょっとしたトラブルとかをまぶすことによって、膨らみのある物語に仕上げられている。初挑戦の作家だったけど、楽しんで読めました。
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さらっと読めました。最近ヘビーなのばかり読んでたので、とてもライトで軽やかに読みきれた。大きな山場とか特にないけど、ほっこりできました。
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