宇宙創成(上) の商品レビュー
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宇宙論の歴史についてのノンフィクション物語。 神話から最新のビックバン理論まで、宇宙論が辿った道筋をやかりやすく描いていて、面白い。 また、科学理論がどう誕生し、どう選択されるのかがわかる。
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良いなぁ~宇宙って。神話の時代から、相対性理論、ビッグバン・・・どんどん発展してきた宇宙論。でもまだまだ謎だらけ。人間が知っている事なんて、ホントに限られた事だけなんだなぁ。
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最初は「え? ああいやアレですよ。もういまさら地動説から説明しなくても」……と若干流れに乗り切れなかったんだけど、科学者だけれど、人間味あふれる争いやら、学説のライフサイクルの過酷さ、今まで名前も知ららなかった科学者の偉大な発見の積み重ねの上に築かれた現在。 まだ上巻なのに、私の知識レベルを超えているんだけど、下巻理解できるんだろうか。 不安になりつつも、下巻を読むのが楽しみである。 そういえば、大体の科学系の本に載ってるニュートンの扱い……「あいつすごいんだけど、アインシュタインの方がすごいんだよね」という、アインシュタインの踏み台となっているような。 発見の割りに、ページの割かれ具合が酷い気がする。気になる。
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第二章の相対性理論も面白いが,ハーシェルやハッブルらの個性の強い観測家たちの登場する第三章がとても面白い.最小限の式しか使わずにダイナミックに話を展開していく著書の力量はすごい.もちろん勉強はするにしても専門でもない分野でこれだけ読者に語ることのできるのはとんでもない才能だと思う...
第二章の相対性理論も面白いが,ハーシェルやハッブルらの個性の強い観測家たちの登場する第三章がとても面白い.最小限の式しか使わずにダイナミックに話を展開していく著書の力量はすごい.もちろん勉強はするにしても専門でもない分野でこれだけ読者に語ることのできるのはとんでもない才能だと思う.
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ド文系の私はどうやって月の直径を試算したかなど恐らく常識的なことすらも知らなかったのでとても楽しかった。まだビッグ・バン理論の誕生のところまでしか読んでいない。アインシュタインのような天才でも美しくない宇宙定数を必要としたというのが面白い。
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サイモン・シンの本は、内容が難しいのに読んだら止まらないすごい文章力。 村上春樹と同じくらい、名前で読みたい!と思わせる人。
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サイモン・シン氏が書いているのでとても読みやすい. 宇宙だけではなく,関係が深い物理学についても説明している. そっちの方面も知ってるとなお良いが,知らなくてもサクサク読めるかと. サイモン氏はどれもおすすめ.
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天文学の変遷については、以前読んだ「眠れなくなる宇宙のはなし」で把握していたのだけど、それでもサイモン・シンの知的興奮を呼び起こす構成・文章力にしてやられた。 なによりも解説がわかりやすい。特に苦もなく読み進めることが出来た。 さて、上巻ではビッグ・バンがついにその可能性ととも...
天文学の変遷については、以前読んだ「眠れなくなる宇宙のはなし」で把握していたのだけど、それでもサイモン・シンの知的興奮を呼び起こす構成・文章力にしてやられた。 なによりも解説がわかりやすい。特に苦もなく読み進めることが出来た。 さて、上巻ではビッグ・バンがついにその可能性とともに姿を現した。下巻ではどんなドラマと知的興奮が待ち受けているのだろう。 -下巻に続く
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面白かったです。 同じ作者さんの本でいうならばフェルマーのほうが好みでしたが、宇宙もすごくおもしろかった。 ビックバンモデルが作られるまでには途方もない時間がかかったのですねぇ。すごいな。
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「フェルマーの最終定理」に引き続き、明快な文章と、簡易な例え、そして適切な図解が豊富で非常に読みやすい。軽快な読み口ながらも、読者の知的好奇心に訴える文章は、昔読んだアシモフの科学エッセイが思い起こされて、懐かしさも感じつつ非常に興味深く読めて面白かった。 ちょっとだけ難点を挙...
「フェルマーの最終定理」に引き続き、明快な文章と、簡易な例え、そして適切な図解が豊富で非常に読みやすい。軽快な読み口ながらも、読者の知的好奇心に訴える文章は、昔読んだアシモフの科学エッセイが思い起こされて、懐かしさも感じつつ非常に興味深く読めて面白かった。 ちょっとだけ難点を挙げれば上下巻とはいえ、何となく話の進み方が遅く感じるところ。希望としては最終的には現代物理学まで踏み込んだ宇宙創成の瞬間の解説までしてくれることを期待しているのだが、このペースでそこまでいけるかどうかがちょっと不安。 まあそこは今後の楽しみということで引き続き読み進めて行こうと思う。
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