サラエボのチェリスト の商品レビュー
世界で大絶賛されたとある。でも我が評価は星3つ弱。第二部120ページで中断。 100ページを超えて読んでも本の中に入れなかった。戦禍にあるというのにもう一つ緊迫感がない。最初に「これはフィクションである」と断られている。 ノンフィクションだと思っていたのでそこで最初にがっかり...
世界で大絶賛されたとある。でも我が評価は星3つ弱。第二部120ページで中断。 100ページを超えて読んでも本の中に入れなかった。戦禍にあるというのにもう一つ緊迫感がない。最初に「これはフィクションである」と断られている。 ノンフィクションだと思っていたのでそこで最初にがっかり。事実をもとにしたフィクションとも帯にあるけど、それでも物語が、こういってはなんだけど、つまらない。タイトルのチェリストの姿が思ったほど描かれてこない。 やり過ぎてはいけないけど、フィクションなら読者に読ませるための脚色はあるというか必要で、それでこそ読者に伝わることもあるし、それでこそ小説家である。何より読ませなくてはならないのでは?(自分の読書力の無さ故を差し置いての失礼をお許しを) 気を取り直して読もうとしたけれど、やっぱり駄目だった。何のかんのといっても要するに文体とストーリーが自分の性に合わなかったのだろう。 ノンフィクションドキュメントで登場人物もすべて実在で、その証言から書かれたというのなら最後まで読み続けたと思う。
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ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中に,セルビア側勢力に包囲されたサラエボが舞台. 爆撃によって死んだ22名を弔うために,チェリストが22日の間,毎日同じ時間にチェロを演奏する.これがタイトルの由来だが,チェリストは狂言回しで,主役はスナイパー,パン工場の労働者,家族のために水汲みに行...
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中に,セルビア側勢力に包囲されたサラエボが舞台. 爆撃によって死んだ22名を弔うために,チェリストが22日の間,毎日同じ時間にチェロを演奏する.これがタイトルの由来だが,チェリストは狂言回しで,主役はスナイパー,パン工場の労働者,家族のために水汲みに行く男性の3名で,彼らの極限下での生活,心の葛藤が描かれる. 実話をもとにしたフィクションらしいが,オチはない.希望もない.紛争も終わっていない中で,3名の物語も終わらないまま読了. ウクライナで戦争が進行中の今,色々と考えさせられながら読んだ.
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『プリズン・ブック・クラブ』で紹介され、そこでの評価が高めだったため読んだ本書。 ボスニア紛争中のサラエボ、「そこが狙撃される可能性がありますよ、というのは、太陽が東から登りますよというのと同じ」、という、極限の状況。 スナイパー、パン工場の職員、家族持ちの父親という3人の視...
『プリズン・ブック・クラブ』で紹介され、そこでの評価が高めだったため読んだ本書。 ボスニア紛争中のサラエボ、「そこが狙撃される可能性がありますよ、というのは、太陽が東から登りますよというのと同じ」、という、極限の状況。 スナイパー、パン工場の職員、家族持ちの父親という3人の視点を通じ、当時のサラエボの状況が描写される。 涙ちょちょ切れ、泣きながら一気に読みました、状態かと思いきや、読み進めるのが結構しんどかった。多分、街の描写に巧みさがなく、人々の悲惨な状況に実感を伴うことが難しかったことが原因だと思われる。
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ボスニアの首都サラエボは市街地を丘陵地が取り巻くという地形をしている。1992年のボスニア内戦勃発後、セルビア系兵士約4万人がサラエボを取り巻く高地に布陣して、サラエボ市街地に無差別攻撃を開始した。そのサラエボ包囲戦が、本書の地理的・社会背景的な舞台となっている。 そのような中、...
ボスニアの首都サラエボは市街地を丘陵地が取り巻くという地形をしている。1992年のボスニア内戦勃発後、セルビア系兵士約4万人がサラエボを取り巻く高地に布陣して、サラエボ市街地に無差別攻撃を開始した。そのサラエボ包囲戦が、本書の地理的・社会背景的な舞台となっている。 そのような中、戦争犠牲者の鎮魂のために、ひとりのチェリストが22日間街路で「アルビノーニのアダージョ」という曲の演奏を続けていた。チェリストの演奏が開始したのは1992年5月28日のことである。本書の時間的な舞台は、そこからの22日間の間に収まっている。 筆者は、セルビア系兵士に包囲され無差別攻撃を受けているサラエボに住む人たちを、アロー、ケナン、ドラガンという3人の登場人物を通じて描いている。 サラエボ包囲戦の背景や経緯、あるいは、最終的にどのような結末を迎えたのかという史実は知らないのであるが、この小説に描かれているサラエボの街は、絶望的な状況に置かれている。そこに住む人は、客観的には希望が持てるような状況ではない。それでも、アロー、ケナン、ドラガン、あるいはその他の登場人物たちは、何とか前を向きながら生きていこうとしている。 もちろん、彼らは小説というフィクションの世界の人物なのではあるが、しかし、サラエボの包囲戦は史実であり、それを生き抜いた人たちがいるということも事実である。絶望的な状況の中でも、前を向いて生きていこうとしていた強い人たちがいるということには、心を強く動かされるものがある。
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プリズンブッククラブの課題本。 読み続けるのが辛く、読みながらずっと今ここがこんなに平和であってもきっとあっという間にサラエボみたいになるんだろうなと思わずにはいられなかった。 こんなバカげたことがずっと続くわけない、と思うようなことが、誰にも止められないまま続いてしまうことって...
プリズンブッククラブの課題本。 読み続けるのが辛く、読みながらずっと今ここがこんなに平和であってもきっとあっという間にサラエボみたいになるんだろうなと思わずにはいられなかった。 こんなバカげたことがずっと続くわけない、と思うようなことが、誰にも止められないまま続いてしまうことってあるんだろうな。 砲撃や銃撃がまるで罵り合いのように続くという描写があって、たまらなかった。
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「サラエボのチェリスト」(スティーヴン・ギャロウェイ:佐々木信雄 訳)を読んだ。サラエボ包囲という極限の状況下における人間としての生き方を問う衝撃作。これを読む全ての人をしてその当時自分が何処で何をしていたのかと振り返らせるにちがいない。真摯に向き合うべき作品である。
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戦時化のサラエボは映画にも描かれるているが、様々な人から聞いた話をもとに創作しているので、当時の様子がリアルにでてきている。 道を歩けばスナイパーに狙われる恐ろしい状況。
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戦争の渦中にいる町のひとびとの暮らし。 著者は体験者ではないが、リアルな描写。 ひたひたと迫る何かが読む手を止めさせない。
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