クラウド・コンピューティング の商品レビュー
南井所有 →10/09/04 福岡さんレンタル →10/10/24返却(浦野預り)→10/11/02返却
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【要旨】 ○ソフトウェア業界の異変 ・ソフトウェアパッケージ+バージョンアップ ⇒ 売れなくなってきている。 ⇒現状への満足感、ソフトフェアそのものへの関心の薄れ ・ブロードバンドの普及によりデータを見せるソフトはすべてウェブアプリ化 ⇒ソフトウェアでなく、サービスを...
【要旨】 ○ソフトウェア業界の異変 ・ソフトウェアパッケージ+バージョンアップ ⇒ 売れなくなってきている。 ⇒現状への満足感、ソフトフェアそのものへの関心の薄れ ・ブロードバンドの普及によりデータを見せるソフトはすべてウェブアプリ化 ⇒ソフトウェアでなく、サービスを提供する形態の方がユーザの利便性が高い ○モバイル端末について ・日米の携帯メールは下記の点において、機能が異なる 米国:SMSが主流。PCへの送受信は困難 日本:インターネットを介し、PCとの送受信が可能←写メール、絵文字等、独自の携帯文化を醸成 ・日米のiPhoneの受け止め方。 米国: 好意的 ←PCへの送受信が可能+PC用のウェブサイトの閲覧が可能 日本: やや好意的 ←上記機能は国産携帯で可能、でもPC用ウェブサイトの閲覧はiPhoneが勝る。 ・グーグルのモバイル戦略 無償OS、アンドロイドを展開⇒モバイル端末をインターネット環境(自社サイト)に引き込むための布石 モバイルをパソコン化するに適したOSを無償で配布し、時代の移行を加速する狙い。 ○クラウドとは ・複数の同時並行的なトレンド(Web2.0、ASP、仮想化・・・)に明確な方向性が生まれた。 ・クラウドの要素 サービス化・・雲の中のサーバで処理 ホーダレス・・クラウドへの接続端末を選ばない 分散・・・・・・・・データはローカル以外に分散 集約・・・・・・・・サーバ、端末それぞれに役割の特化した性能への集約化 ○今後の課題 ・信頼性 ⇒SLAの整備が必要 ・通信への依存 ・セキュリティ ⇒クラウド提供会社を信用できるのか ・クラウド定着には ⇒キャズム越え。ハイテク機器市場では消費者はピラミッド構造をなしている。 イノベーター⇒アーリーアダプター⇒アーリーマジョリティ⇒・・・ ↑ ここにキャズムと呼ばれる溝がある。この溝を越えないと普及に至らない。 【所感】 クラウドが様々な課題を克服し、キャズムを越え、広く普及したとする。家電全般もクラウドに接続する機能を持ては、いわゆるユーティリティコンピューティングが実現する。すると・・ ・個々の消費パターン(購買商品、価格、趣向) ⇒ POS,電子マネー決裁を通じて、クラウド内のデータベースへ ・個々の行動パターン ⇒ GPS機能付き携帯により、クラウド内のデータベースへ ・食の趣向、コンテンツ趣向・・・ ⇒ 家電製品からクラウド内のデータベースへ 等々、個人にまつわるあらゆるデータの採取が可能となり、より効果的なマーケティング、広告戦略が可能となる。(アマゾンのリコメンド機能の拡張版といった感じ。本だけでなくすべての消費財がこの仕掛けに乗っかるイメージ)
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IT業界の動向に熱心な関心を寄せる人でなくとも、耳にしたことがあるだろう「クラウド(化)」という現象について端的に学べる本。 キーワードはゴシック体で強調され、各章の終わりには要約も付されており、親切な構成で読みやすい。 「ウェブとローカルの壁を越える」という意識すらも「超えた...
IT業界の動向に熱心な関心を寄せる人でなくとも、耳にしたことがあるだろう「クラウド(化)」という現象について端的に学べる本。 キーワードはゴシック体で強調され、各章の終わりには要約も付されており、親切な構成で読みやすい。 「ウェブとローカルの壁を越える」という意識すらも「超えた」とき、 クラウドからの恵の雨はより豊かな生活を私たちにもたらしてくれるのかもしれない。
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内容は基礎的でわかる人には何を今更って感じなんだろうけど、おれ的には読む価値アリでした。 やはりIT系の本は最新を読まなければ。陳腐化するのが早い。
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普段なにげなく使っている、パソコン、携帯を使ったネットワークサービス。現在、パソコンはデータを保有するサーバーにアクセスすることが主体の、「ただの箱」になる流れになっている。 クラウド・コンピューティングの歴史の、技術的・社会的背景について書かれていて、ネットワークの発達が、コ...
普段なにげなく使っている、パソコン、携帯を使ったネットワークサービス。現在、パソコンはデータを保有するサーバーにアクセスすることが主体の、「ただの箱」になる流れになっている。 クラウド・コンピューティングの歴史の、技術的・社会的背景について書かれていて、ネットワークの発達が、コンピュータそのものやネットワークを介したサービスのあり方と深くかかわっていることを知り、勉強になった。 iPhoneが普通の携帯電話と同じようには使えない不便さも併せ持つのにも、きちんと背景があったということ。
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10/08/02 クラウドとは何かというよりは、どんなサービスがあるかがメインの内容となっている。 データはクラウドに預けたほうが安全性が高いという提言は最近薄々と感じていた。個人PCのHDDが壊れてデータが吹っ飛ぶ確率はクラウド上の保存先よりも高い。セキュリティ面は心配だが、...
10/08/02 クラウドとは何かというよりは、どんなサービスがあるかがメインの内容となっている。 データはクラウドに預けたほうが安全性が高いという提言は最近薄々と感じていた。個人PCのHDDが壊れてデータが吹っ飛ぶ確率はクラウド上の保存先よりも高い。セキュリティ面は心配だが、預けて問題ないデータなら積極的にクラウド上に保存ですね。
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クラウドがなんだかわからない時に読んだ本。 非常に分かりやすく書かれていて、 なんとなく実感できた気がした。 具体的なサービス名が書かれていたのが すごく良くて、 中でもライブメッシュは現役で ガンガン使っているので、この本に出会えて良かった。
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読み終わってから3ヶ月過ぎてからのレビュー。。。 内容を覚えていません。 情報が古いかな。(2009年前半)
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最近パナソニックが生産管理で導入することでも話題になった「クラウド・コンピューティング」について初めて触れる人でも、まとまっていて読みやすいと思う。 それは、章毎にまとめがあるし、キーワードが強調されていたり丁寧に解説があるからかな。
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第4章のまとめが、クラウドコンピューティングの側面を言い当てている。 (以下引用) ――ソフトウェアのサービス化、ハードウェアのボーダレス化、データなどの分散、保存のための記憶装置や処理のための演算能力の集約という4つの要素からなる。最初から方向性を持った技術ではなく、それ...
第4章のまとめが、クラウドコンピューティングの側面を言い当てている。 (以下引用) ――ソフトウェアのサービス化、ハードウェアのボーダレス化、データなどの分散、保存のための記憶装置や処理のための演算能力の集約という4つの要素からなる。最初から方向性を持った技術ではなく、それぞれ独立して発展したさまざまな技術革新や技術動向の成果が現れた、1つの現象である―― この新書の副題は~Web2.0の先にくるもの~ つまりコンシューマー市場で起こっているクラウドコンピューティングという現象の説明に、ページの大半を裂いている。 デジカメで撮影した写真をどこに保管する?今は写真共有サイトやmixiのフォトアルバムにデータを置いておくことが一般的だ。 ワードやエクセルをPCにインストールする?そんなことはしない。グーグルが提供しているスプレッドシートを使えば、いちいちワードのアイコンをダブルクリックして重たいソフトを立ち上げなくても、Webブラウザのアイコンをクリックするだけで、文書作成や表計算のアプリケーションを起動できる。 インターネット回線をつないだ時に使えるプロバイダが用意した電子メールサービスを使う? ホットメールとかGmailといった、これもWebサービスを手掛ける企業が提供してくれるWebブラウザ経由のアプリケーションで代用できる。 このように、Webブラウザを介して使う種々のアプリケーションを使うようになってきたが、昔はそうではなかった。 写真の保存には外付けのハードディスクを購入していたし、ワードやエクセルを企業が使う場合はライセンス費用というものが掛かる、メールシステムだって自前で構築しようとすれば足が出る。 かつては一般的だったWebアプリケーションの導入や使い方に変化が生じている、これがコンシューマーサイドから明らかになるクラウドコンピューティングの実体だ。 こうした流れは、PCに導入しているソフトやツールによらないことが大きい。 Webブラウザさえあれば、どのPCからでも同じようにサービスを利用し、インターネットの向こう側にデータを保存しておける。 小型の低価格PC「ネットブック」はスペックが低いが、こうしたPCでもWebブラウザを読み込める環境さえあれば、種々のアプリケーションを使うことができるのだ。 クラウドコンピューティングは、コンピュータの常識を変える可能性を十分に持っている。 そしてそれは、企業の情報システムや経営手法をも変えようとしている。 コンシューマーと対をなすエンタープライズ分野のクラウドコンピューティング、そこへの言及は別のブックレビューで◎
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