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空ばかり見ていた の商品レビュー

3.8

84件のお客様レビュー

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    13

  2. 4つ

    34

  3. 3つ

    18

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2015/08/01

ローストチキン・ダイアリーと永き水曜日の休息が好き。 ほっこりしたり、しんみりしたり。 なんだか一筋縄ではいかない連作短編集でした。

Posted byブクログ

2015/04/30

『それからはスープのことばかり考えて暮らした』がまあまあだったので、この本を図書館で借りたけれど、短編は…。悪くないのだけれど、特に良くもなく。印象が薄いというか…。雰囲気を味わう感じなのかな。

Posted byブクログ

2015/03/14

旅をする床屋。 彼とともに物語も、そして僕たちもそれぞれの場所・時間を巡る。 甘く柔らかく優しい表現と、さらっと消え行く後味は、まるで物語の中に出てくるお菓子<マアト>のよう。 その感覚に浸りつつ、紡がれる12の物語。 それらは、僕たちに壮大な世界の一部を垣間見させてくれる。...

旅をする床屋。 彼とともに物語も、そして僕たちもそれぞれの場所・時間を巡る。 甘く柔らかく優しい表現と、さらっと消え行く後味は、まるで物語の中に出てくるお菓子<マアト>のよう。 その感覚に浸りつつ、紡がれる12の物語。 それらは、僕たちに壮大な世界の一部を垣間見させてくれる。 世界は広く、限りない。 君はずっとこの場所に縛られる必要はない。 気が向けば、旅に出ることもできる。 そこで知らない世界を見ればいい。 旅先の幻のような物語たち。

Posted byブクログ

2015/02/20

わかる話もわからない話も、不思議な話も、一話ずつのほんわりとした空気感を大切に読みました。一気読みはできないけど、読後のなんとも言えない気持ち良さが大好きです。装丁の素敵さもさすが♡

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2015/01/12

流浪の床屋の物語。「床屋」もふさわしくないんですよね、本来は。でも、やはり「床屋」なんだけどなぁ。。 ファンタジー要素も強くて、いろんなホクトがいて、何が正解なのかわからんくなりましたが、ほっこりと温かい。

Posted byブクログ

2014/12/04

旅する床屋ホクトの物語 ふわふわしてて掴み所がない短編の数々... おかしくて、あったかくて、ちょっぴり切ない。 あなたのホクトはどんな人?

Posted byブクログ

2014/11/18

床屋ホクトを取り巻く12の物語。 空想か、妄想かの世界に急にいってしまったりして、読みにくく感じた所もありましたが、私の力不足という事にして…。 「ローストチキン・ダイアリー」はとてもかわいかったです。そんなカウントダウンクリスマス、1度やってみたいです。仕込みが大変ですが… そ...

床屋ホクトを取り巻く12の物語。 空想か、妄想かの世界に急にいってしまったりして、読みにくく感じた所もありましたが、私の力不足という事にして…。 「ローストチキン・ダイアリー」はとてもかわいかったです。そんなカウントダウンクリスマス、1度やってみたいです。仕込みが大変ですが… それから、「永き水曜日の休息」が好きです。 閉館した後の薄暗い半分消された照明の下で自分の好きな本がキラキラと輝く様は気持ちがわかる気がしました。本が好きだという気持ちが伝わってくるお話でした。 私自身、好きな本や漫画が本屋さんの書棚からなくなっていると心の中で密かにうきうきしたりしてしまいます。

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2014/05/14

どの章も、思わずふふふと笑みがこぼれるような終わりかた。 美しく愉しい文章。 読み終えて、ほぅ、、と余韻に浸る。

Posted byブクログ

2014/04/23

色んなホクトさんがいた。 友達でも、働いてる姿を偶然街で見かけたら、普段とは全然印象が違って新鮮な一面を見たような気持ちになったりするけど、正にそういった感じでした。 長靴をはいた神様の後ろ姿、役割が多いホテルマン、合わないメガネをかける女の子の恋心、、、印象的で心をくすぐられる...

色んなホクトさんがいた。 友達でも、働いてる姿を偶然街で見かけたら、普段とは全然印象が違って新鮮な一面を見たような気持ちになったりするけど、正にそういった感じでした。 長靴をはいた神様の後ろ姿、役割が多いホテルマン、合わないメガネをかける女の子の恋心、、、印象的で心をくすぐられる描写がたくさん。 あぁなんだかいいなぁと、本を読んでる間ずっと思う。

Posted byブクログ

2014/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんだこれ、じわじわくる…! 流浪の床屋、ホクトをめぐる12の物語。 全てホクトが主人公の話というわけではなく、作中作であったり、他人語りであったり、ホクト一人称だったり…と、いろんな形で流浪の床屋が現れます。 「草原の向こうの神様」「リトルファンファーレ」の流れ、「七つの鋏」と「リトルファンファーレ」の繋がりがよかった…。 「リトルファンファーレ」も「草原の向こうの神さま」もなんというか、切ないのですが、風が吹き抜けたようなスッとした感じ...読後は神聖な気持ちになります。 「彼女の冬の読書」のアヤトリの一年の過ごし方がよいなぁと思いました。春から秋は働いて、冬は本を読むためだけに時間を費やすって素敵過ぎる(笑) 「星はみな流れてしまった」ではデ・ニーロの親方なんかも出てきて少し嬉しいです。 「ローストチキン・ダイアリー」もほんわかして好きです。 流浪の床屋っていう言葉がとても魅力的です…!革ベルトのサックに愛用の鋏って確かに「放浪のガンマン」的なかっこよさがありますよね。 『猫町』を読んでみたくなりました。

Posted byブクログ