プシュケの涙 の商品レビュー
2部構成になっており、時間軸としては後半→前半の順。 前半では彼女が亡くなった理由が語られ、後半では亡くなる前の彼女と彼の学校生活が描かれている。 後半で、とても青春している彼らが描かれているため、彼女が亡くなったことが残念でならず、もっと彼らのこれからを見てみたかったと切なくな...
2部構成になっており、時間軸としては後半→前半の順。 前半では彼女が亡くなった理由が語られ、後半では亡くなる前の彼女と彼の学校生活が描かれている。 後半で、とても青春している彼らが描かれているため、彼女が亡くなったことが残念でならず、もっと彼らのこれからを見てみたかったと切なくなる。 だが、なぜ彼女が死ななければならなかったのか。ただ、切ない話にするために死んだのではないかと思ってしまう。 なんだかいたたまれない読後感ではあったが、続編があるらしいのでいつか読んでみたいと思う。
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シリーズ第1作目の読後は哀しい。既読の柴村作品とは別印象。 続編『ハイドラの告白』『セイジャの式日』あり。 第1作目を読んでから、かなり間を置いた2014/07/30より第2作目『ハイドラ』を読み始め、すぐ3作品読了。 当初第1作目はライトノベルレーベルから刊行され、後、一...
シリーズ第1作目の読後は哀しい。既読の柴村作品とは別印象。 続編『ハイドラの告白』『セイジャの式日』あり。 第1作目を読んでから、かなり間を置いた2014/07/30より第2作目『ハイドラ』を読み始め、すぐ3作品読了。 当初第1作目はライトノベルレーベルから刊行され、後、一般文芸文庫レーベルのメディアワークス文庫から再刊行され、第2、3作目も引き続きメディアワークス文庫から刊行された。 第3作目の最後の2行迄切ない。
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女子高生が校舎から飛び降り自殺した――同級生の男子ふたりがその真相を探るが… 暗い題材を扱っているのに、透明感がある切ない作品。表紙が綺麗で、世界観を上手く表現してる。 評価が高いので期待して読んだけれど、特に真新しいものはなかったなぁ。 あと私はラノベ系はやっぱり苦手なのか...
女子高生が校舎から飛び降り自殺した――同級生の男子ふたりがその真相を探るが… 暗い題材を扱っているのに、透明感がある切ない作品。表紙が綺麗で、世界観を上手く表現してる。 評価が高いので期待して読んだけれど、特に真新しいものはなかったなぁ。 あと私はラノベ系はやっぱり苦手なのか、どうも主人公に共感出来ないというか話に入り込めなかった。 でも言葉と世界観は綺麗で読みやすかったな。
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最初の物語と次の物語の論点が違う。 からおもしろいと思った。 何が正解で 誰が正しいかなんて そんな事わからない。 ただあの娘が好きなだけだったんだ 後編を読んでそれに気づいたとき すごく悲しくて 深い愛に気づきました。 生きる意味なんて君だけで十分だったんだね。
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内容はそんなに目新しいものでもないし、盛り上がり所もないのだけれど、心にずしりとくるものがありました。切ない青春ものです。 読み終わったあと、いまいちど前編、そして表紙のイラストを見返すと色々と考えてしまいます。由良くんはなかなかの変人だったけれど、あのあと彼はきっと、泣いてい...
内容はそんなに目新しいものでもないし、盛り上がり所もないのだけれど、心にずしりとくるものがありました。切ない青春ものです。 読み終わったあと、いまいちど前編、そして表紙のイラストを見返すと色々と考えてしまいます。由良くんはなかなかの変人だったけれど、あのあと彼はきっと、泣いていたんじゃないかなあ… とても素晴らしい作品でした。
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もしも神様がいるのだとしたら彼女の死を説明してほしい。 どう考えても切なくて救われなくて。 命は一瞬でなくなる儚いものだと改めて気づく。
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物語としてはあまりおもしろくない。ただなんかこう、「みずみずしい」とか言われるような、きれいなモチーフがたくさんちりばめられていて、読み心地は悪くない。わりとまっとうにへこめる。ラノベレーベルでこういう本が出ると妙に受けがいいのよな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初は榎戸川くんの視点から物語が進んで、なんかぱっとしない主人公だなーと思ったけど、主人公は由良だったのですね。 最初に事件の真相を知って、推理をメインにした小説としてはあっさり終わったなーと思っていたのですが、第2部で本当にやられました。切なすぎる。 物語の構成としても第2部を引き立てるし、時系列順じゃないことに意味もあったし素晴らしい。 他の2冊も早く買わなきゃ。
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彼方が主役なのに語りは彼方が全然出てこない。 最初誰が主役か分かんない。 でもなかなかいい話でした。
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「俺は、トラウマって言葉を免罪符にしようという考え方、好きになれない」 「トラウマという言葉を笠に着て、僕は誰よりも傷ついてるんですと主張するだけ。人間なら誰だって塞ぎきれない傷の一つや二つ負ってるもんなのに、殊更にそれを主張するのは『俺って呼吸してるるんだぜ』と自慢するようなも...
「俺は、トラウマって言葉を免罪符にしようという考え方、好きになれない」 「トラウマという言葉を笠に着て、僕は誰よりも傷ついてるんですと主張するだけ。人間なら誰だって塞ぎきれない傷の一つや二つ負ってるもんなのに、殊更にそれを主張するのは『俺って呼吸してるるんだぜ』と自慢するようなもの。」 感情移入して読みたいわたしとしては、主人公が読者の知らない事件の真相を知っている設定は好きになれない。 ストーリー自体は面白かった。 物語の後半、吉野彼方主人公の物語が本の前半に来ていたら、もっと面白く読めたと思う。
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