まほろ駅前多田便利軒 の商品レビュー
非常にわかりやすく小気味のいい文章でとても読みやすかった。話もおもしろい。登場人物は少なくはないけれども、性格や価値観などをもとにしっかりと書き分けられてるから、「あれこれ誰だっけ」とならなかった。 行天の暗い過去に触れつつも、多田の救済がメインとなった1作という感じかな。本当...
非常にわかりやすく小気味のいい文章でとても読みやすかった。話もおもしろい。登場人物は少なくはないけれども、性格や価値観などをもとにしっかりと書き分けられてるから、「あれこれ誰だっけ」とならなかった。 行天の暗い過去に触れつつも、多田の救済がメインとなった1作という感じかな。本当にそんな経験をしたんだろうかと思えるくらい、心理描写が丁寧で、読みながらも想像が掻き立てられて、終盤の多田の告白と行天の台詞にはグッとくるものがあった。
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激しい展開や心揺さぶられるようなことは無いけれども、連続ドラマを見ているように目が離せない感じ。 ふたりが頭の中で不器用に動く姿が浮かんできて微笑ましくもあった。 つづき、よみたいかも。
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上質なバディ、ブロマンスものでとても良かった。小説というか、漫画を読んでいる気分になる。お互いに過去に後ろ暗いものがあり、便利屋として街の人と関わっていく様も温かかった。ひょんなことから事件を呼び、巻き込まれていくのも楽しい。個人的にはふたりしてぷかぷか煙草を吸いまくってるのが、...
上質なバディ、ブロマンスものでとても良かった。小説というか、漫画を読んでいる気分になる。お互いに過去に後ろ暗いものがあり、便利屋として街の人と関わっていく様も温かかった。ひょんなことから事件を呼び、巻き込まれていくのも楽しい。個人的にはふたりしてぷかぷか煙草を吸いまくってるのが、不健康そうで不健全な大人のそれらしくて良かったな〜。行天に振り回されながらも、この1年楽しかったのだ。という回想する多田が良かった。
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この街の中に自分がすんなり入れない。自分とは交わらない遠い向こう側の出来事という感覚がぬけきれず、感情移入できる人物が出てこなかった。
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まほろ町で便利屋を営む主人公のところに、彼の高校の同級生がひょんなことから事務所に転がり込み、ふたりで依頼を解決しながら親睦を深めていく友情物語です。 直木賞受賞作品であり、映画化もされたのになぜか読んでいなかったのですが、久々に会う友人が好きだったことを思い出し、会う前に読ん...
まほろ町で便利屋を営む主人公のところに、彼の高校の同級生がひょんなことから事務所に転がり込み、ふたりで依頼を解決しながら親睦を深めていく友情物語です。 直木賞受賞作品であり、映画化もされたのになぜか読んでいなかったのですが、久々に会う友人が好きだったことを思い出し、会う前に読んで当日盛り上がろう、と思い手に取りました。 が、驚くほど面白くなくて唖然。 笑いあり涙ありの作品ではありますが、なんか薄っぺらいんですよね、人物像も出来事もトラウマも。 ギャグマンガならいいんですけど、拳銃で車を撃たれてものんびりした感じとか、私は受け入れられなかったです。。 人の好みは人それぞれ、とまたつくづく感じました。 (友人とは、当日この本の話は触れずに終わりました)
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少し独特な雰囲気な作品でした! どんな事でも、理由がなんであれ、やっちゃったら同じ、失ったものは戻らないという辛い現実がただ待っているだけです。しかし、時間はかかっても失ったものは再生する、一度壊れた幸福でも、もう一度やり直すことだってきっとできる、絶望と同時に希望も生まれるのかもしれないと感じました。 それにしても、行天の様なフラフラした生き方は、男なら一度は憧れる部分はありますよね(笑) 便利屋という職業も、キレイな事なんて全くないのにどこかロマンがある職業で、振り返ると、今作はマイルドなハードボイルド作品様な印象を覚えました! 続編もあるので、また一度読んでみたいです!
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便利屋として様々な依頼を受ける中で、依頼を達成するだけじゃなくて、多田と行天の関係性や過去が他の登場人物と絡む中で分かっていく様が凄く良かった 過去の依頼主が再度登場して会話したり、人との繋がりが奥深くて好きだった
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お人好しで不器用な多田と、掴みどころがない行天はナイスコンビ。 2人の掛け合いは漫才みたいで、物騒なこともたまにあるのに、なぜか終始ほんわかした。
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最後まで読めないわけじゃなかったけど、なんか途中からどうでもよくなっちゃったな。三十路超えても暴力使う人(使うことをほのめかす人)恥ずかしいよ…
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便利屋をする多田が学生時代の同級生行天と再開ししばらく共に働くことに 2人に訪れる事情を抱えた依頼主を風変わりな方法で解決していきながら、徐々に2人の過去が明らかになっていく スタイリッシュな展開が続きやり取りがコミカルに描かれていて読みやすかった。
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