心は遺伝子の論理で決まるのか の商品レビュー
私たちはなぜ、ときに合理的な思考に背くのか。認知心理学や行動経済学による意思決定の研究、さらに「利己的な遺伝子」、進化心理学の研究を参照し、二重過程モデルをていねいに説明し、合理的とはいったいどういうことなのかを示してくれている。
Posted by
人の脳に組み込まれた演算システムには、 より無数の事象を低負荷で短絡的に一瞬に処理する古いシステムと、 一度に一つしか扱えないが、構築的で批判的に処理できる新しいシステムがあることを、ダーウィン→ドーキンスを経た進化理論をベースに解き明かしていく。 本能、旧皮質、直観に対する ...
人の脳に組み込まれた演算システムには、 より無数の事象を低負荷で短絡的に一瞬に処理する古いシステムと、 一度に一つしか扱えないが、構築的で批判的に処理できる新しいシステムがあることを、ダーウィン→ドーキンスを経た進化理論をベースに解き明かしていく。 本能、旧皮質、直観に対する 理性、新皮質、思考という構図に、 少し異なる角度から光が当てられ、気付かされることは多い。 最終的に、理性の勝利によって商業主義や悪徳商法の罠を避けないと現代を生きていくのは難しいよ、みたいなオチになるのはちょっと浅すぎるが、その結論の出し方も含めてこの本は多くのことを語っていると思う。
Posted by
- 1
