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ナショナル・ストーリー・プロジェクト(1) の商品レビュー

3.8

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

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2013/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

9・11後に企画された,アメリカの普通の人たちの体験談を集めた本です。オースターは編集のみですが,彼の小説にも似た仕上がりです。たとえば,銃で強盗に頭を撃たれたときの話など,衝撃的な実話が詰まっています。現実のその異常さに,引き込まれます。まったく,世界はどうなっているんだろう,と,読めば読むほど迷信深くなって,困ります。

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2012/10/25

ポール・オースターがラジオで一般の人々かや募った実際あった物語を集めた本。 オースターいわく 「この本を最初から最後まで読んで、一度も涙流さず一度も声を上げて笑わないという事態は想像しがたい」 と自信満々だったが結果的には一度も涙を流すことなく、一度も声を上げて笑わうことはなかっ...

ポール・オースターがラジオで一般の人々かや募った実際あった物語を集めた本。 オースターいわく 「この本を最初から最後まで読んで、一度も涙流さず一度も声を上げて笑わないという事態は想像しがたい」 と自信満々だったが結果的には一度も涙を流すことなく、一度も声を上げて笑わうことはなかった。 これはやはり文化の差なのかな、と思う。アメリカンジョークはやはり日本人には理解しがたいものがある。きっとここ笑うとこなんだろうなー、と感じる部分はあったけど、全く笑えなかった。感動的な物語もいかにもアメリカっぽくハリウッド的な感じがあまり自分の好みではなかった。全体的にグッとくる物語はなかったが、そんな中でも割と好きだったのはしょっぱなの「鶏」これはとても良かった。それから、「グリーンピース一皿」「迷子の国」あたりも好きな感じでした。

Posted byブクログ

2015/01/12

アメリカ人の「私のとっておきの話」集。 当然,アメリカ文化を知っている方が楽しめる。 逆にいえば,アメリカ文化をしらないと「???」となることがおおいだろう。 前半は「??」や「で?」という話が多く,トイレにこもる時間も短かった。後半,スラップスティック編はコメディに類するもので...

アメリカ人の「私のとっておきの話」集。 当然,アメリカ文化を知っている方が楽しめる。 逆にいえば,アメリカ文化をしらないと「???」となることがおおいだろう。 前半は「??」や「で?」という話が多く,トイレにこもる時間も短かった。後半,スラップスティック編はコメディに類するもので,楽しく読むことができた。

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2012/06/14

Ⅱを読んでからⅠ。カモフラで買った(?)ので、ハマるとは思っていなかった(笑) Ⅱの内容と比べると、各話ややこなれてない感がある。普通の人々の普通の話だから、へんにこなれてたらそれこそ作為的になってしまうけど。 Ⅰに編まれたなかでもっとも印象に残ったのは、冒頭たった六行で描かれた...

Ⅱを読んでからⅠ。カモフラで買った(?)ので、ハマるとは思っていなかった(笑) Ⅱの内容と比べると、各話ややこなれてない感がある。普通の人々の普通の話だから、へんにこなれてたらそれこそ作為的になってしまうけど。 Ⅰに編まれたなかでもっとも印象に残ったのは、冒頭たった六行で描かれたストーリー、『鶏』だったりする。

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2012/12/24

普通の人々の寄稿という性格上、所謂オチのない単なる事実のとも言える話も多いです。でもそういう話の方がわざとらしさや大げさな感じがなくてかえってリアルに心に響きます。「ファミリー・クリスマス」の泣かせるリサイクルプレゼントが心に残りました。

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2011/09/20

これ最近、新潮文庫にも入ったんだけど、ポール・オースターがラジオで呼びかけて視聴者が自分の記憶に残る大切な話を書いて送ってくれた4,00以上の中から170くらいの話を選んでラジオで放送したものを活字に起こしたもの。9.11のテロの2日後に出版された、テロと戦う国家アメリカとは全く...

これ最近、新潮文庫にも入ったんだけど、ポール・オースターがラジオで呼びかけて視聴者が自分の記憶に残る大切な話を書いて送ってくれた4,00以上の中から170くらいの話を選んでラジオで放送したものを活字に起こしたもの。9.11のテロの2日後に出版された、テロと戦う国家アメリカとは全く別のアメリカに触れられる、ちょっといい話・アメリカ版。 戦争の話、恋愛、喜劇、不思議な縁、死別、いろいろ。心温まる一冊。

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2011/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ポール・オースターがラジオで一般人から募った実話集。 中には戦争や貧困に関するものもあり、今昔アメリカのリアルが見られる。 (素晴らしい本や映画よりも) どんな人生にも最高なユーモアや感動や真理が散りばめられているという、 オースターの考えがあるのだと思った(そして同意する) 自分の生活からも、どんどんネタを拾っていこう。 またあまり知らない隣人にもストーリーがあることを知っておこう。

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2011/08/28

偶然と必然のあいだに、 どれほどの差があるのかわからなくなるような、 実話の数々。 人には一人一人、その人が生きる物語があることを、 あらためて感じた一冊。

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2011/08/22

 Paul AusterがNPRを通じて全米から集めた実話が179話収録されており、1話ずつに人生があり、アメリカがあった。誰が読んでも、共感できる実話が1つはあると思う、お薦めの本。  個人的には、ラスカル、罪を洗うこと、思い出す営み、ケーキ、の話が好き。

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2011/05/15

世界って、思ったよりずうっと狭いんだなあ…と感じた。アメリカの文化の知識があれば、より楽しんで読めそう。

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