行動分析学マネジメント の商品レビュー
今まで仕事で、安全ルールが守れないのは意識の問題と捉えて来た。その意識を変えるためにさまざまな行動を起こしたが、この本を読みその考え自体が間違っていたと気づき衝撃を受け、これだ!とおもった。 曖昧な表現のない科学的な分析に基いた行動原理を利用して行動を変え、それを継続させる。そう...
今まで仕事で、安全ルールが守れないのは意識の問題と捉えて来た。その意識を変えるためにさまざまな行動を起こしたが、この本を読みその考え自体が間違っていたと気づき衝撃を受け、これだ!とおもった。 曖昧な表現のない科学的な分析に基いた行動原理を利用して行動を変え、それを継続させる。そうすることで人の意識や組織の文化までも変わってくる。 いきなり人の意識を変えるのは間違っていた。 素晴らしい本に出会えた。行動分析学をしっかり身につけていきたい。
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会社組織における多くの問題や課題は、行動分析で改善できることが理解できた。ストーリー仕立てで分かりやすく、今後も役立つ1冊になりそう。自分自身の日常の行動改善にも繋げたい。
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本書の内容は「ほめる技術」に通ずるものがあると思って見返したところ、強化と弱化、60秒ルール、シェイピングなどの同じ用語が出てきた。ほめる技術は行動科学で、本書は行動分析学。同じ領域なのだろう。 行動の直後に好子が出現すると行動は増加する。会議で好ましい発言に対してポジティブな...
本書の内容は「ほめる技術」に通ずるものがあると思って見返したところ、強化と弱化、60秒ルール、シェイピングなどの同じ用語が出てきた。ほめる技術は行動科学で、本書は行動分析学。同じ領域なのだろう。 行動の直後に好子が出現すると行動は増加する。会議で好ましい発言に対してポジティブなリアクションを返すと、そのような発言が次々と出るようになる。 進捗会議の事例 乗り越えたことや工夫したこと、結果が出たことに対して関心を示し、ポジティブに反応するのは、よい報告をするという部下の行動を強化する。逆に、「ふうん」という無関心や「まだまだだな」という否定は、嫌子による弱化や消去になる。 ★失敗の報告を奨励したい場合にも使えそう! 相談対応の事例 「相談ですか、ありがとうございます」は好子に乗る強化。自分のところに皆が相談に来るという行動を強化することになる。逆に、「え、またですか?」や迷惑そうな顔は嫌子による弱化。 ★メンバーから相談しやすい土壌を作るのに重要! これまで、いい報告の時にだけ機嫌が良くなる人という印象を持たれないように、良い報告を聞いた時でも感情を抑え気味に対応していた。本書にあるように、ポジティブに、ときには大袈裟にリアクションすることを実践したい。同時に、機嫌が悪い時でも笑顔と感謝を使えるようになる練習も必要。
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行動分析学の手法はいくつかあるが、それらについてとても分かりやすく説明している。具体例も、会社組織の出来事でイメージしやすい。 行動分析学は、以前より動物の調教や療育などでも使われているが、この本を読んで応用範囲がとても広いことに気づかされた。 家族に家事を頼んだり、会議で意...
行動分析学の手法はいくつかあるが、それらについてとても分かりやすく説明している。具体例も、会社組織の出来事でイメージしやすい。 行動分析学は、以前より動物の調教や療育などでも使われているが、この本を読んで応用範囲がとても広いことに気づかされた。 家族に家事を頼んだり、会議で意見を活発に述べてほしいとき、悪い習慣を辞めたいときなど、会社だけでなく日常生活でも使えるし、人々も気持ちよくやってくれる気がする。 ときどき読み返したい本の一つ。
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企業は社員によって構成されている。社員の行動の集積が企業活動そのものである。したがって、企業組織マネジメントの究極の課題は、社員、すなわち、人間の行動の問題といってよい。P10のこの一節は自身の最近の問題意識を的確に表現している。また、組織人事コンサルタントとして著名な舞田竜宣氏...
企業は社員によって構成されている。社員の行動の集積が企業活動そのものである。したがって、企業組織マネジメントの究極の課題は、社員、すなわち、人間の行動の問題といってよい。P10のこの一節は自身の最近の問題意識を的確に表現している。また、組織人事コンサルタントとして著名な舞田竜宣氏による「人の行動は、変えられる。組織の文化も、変えることができる。」という冒頭の言葉も大変心強く感じた。しっかりと通読はできていないが、その科学的・体系的な方法論を深く理解していきたい。人の性格や人格を変えるということではなく、人の「行動」を変えるということはポイントだと思う。
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例があり、とてもわかりやすい 行動分析学、パフォーマンス・マネジメントは組織や個人のパフォーマンス向上に影響を与えることができる マネージャーやHRの人は読んだ方がいいと感じた 出来る人は自分でやったことを自分で褒め、続けることができる環境を作っている 行動は医学によって考えられる ポジティブな反応がポジティブな集団を作る 好子、嫌子が強化、弱化されることで行動が形成される 褒めるのは行動です 行動の60秒以内に褒めないと効果がない 何回か一回に好子を与えるようにすると人はその行動を長く続ける(変比率強化スケジュール) 行動をプロセス化して、具体化する、そしてどこのプロセスが苦手で何を強化すべきかを考えるべきである パフォーマンスは週に一回チェックするべきである シェイピング 細やかな中間設定 ギリギリのラインを越えた時に褒めるべき できない人にはバックワードチェイニング 成功のところから逆算させて、イメージさせる 相手によって意見を変えるのは弁別刺激があるからである、それ変えれば意見を言うようになる 先行するイメージ トークン 代わりのことでそれを利用することで遠い先の利益を意識させ、好子を持てるようにする ずっとやるとマンネリ化するので時々変えたりなくすべきである 苦手な人でも会う前に好きという気持ちを持ち、練習すれば苦手意識はなくなる
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分かりやすく応用しやすい 自分の行動に当てはめてみると、気付きが多く、改善点が明確になった。 これからの人生において、私の考え方や行動の基礎として、ずっと役立てていける内容だった。 この本に出会えて良かった。
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P16 行動分析学では、目安として「60秒ルール」と呼ぶように、行動をしてから60秒以内に起こらない結果には、ほとんど意味がないと考えている。 P32 行動は、行動直後の状況の変化によって変わる。専門用語では行動随伴性と呼ぶ。 好子 行動の直後に出現する行動を増やす刺激や出...
P16 行動分析学では、目安として「60秒ルール」と呼ぶように、行動をしてから60秒以内に起こらない結果には、ほとんど意味がないと考えている。 P32 行動は、行動直後の状況の変化によって変わる。専門用語では行動随伴性と呼ぶ。 好子 行動の直後に出現する行動を増やす刺激や出来事 行動の直後に好子が出現すると行動は増加する ダイアグラムを書くさいには、左からではなく真ん中の「行動」から始める。(「社員が定時に帰社する 」など) 行動の理由は、直前直後の状況の変化にあるから、この行動の直前と直後に何が起こっているのかを考えるのだ。 行動の問題を考えるときは、「頑張り」「努力」「良い仕事をする」という抽象的な言い方ではなく、できるだけ具体的に考えることが重要である。 (重傷障害児の学級を生き生きと教える教師)「教師の行動を支えているものは、100%スーパーバイザーからの注目です」 パフォーマンス・マネジメント ?口約束ではなく文書に残せ a何をいつまでにするか b行動した場合、もしくはしなかった場合には結果として何が起こるか を明記したものを作り、マネジメントする人とされる人との間で契約として交わす。 ?効果的な好子や嫌子を探せ 効果的なこれらが見つかれば、成功したも同然 ?パフォーマンスを最低でも週に一回はチェックせよ ?ルールをハッキリ規定せよ シェイピング(できないことを段階的にできるようにしていくための工夫)の秘訣 ?即時強化 中間的にも設定した目標を達成したら、すぐに強化することがきわめて大切だ。 ?細かな中間目標設定 ?挫折したときは、戻るかあらたな中間目標の設定 P237 たとえば営業では、今回、課題分析と言うことを行いました。そして、営業のファーストステップであるご挨拶や(以下略)すべき行動を詳細に明確化しました。 事細かにプロセスを分析し、フィードバックのポイントを設定し、指導してあげなければならない。 P264 目標設定はフィードバックなどの強化随伴性と組み合わせて行うと、いっそう効果的だと推察できる。 P271 (自分をほめることが営業がとれたときだけ)それでは、やはり少なすぎます。毎日の自分を強化しなければ。 P275 トークンというと、表彰制度で使っているあのカードのようなものですか? この場合は現金でよいでしょう。自分をほめたときに、「しるし」として500円でも1000円でも、どこかに蓄えるのです。そして、その蓄えで自分のために何か立派なものを買う P276 ふむ。それは自己強化によって、毎日に張りが生まれたからではないでしょうか。 P280 3、行動の自己管理 ?標的行動を定義する 少なくとも、1日1回はする行動 ?行動を記録する ?ベースラインをとる:従来の状況で起こる行動の量 ?グラフをつける 3強化のための好子 ?ものとしての好子 ?行動も好子になる ?社会的好子(人をほめる、自分で自分をほめる) ?フィードバック ?トークン 金銭などの飽和化を防ぐ、すぐに与えられる(時間差を埋める) (苦手な得意先の写真を見て、笑顔と挨拶)まいにちこのエクササイズを行ったら、自分をほめてあげることを忘れないでください。 P326 「従いやすいルール」 一階の行動に随伴する結果が適切な大きさで、確率が高ければ、そのルールは従いやすい 「従いにくいルール」 一階の行動に随伴する結果が小さすぎたり(累積的にしか現れない)、確率が低すぎたりするとそのルールは従いにくい
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例としてのストーリー+学術的な部分という構成で読みやすく、理解しやすい内容になっています。 日常生活に使えそうな、特に仕事で使えそうなトピックが主です。 ここでの知識を暮らしに活かしていきます。
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「人の行動は変えられる」、これは「人を変える」といったことを観念的な精神論ではなくて、行動分析学的な知見から具体的な行動にフォーカスして変化させること。 本書ではある人事コンサルタントがM&Aを行った企業の諸問題を行動分析学的な知見から解決していこうというもの。 全編通して内容が章立てに細かく分かれており、1つの章は問題→行動分析学を使って解決→行動分析学的な仕組みの説明という構図になっている。 個人的に役に立ったようなことなど。 人間が行動を起こするのは心の内部に原因があるのではなくて、その行動が強化されているから(しない理由は弱化されているから) 行動随伴性(その行動の直後におきていること)をしることが行動の増減にかかわる 嫌子を使ったマネジメントはリスクが大きい ある行動を増やしたかったら具体的な行動にフォーカスしてその行動が起こった直後に褒める 複雑なプロセスがかかわる場合はシェイピング(ステップごとに区切る)を使い、細かいステップごとに段階を経る 基本的な行動分析学のメカニズムを知っている方は読んでおくとビジネスにどう生かすかがわかるかも。
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