ミレニアム1(下) の商品レビュー

スティーグラーソン【著】,ヘレンハルメ美穂,岩澤雅利【訳】

2013/09/14

ベストセラーながら「どうかな」疑いながら読み始めたが、伊達に売れているわけではなく、飽きることなく読み進めてしまう。
難点は普通の海外小説でも登場人物の名前が覚えきれないのに、本作品では同じ名字の一族が絡む話なので、名前が出てくる登場人物が多く誰が誰だかわからなくなって混乱しまうこと。
しかしそれでも面白く最後まで読み進めてしまう。

2013/09/05

「リスベットは釣り針に刺されるミミズのようにもがいた」。ここが一番面白かった、と言えば、どういう部分を楽しめてどういう部分に興味を持てなかったか、わかってもらえると思う。「一族モノ」と「社会派ミステリ」みたいなのってどっちもあんまり入り込めないんだよなあ。ミカエルはノーテンキなのにモテるし、ネタが揃ってく過程も地味だし、ラスボスもあっけなかったし、その後の話もなんか取って付けたようだし。乗り切れなかった。

2013/07/30

リスベットの天才ぶりを堪能できて面白かった。

しかし、ヴェンネルストレムとヴァンゲル家との現代のかかわりが薄く、無理矢理感がある。

ユダヤ人嫌いのハラルドと、聖書の「焼いた供物」つまりホロコーストがらみの謎かと思っていたら、原題の「女を憎む男」どおりの話だった。これだけ評価されているならもっとひねってあってもよかった。

2013/06/13

上巻よりも下巻の方が物語が進み始めたこともあって引き込まれる。けど、おもしろくないとは言わないけれど巷で言われるほどなのかなあ・・・。天才ハッカーが情報を掻っ攫うのは今時だなあと思うけど、それってどうなのよとも思うし。

2013/04/22

図書館の返却日の当日朝から夜までで読みきってしまった。
上巻ではまだ交わらなかったミカエルとリスベットがついに手を組み事件を調査していく展開がとてもスリリングで引き込まれた。聖書からの見立て殺人、スウェーデンの経済の歴史、人種、性別の差別と様々な要素が混ざりあってとても複雑で魅力的なミステリーでした。
この内容でまだシリーズ第１作。残りの２作を読むのも楽しみです。

2013/03/17

フィンチャーの映画版だと2人が合流してからイマイチだったけど、原作は下巻も面白かった！
キャラ立ってるし、シーンの変わり方も全体を通してリズムよくて、熱中して読めた！

2013/03/08

　内容とはまったく関係ありませんが、上下巻で、やたらとコーヒーに関するシーンが多いのが印象的でした。コーヒーを飲む、人に勧める、ジャーに詰める、果てはコーヒーメーカーのスイッチを入れるまで。確かに、コーヒーを落としてる間に、シャワーを浴びるのはよくある事だとは思います。
　また、これに付随してサンドイッチもよく登場します。コーヒーが3回でると、うち１回は、サンドイッチもついくる感じです。ミカエルとリスベットが初めて会うシーンにもベーグルサンドがありました。
　私は、サンドイッチが大好きで自分でもいろいろ具を変えて作るのですが、今回この本で、レバーペーストという具を知り、自分でもやってみようを思いました。

2013/01/07

噂に違わず、面白い！
ドラゴン・タトゥーの女というサブタイトルからイメージした内容とはまったく異なっていたが、ミステリーとしては秀作だと思う。

2012/12/01

冒頭の登場人物紹介と家系図を見てその複雑さに不安になったけど、読み進めると意外とスッと入ってきた(^^;
上巻はややまったりしてたけど、一気に展開が早くなって下巻の真ん中あたりで解決して終了。って、主人公が助かった安堵感から最終目標を見失いかけました(^_^;;
それと地図がついてるのが個人的には良かった。文章を読みながら、何度も位置確認してしまった。

2012/12/01

映画の予告を目にしてから、ずっと気になっていた作品。
映画も観てみたいな。

キャラクターがとても魅力的。女性が強くて素敵。
上巻はカタカナ名前にいっぱいいっぱいだったが、落ち着いた雰囲気ながら後半から一気に面白くなる。

三部作を通して、ミレニアムの内包するテーマを感じたい。
しかし海外の男女関係っていうか、性関係はやっぱ違う。