1,800円以上の注文で送料無料

眠れぬ真珠 の商品レビュー

3.7

212件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

    68

  3. 3つ

    64

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2010/04/03

石田純一は男のくせに女性心理を描かせたらピカイチだ。 年をとってゆくことはある意味女性にとって残酷な部分があるが、それを見事に逆手にとってしまうあたりはさすが。

Posted byブクログ

2010/03/22

題材は違くとも全体として、今までの石田衣良の作品とは大差がないように思う。 作中、例えば‥強がって相手のために演じたその種明かしが他者によってなされることで誤解がとけてより深まることなんて、現実‥ねえだろ、なんてつい穿ってしまいたくなるようなシーンが多い印象。 ただ、解説で指摘...

題材は違くとも全体として、今までの石田衣良の作品とは大差がないように思う。 作中、例えば‥強がって相手のために演じたその種明かしが他者によってなされることで誤解がとけてより深まることなんて、現実‥ねえだろ、なんてつい穿ってしまいたくなるようなシーンが多い印象。 ただ、解説で指摘されていたことではあるけど、これを書いたのが男性であることを感じさせないほど女性視点をうまく捉えている、という点には共感できるし、この作品の凄いところであると思う。 石田作品が好きなら読めます。

Posted byブクログ

2010/03/06

「誰にでも当てはまる正解なんてないのかもしれない。誰かを好きになるのは、ひとつひとつがオーダーメイドで、既製のパターンなんてないのよ」 「若さというものは用がなくともひたすら移動したがるものなのだろう」 「この世界に存在するあらゆるものには、それぞれ固有の美しさがあり、いつだって...

「誰にでも当てはまる正解なんてないのかもしれない。誰かを好きになるのは、ひとつひとつがオーダーメイドで、既製のパターンなんてないのよ」 「若さというものは用がなくともひたすら移動したがるものなのだろう」 「この世界に存在するあらゆるものには、それぞれ固有の美しさがあり、いつだって足りないのはそれを見る側の力なのだ」 そうなのだ。 ガツンときた。 そして、主人公素樹の困った顔の表情がせっちゃん(斉藤和義)を連想させてしょうがない。笑

Posted byブクログ

2010/02/23

「今日を大事になさい。 今日は二度とないし、 明日よりは必ず1日若いんだから。 恋は心の張りでするものよ」 「誰にでもあてはまる正解なんて ないのかもしれない。 誰かを好きになるのは、 ひとつひとつがオーダーメイドで、 既成のパターンなんてないのよ」 ピュアと言える純愛。 と...

「今日を大事になさい。 今日は二度とないし、 明日よりは必ず1日若いんだから。 恋は心の張りでするものよ」 「誰にでもあてはまる正解なんて ないのかもしれない。 誰かを好きになるのは、 ひとつひとつがオーダーメイドで、 既成のパターンなんてないのよ」 ピュアと言える純愛。 とても温かい気持ちになり、恋をしたくなる。

Posted byブクログ

2010/02/19

石田衣良さんの描写につくづく感動。 どんどんストーリーに引き込まれていく。 ステキな恋愛小説。

Posted byブクログ

2010/10/11

男性が書いたとは思えないほど、女性(特に主人公・咲世子)の描写にリアリティと迫力がある。 光を外側に放つダイヤモンドの女。 光を内側に引きこむパールの女。 パールの女は、(その魅力に気づいてもらえなければ)幸せになりにくいのかもしれないけれど、その凛としてたくましい姿に私は憧...

男性が書いたとは思えないほど、女性(特に主人公・咲世子)の描写にリアリティと迫力がある。 光を外側に放つダイヤモンドの女。 光を内側に引きこむパールの女。 パールの女は、(その魅力に気づいてもらえなければ)幸せになりにくいのかもしれないけれど、その凛としてたくましい姿に私は憧れる。 煌びやかな華やかさを纏うダイヤモンドよりも、光を引きこんで静かなパワーを蓄えたパールの輝きに気づくことのできる人間になりたい。 そして、年を重ねていくなかで、遠回りをしても、心を豊かにし、内なる美しさを求める生き方を心がけて、自分の心に従う強さ、心を殺す強さを身につけていきたい、そう思った。

Posted byブクログ

2010/01/22

版画家の咲世子と17歳年下の彼素樹との恋愛小説。 大人の女性の苦しみも垣間見える。 こんな風に女性を描ける石田衣良はスゴイ。

Posted byブクログ

2010/01/09

石田衣良の文章の表現力は経験からくるものなのか、想像力が豊かだからなのか本当読ませる。版画師と17歳年下の男の恋物語というくだりで、つまらなかったらどうしようと思ったが完全に杞憂に終わった。 主人公の45歳の更年期障害やらその描写やら、気持ちがものすごく伝わってくる。女性視点の...

石田衣良の文章の表現力は経験からくるものなのか、想像力が豊かだからなのか本当読ませる。版画師と17歳年下の男の恋物語というくだりで、つまらなかったらどうしようと思ったが完全に杞憂に終わった。 主人公の45歳の更年期障害やらその描写やら、気持ちがものすごく伝わってくる。女性視点の描写が圧巻。あと場所が逗子なのもよい。 ラストも結構泣ける。

Posted byブクログ

2010/01/06

【あらすじ】 出会いは運命だった。17も年下の彼に、こんなにも惹かれてゆく―。孤高の魂を持つ、版画家の咲世子。人生の後半に訪れた素樹との恋は、大人の彼女を、無防備で傷つきやすい少女に変えた。愛しあう歓びと別離の予感が、咲世子の中で激しくせめぎあう。けれども若く美しいライバル、ノア...

【あらすじ】 出会いは運命だった。17も年下の彼に、こんなにも惹かれてゆく―。孤高の魂を持つ、版画家の咲世子。人生の後半に訪れた素樹との恋は、大人の彼女を、無防備で傷つきやすい少女に変えた。愛しあう歓びと別離の予感が、咲世子の中で激しくせめぎあう。けれども若く美しいライバル、ノアの出現に咲世子は…。一瞬を永遠に変える恋の奇蹟。熱情と抒情に彩られた、最高の恋愛小説。 【感想】

Posted byブクログ

2009/12/11

石田さんの恋愛物は苦手だけど、これは何度も読み返している。 かなり濃いメロドラマだけど、すごく惹きつけられる。

Posted byブクログ