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雨ふる本屋 の商品レビュー

3.4

89件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

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  3. 3つ

    40

  4. 2つ

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2018/03/28

お使い帰りに図書館で雨宿りしていたルウ子は、かたつむりに導かれ雨ふる本屋に辿り着く。そこでは忘れられた物語の種から本が作られるのだった。その物語の種に異変があると告げられたルウ子は、原因を探るため種の作られるほっぽり森へと行くのだった。 何とも不機嫌そうな女の子の絵とタイトルが...

お使い帰りに図書館で雨宿りしていたルウ子は、かたつむりに導かれ雨ふる本屋に辿り着く。そこでは忘れられた物語の種から本が作られるのだった。その物語の種に異変があると告げられたルウ子は、原因を探るため種の作られるほっぽり森へと行くのだった。 何とも不機嫌そうな女の子の絵とタイトルが印象的な本なので、前々から気になっていました。 不機嫌そうに見える理由は幼い妹のこと。病弱な妹がお母さんを独占していることから生じる想い。その想いが物語の核となります。いや物語の種と表現した方がいいのかも。 しかしその妹とのエピソードがはじめにルウ子の気持ちとして表わされるだけなので、共感として実感しにくいものとなっているのではないかとも思われます。 人間の持つ夢の力が具象化される世界の様子は楽しいです。あちらこちらにファンタジックな要素がばらまかれ、物語を華やかにしています。雨がふっている古本屋、おもちゃの汽車やくじらが移動手段となり、コウモリのレインコートで空を飛ぶ。 ルウ子ははじめから乗り気だったのではありません。それどころか拒否する気持ちも強く表わされています。しかし徐々にルウ子が楽しいと思うこととなり、そのことにより物語が展開します。その流れがあるから、読者もまたその世界を共に楽しむのでしょう。

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2017/10/23

雨ふる本屋に迷い込んだルウ子。 そこにあるのは、人間の忘れられた物語と雨で作られた、ふる本。 全てが夢の中の出来事のようなお話しです。

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2017/10/23

梅雨の季節に読みたい本です。 小学生に読んでもらいたいなあ。 兄弟姉妹が仲良くなれるきっかけに。 そして本好きになってほしい。

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2017/08/20

小学校中学年向けの物語。 幼い妹に母親が付きっきりで、母親を取られた嫉妬心と、妹を可愛がる気持ちの葛藤を抱えた少女が主人公。 雨が降る不思議な図書館に迷い込み、そこで冒険をして、自分の気持ちに気づいていく成長物語。 完全に子供向けのファンタジーです。 大人が読んでも楽しめる人もい...

小学校中学年向けの物語。 幼い妹に母親が付きっきりで、母親を取られた嫉妬心と、妹を可愛がる気持ちの葛藤を抱えた少女が主人公。 雨が降る不思議な図書館に迷い込み、そこで冒険をして、自分の気持ちに気づいていく成長物語。 完全に子供向けのファンタジーです。 大人が読んでも楽しめる人もいると思うけど、私は素直に読めなかったので微妙でした。

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2017/01/02

おしまい、が書かれなかった書きかけのおはなしが雨によって完成されるっていうおはなし。図書館の奥に本屋があったりとか、夢の力が想像力になっていろんなものを出現させるっていう設定が素敵だなあと思った!ただ設定は素敵なのに淡々と話が進んでいってしまったのでわくわく感とかはあまりなくて残...

おしまい、が書かれなかった書きかけのおはなしが雨によって完成されるっていうおはなし。図書館の奥に本屋があったりとか、夢の力が想像力になっていろんなものを出現させるっていう設定が素敵だなあと思った!ただ設定は素敵なのに淡々と話が進んでいってしまったのでわくわく感とかはあまりなくて残念…!

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2016/07/22

んー。と、何とも言えない読後感でした。 事故で八十分しか記憶が持たない博士。 そこに義妹の依頼で家政婦としてきた私。 数学者の博士の出す問題に苦戦しながらも取り組む。 博士を理解しようと務める。 博士はこだわりがあり、子供がいるのに私の家で晩ご飯なんて作ってる場合か!今度から...

んー。と、何とも言えない読後感でした。 事故で八十分しか記憶が持たない博士。 そこに義妹の依頼で家政婦としてきた私。 数学者の博士の出す問題に苦戦しながらも取り組む。 博士を理解しようと務める。 博士はこだわりがあり、子供がいるのに私の家で晩ご飯なんて作ってる場合か!今度から子供(ルート)と来なさい!と、子供ぐるみでもはや家政婦対雇い主ではなく、友達となった。 時が経つにつれ、博士の八十分の記憶は狂いだし、一分ももたなくなった。 義妹は施設に博士を入れた。 義妹ははじめは家政婦である私を受け入れず、一旦は辞めさせた。 だが、博士が愛してやまないオイラーの公式で義妹にもう一度家政婦として赴任させた。 施設に入れても義妹は、以前のように厄介払いをせず、一緒に談笑することもあった。 そして月日が流れ、ルートが四月で数学の先生になる。ところで話は終わり。 物語の中では、博士と義妹の関係があまり深く書かれていませんでしたが、多分二人は愛し合っていたんだろうと思います。 そのふたりの愛の証明が、オイラーの公式だったのかな。 波のない話だったので、読後感が何とも言えなかったのかな…? なんでルートが先生になったところで話が終わったのか、不思議です。 オイラーの公式が話の中心、義妹と博士の関係がタイトルなら、それが中心でいいような…。 うーん。

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2016/06/16

妹のサラが、みんなの注目を独り占めしてしまった気がして、ちょっとすねてしまったお姉ちゃんのルウ子。 そんなルウ子が、不思議な本屋さんで出会った不思議なモノたち。そして冒険。 すねてはいるけど、基本、素直でいい子のルウ子。 思やる心も持っている。 だからこそのハッピーエンド。 気む...

妹のサラが、みんなの注目を独り占めしてしまった気がして、ちょっとすねてしまったお姉ちゃんのルウ子。 そんなルウ子が、不思議な本屋さんで出会った不思議なモノたち。そして冒険。 すねてはいるけど、基本、素直でいい子のルウ子。 思やる心も持っている。 だからこそのハッピーエンド。 気むずかし屋のフルホン氏だって、本当は優しいし。 あの「罰」は、罰なんてものじゃないし(笑) やんちゃなホシ丸くんも可愛い。 続編も、早く読みたい。

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2015/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙に惹かれて読みました。 「雨ふる本屋」って雨が降っている本屋さんだからその名前なのだと思っていましたが、古本屋とかかっていたのですね。 自分の物語がきらきらした素敵なものだと思わせてくれる一冊でした。

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2015/05/19

随分前に読んだけど、登録してなかった。再読。 「不思議の国のアリス」や「図書館奇譚」的な。 図書館の奥には変な生き物が隠れている。

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2015/02/11

児童書。 可愛いお話で、出てくるキャラクターも個性的。 青い鳥や妖精もいて、ファンタジーの基本は網羅。 だけど、ちょっと、 私はついていけないところもあったりして。。。 ドキドキはあったけど、 ワクワクがもう少しほしかったかな 。 ルウ子の買ったプリンが痛むんじゃないか と思...

児童書。 可愛いお話で、出てくるキャラクターも個性的。 青い鳥や妖精もいて、ファンタジーの基本は網羅。 だけど、ちょっと、 私はついていけないところもあったりして。。。 ドキドキはあったけど、 ワクワクがもう少しほしかったかな 。 ルウ子の買ったプリンが痛むんじゃないか と思うと気が気でなかった。 なんて現実的なのかしら、私って。

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