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シュレディンガーの哲学する猫 の商品レビュー

3.4

56件のお客様レビュー

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2025/09/17

レイチェル・カーソンやサン=テグジュペリが入っている時点で異色なラインナップである。科学啓蒙ライターとしてワクチンや原発に関する著作も多い竹内薫氏だが、本書のレイチェル・カーソンの項では意外なことに反近代主義的な一面をみせる。

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2025/09/02

広く浅く学べる哲学ファンタジー。 対話形式で話が進むので読みやすかった。 特にサルトルの章と廣松渉の章が面白かった。 後半は科学哲学者の紹介が多く理解しきれなかった。

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2025/01/04

題名が気になり購入。物理学者の実験から哲学を語る趣向。著者はファイヤーアーベントの項で濫読の必要性、分野を超えたものの見方の重要性などを指摘している。これには共感。また、取り上げられた人物もややユニークに感じる。デカルトではなく、ヘーゲルでなく、カントでなく、小林秀雄?カーソン?...

題名が気になり購入。物理学者の実験から哲学を語る趣向。著者はファイヤーアーベントの項で濫読の必要性、分野を超えたものの見方の重要性などを指摘している。これには共感。また、取り上げられた人物もややユニークに感じる。デカルトではなく、ヘーゲルでなく、カントでなく、小林秀雄?カーソン?大森荘蔵? おそらく哲学と科学を跨いだ横断的な記述を試みられたのだろうか。垢抜けた猫の記述と哲学の叙述のギャップにやや戸惑うものの、分野を超えた物の見方の重要性を再認識させてくれる点では一読の価値があったと感じる。

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2024/08/27

(昔読んだ本の再読) 小説的に描かれた哲学の解説本。 シュレディンガーの猫をが著者の前に現れ このシュレ猫を案内役に 以下の10章で哲学について解説している。 ・ウィトゲンシュタイン ・サルトル ・ニーチェ、ソクラテス ・カーソン ・サン=テグジュペリ ・ファイヤーアーベ...

(昔読んだ本の再読) 小説的に描かれた哲学の解説本。 シュレディンガーの猫をが著者の前に現れ このシュレ猫を案内役に 以下の10章で哲学について解説している。 ・ウィトゲンシュタイン ・サルトル ・ニーチェ、ソクラテス ・カーソン ・サン=テグジュペリ ・ファイヤーアーベント ・廣松渉 ・フッサール ・ハイデガー、小林秀雄 ・大森荘蔵 自分にささる哲学者や理論に出会えたら、 それを深掘りできるよう 引用書物を巻末にまとめてくれている。 入門書としては使えるかもしれない。 人生で出会わなかった哲学者も登場し いろいろと学びもあったが、 小説で紡いでいて全体的には ふわふわした印象の本だった。 感想。 科学哲学という分野を知らなかった。 量子力学など興味はあるが難しそうで 学んでこなかったが、読んでみたいと思った。 小林秀雄は子どもの頃よく国語のテストの 題材にでていたような記憶がある。 こんなに偉大な人だとはしらなかった。 理系文系などの対立は今なおあると思う。 大森荘蔵の重ね合わせる考え方は 分断と対立が際立つ現在に有効だと感じる。 自己理解も大事だが、他者を見つめる時に 想像力や共感や知性を総動員することが いまの時代には最も必要だなとも思った。 哲学は小難しくて、賢ぶった人がするもの と考える人も多いと思うけれど… 人が如何によく生きるかの悩みの歴史であり、 世界を分かったつもりにならず 理解しようとし続けた人たちの努力の蓄積 だとも言えると思った。

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2024/05/19

福岡旅行の際に寄った古本屋で購入した一冊。私が持っているのは徳間書店のもので、帯に筒井康隆のコメントがあり思わず手に取った。著者の本は始めて読んだけれど、科学哲学者という文理融合した理解があるからこそ科学の哲学のようなものを感じた。個人的にも無限とか稠密性と量子力学とか数学・物理...

福岡旅行の際に寄った古本屋で購入した一冊。私が持っているのは徳間書店のもので、帯に筒井康隆のコメントがあり思わず手に取った。著者の本は始めて読んだけれど、科学哲学者という文理融合した理解があるからこそ科学の哲学のようなものを感じた。個人的にも無限とか稠密性と量子力学とか数学・物理は突き詰めていくと考え方次第=哲学っぽいなあと思うことがあったので何となく共感できた。 最近の哲学を知りたいと思ったきっかけはキルケゴールや現象学から来ていたので、ニーチェ、フッサール、ハイデガーと聞きたい名前に出会えたことはもちろん、薄くではあるけど有名な思想に触れられてよかった。シュレ猫とのやり取りも心地いい。引き続きまずは哲学全体に触れていきたい。量子力学にも少し興味が出てきた。 もっと自分に落とし込む必要がありそう。 以下キーワード。 ・シュレディンガーの猫:量子力学における「観測するまで物事の状態は確定しない」ことを量子の世界から現実世界で表現するために考えられた思考実験 ・ウィトゲンシュタイン:言語活動は言語ゲーム(話の中で変化していく)、言語=思考、語り得ぬものは沈黙すべき、言語の限界は世界の限界 ・サルトル:「君は自由だ、選びたまえ。創りたまえ」実存主義、実存が本質に先立つ。 ・ニーチェ:ツァラトゥストラはこう言った。神は死んだ、永劫回帰、ディオニソス的・アポロン的 ・プラトン:プラトニック、肉体関係のない精神的な恋愛(同性愛) ・ソクラテス:魔性の哲学、ダイモン(Demon) ・レイチェル・カーソン:沈黙の春、環境の哲学、センス・オブ・ワンダー(不思議さに驚く感性) ・サン=テグジュペリ:飛行家で小説家、星の王子様 ・ファイヤアーベント:文化的相対主義、化学は宗教、アナーキズム、方法への挑戦、Anything goes ・廣松渉(ひろまつわたる):四肢構造、所与・所識・能知、能識 ・フッサール:現象学、エポケー、括弧に入れる(判断停止、自然的立場の一時的中段) ・ハイデガー:存在と時間、現存在、死、世界との関わり ・小林秀雄:理論物理学的思考、ベルクソン ・大森荘蔵:文系と理系の相互理解が必要。科学理論がすべてじゃない、オカルトは誤謬ではない

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2022/09/23

面白かった。哲学の入門書的な性格のものなので、こればかり読んでてもどうかと思うのだが、改めて手に入れたいなと思う。 ウィトゲンシュタインのところで、言葉は、それぞれがその意味を存しているのであって、そこに一般的な概念を重ね合わせようとするからわからなくなる、というくだりは成程!と...

面白かった。哲学の入門書的な性格のものなので、こればかり読んでてもどうかと思うのだが、改めて手に入れたいなと思う。 ウィトゲンシュタインのところで、言葉は、それぞれがその意味を存しているのであって、そこに一般的な概念を重ね合わせようとするからわからなくなる、というくだりは成程!と結構腑に落ちた。

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2020/11/13

ソフィーの世界のように哲学を物語で紹介している 本著の方が哲学の中身に踏み込んでおり読み応えがあった ウィトゲンシュタイン、サルトル、ニーチェ、ソクラテス、カーソン、サン=テグジュペリ、ファイヤアーベント、廣松渉、フッサール、ハイデガー、小林秀雄、大森壮厳と名を連ねる 彼らの思索...

ソフィーの世界のように哲学を物語で紹介している 本著の方が哲学の中身に踏み込んでおり読み応えがあった ウィトゲンシュタイン、サルトル、ニーチェ、ソクラテス、カーソン、サン=テグジュペリ、ファイヤアーベント、廣松渉、フッサール、ハイデガー、小林秀雄、大森壮厳と名を連ねる 彼らの思索を一気に並べ読むと言葉は違えど重なり合う部分などの気付きがあり、それぞれの理解を深める助けとなった

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2020/07/14

理学博士竹内薫、文筆家竹内さなみによる哲学の入門書。ただの解説書ではなく、作家と哲学者の言葉を語る不思議な猫を主人公にして、物語風に書かれているので、少しは敷居が低くなっていると思います。サルトル、ウィトゲンシュタイン、ハイデガー、小林秀雄など古今東西の哲学者たちの思想をそのまま...

理学博士竹内薫、文筆家竹内さなみによる哲学の入門書。ただの解説書ではなく、作家と哲学者の言葉を語る不思議な猫を主人公にして、物語風に書かれているので、少しは敷居が低くなっていると思います。サルトル、ウィトゲンシュタイン、ハイデガー、小林秀雄など古今東西の哲学者たちの思想をそのまま説明、解説するのではなく、著者が掘り下げながら、著者の考えを展開しています。その辺は注意が必要。

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2019/11/29

プロローグ わたしは人間だ 1 ウィトゲンシュタインの章 ラプソディー・イン・ブルー 2 サルトルの章 君は自由だ、選びたまえ 3 ニーチェ/ソクラテスの章 ブラザーサン・ブラザームーン 4 カーソンの章 沈黙の春 5 サン=テグジュペリの章 カイロの赤い薔薇 6 ファイヤアーベ...

プロローグ わたしは人間だ 1 ウィトゲンシュタインの章 ラプソディー・イン・ブルー 2 サルトルの章 君は自由だ、選びたまえ 3 ニーチェ/ソクラテスの章 ブラザーサン・ブラザームーン 4 カーソンの章 沈黙の春 5 サン=テグジュペリの章 カイロの赤い薔薇 6 ファイヤアーベントの章 オペラ座の怪人 7 廣松渉の章 四つん這いのエロ松 8 フッサールの章 巨大なエポケー 9 ハイデガー/小林秀雄の章 ひひじじい 10 大森荘蔵の章 過去は消えず、過ぎ行くのみ 著者:竹内薫(1960-、東京都、サイエンスライター)、竹内さなみ(翻訳家)

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2019/05/29

哲学者と共同で『誰にでもわかる哲学本』を執筆している作家のもとへ、1927年のウィーンから灰色の毛並みの「シュレ猫」がやってくるところから、本書の物語ははじまります。生と死、時間と空間、存在と存在をかさねあわせる能力をもつシュレ猫が、さまざまな哲学者や文学者の意識と一体となり、彼...

哲学者と共同で『誰にでもわかる哲学本』を執筆している作家のもとへ、1927年のウィーンから灰色の毛並みの「シュレ猫」がやってくるところから、本書の物語ははじまります。生と死、時間と空間、存在と存在をかさねあわせる能力をもつシュレ猫が、さまざまな哲学者や文学者の意識と一体となり、彼らの思想を語ります。 とりあげられている哲学者・文学者は、ウィトゲンシュタイン、サルトル、ニーチェ/ソクラテス、カーソン、サン=テグジュペリ、ファイヤーアーベント、廣松渉、フッサール、ハイデガー/小林秀雄、大森荘蔵の10章12人です。 それぞれの哲学のイントロダクションにとどまっていて、あまり哲学の勉強にはならないように感じました。

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