人間の覚悟 の商品レビュー
1回目「明らかに極める」諦める・・・。ムムム。 2回目「・・・やはり世間はひとつのフィクションなのでしょうか」納得。
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新年を迎え、この元旦という一年が始まる大切な日に最も相応しい本だと思います。 本書は、八重洲ブックセンターで上位に長らくランクインしていたので、気になり 手にとった次第です。著者は、私は知らなかったのですがかなり有名な人で、 多くの賞を受賞している方なんですね。 内容は、「期...
新年を迎え、この元旦という一年が始まる大切な日に最も相応しい本だと思います。 本書は、八重洲ブックセンターで上位に長らくランクインしていたので、気になり 手にとった次第です。著者は、私は知らなかったのですがかなり有名な人で、 多くの賞を受賞している方なんですね。 内容は、「期待」をするな。諦めろ。しかし、これは単に絶望しろという事ではない。 あるがまま、人生平等ではないし、いくら努力しても手に入れられない事を受け止め、 その上で生きる。生きる事自体すばらしい事である。日々に感謝しよう。という感じです。 個人的には、とても良かったと思います。というのは、これは常日頃自分も悟り、 自分自身に言い聞かせてきた事だからです。誰かに何かを頼み失敗しても、頼んだ 自分が浅はかだった。見返りを求めない。相手を無条件で受け入れる等々です。 そして、その中でも教えとしてすばらしいと感じた事は、 1.家族・友人・知人、そして国家やその他多くのものに期待しない。 2.親しい人ほど親密になりすぎない(礼儀を忘れない) 3.人間は生きているだけですばらしい。人は生きているだけで良い。 の3点ですね。誰だって得意不得意があります。自分の価値観に合わないからと言って、 下に見たり、蔑んだり、愚痴を言ったり・・・・。そうではなくて、必ず人には良い点が あるという事を認識する事。 私達は、自分の人生に本当の意味で責任を持たなければなりませんし、その責任は 自分で背負わなければなりません。誰のせいでもない。時代のせいでも、環境のせいでも ない。全て自分の選択の結果であり、その報いです。って、これは聞いたことのある 内容ですよね。勝間さんが絶賛し、最近私が批評した本の中でも述べられていた事ですよね。 やはり、悟るという事はこういう事を言うのかもしれません。 悩んでいるかた、人間力を上げたい方、とてもお薦めです。
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五木寛之さんの本は決して明るくはないけれど、不条理で厳しい世の中という現実や、その厳しい現実から目をそらさずに生きていく覚悟が必要であることを述べている。 決して無理なポジティブ思考を説くことがなく(寧ろ否定的)、暗い事実ばかり書いているが、世の中の不条理にいたずらに憤慨し...
五木寛之さんの本は決して明るくはないけれど、不条理で厳しい世の中という現実や、その厳しい現実から目をそらさずに生きていく覚悟が必要であることを述べている。 決して無理なポジティブ思考を説くことがなく(寧ろ否定的)、暗い事実ばかり書いているが、世の中の不条理にいたずらに憤慨したり凹んでいるある意味未熟な小生にとっては妙に落ち着く説法を聴いているような感覚である。 生きていくのは決して楽なことではないけれど、楽でないという事実を受け入れると若干楽になります。
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