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探偵伯爵と僕 の商品レビュー

3.7

113件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

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2012/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これは「僕」が可愛かった。しかし、この僕はかなり曲者だと思う。 事件の内容は、よくニュースで見る子供が浚われる事件。いつの間にかいなくなって、死体で発見される。的な。 よくテレビで見る内容だから、逆に怖いし難しい題材だと思う。 伯爵が胡散臭くて、何だか浮浪者にしかイメージ出来なかった。薄汚れたコートをずっと着ている感じ。 僕の観察力や、思考力を子供言葉で誤魔化しているけれど、これ立派な大人だよね。コナンか光彦じゃね?と思いながら読んでた。聡明で空気読める僕くんが可愛かったです。 夏休みの読書感想文におすすめ。読みやすい。

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2012/05/03

主人公は子供。一人称の森ミステリィ。 森博嗣独特のキャラクタは変わらず、それに子供ならではの無邪気さと素直さがプラスされた感じで、いつもより増して客観的な印象。淡々とした始まりだが、ラストシーンには残酷さがある。

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2012/03/04

素直に面白かった〜。字も大きめで読みやすかった。 解説で田中さんも書いてるけど、軽く始まって重く終わるっていう、現実の残酷さというか、子どもならではの残酷さみたいなものを感じた。 残酷っていうのとは違うかな、現実はドライなものだっていうのかな。 タイトルからしてもう、疑う余地もな...

素直に面白かった〜。字も大きめで読みやすかった。 解説で田中さんも書いてるけど、軽く始まって重く終わるっていう、現実の残酷さというか、子どもならではの残酷さみたいなものを感じた。 残酷っていうのとは違うかな、現実はドライなものだっていうのかな。 タイトルからしてもう、疑う余地もないことが実は…っていうところが、私としては好きだなぁ。そこで、一気に現実味を帯びた感じ。

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2012/02/27

書き手は小学生。夏休みに起きた事件。語り口調は柔らかいが実は子供が被害者の嫌な事件。子供からの視点。対象は大人なんじゃないの?もう少し何か伯爵がらみでもいいから欲しかった。 さらっと読み終えてしまった。

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2011/11/03

最後のネタ明かしが ほんとに切ない。 よんでてなんか変だな と思ったんだけど、 やっぱりそうだったのか と妙に腑に落ちた。

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2011/11/01

極めてソフトな筆致で、色々と考えさせるように仕向けられる。子供目線で語られるストーリーが素直な感じでよかった。 小学校高学年ぐらいで読むといいんじゃないかな?あと、脳みそ凝り固まった大人にも読んで考えて欲しい。 あと、解説はもうちょっと頑張れ。

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2011/10/18

大昔にたまから借りて、内容忘れた頃に森博嗣にはまって自分でも買った本。 一番最後まで読まないとこの本の意味はわからない。

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2011/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

■森博嗣さんの作品の中では、ダントツに読みやすい小説だと思う。書き手が小学生という設定だからかな。犯人も最初から怪しさ満点だし。だけど、この本はそういう謎ときっていうよりは、伯爵と僕と人間関係や僕の成長に重点を置かれているような感じがする。動機とかよくわかんないし。じゃんけんって・・・まあ、こういう事件は不条理なことが多いしね。

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2011/09/17

小学生の“僕”が出会った不思議な大人・伯爵。彼は自分が探偵であるというけれど、どうも怪しい。 しかし“僕”は、どこか惹きつけるものを持った伯爵の弟子になったり、理不尽なクイズを出されたりと、楽しい夏休みを過ごしていた。 ただひとつ、友達が次々と行方不明になったことを除いては。 ...

小学生の“僕”が出会った不思議な大人・伯爵。彼は自分が探偵であるというけれど、どうも怪しい。 しかし“僕”は、どこか惹きつけるものを持った伯爵の弟子になったり、理不尽なクイズを出されたりと、楽しい夏休みを過ごしていた。 ただひとつ、友達が次々と行方不明になったことを除いては。 言葉の意味とか、世間の矛盾をしっかり「不可解だ」と主張する、少々こまっしゃくれた子供が主人公。 『ペンギン・ハイウェイ』のアオヤマ君も近いけど、アオヤマ君の方はなんとなく可愛げがあるからなあ。 最後の最後、種明かしで出てくるほんの一文が、この物語のなかで最も嫌な味のする部分かもしれない。

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2011/09/13

夏なのに全身黒ずくめの怪しいおじさん。いつも白いシャツとスカートを着ているチャフラフスカ。『伯爵であり、探偵』と『秘書のようなもの』との出会い。それからすぐに、僕の友達が消えていく。僕らの秘密基地には謎のトランプカード。次に狙われているのは、僕らしい。伯爵が僕の町に来た理由は?友...

夏なのに全身黒ずくめの怪しいおじさん。いつも白いシャツとスカートを着ているチャフラフスカ。『伯爵であり、探偵』と『秘書のようなもの』との出会い。それからすぐに、僕の友達が消えていく。僕らの秘密基地には謎のトランプカード。次に狙われているのは、僕らしい。伯爵が僕の町に来た理由は?友達を襲った犯人は一体? 主人公の馬場 新太がワープロで日記を綴る。こどもの視点から描かれた日常に起きた事件は、とても読みやすくて、ストーリィが頭にすんなりと入ってくる。本当にこどもが書いたのではないのかと思うほど、こどもらしい意見が伯爵とのやり取りで交わされる中、時折そういう考え方・捉え方があるのかと素直に感心してしまうような台詞がでてくる。 あくまで、『こどもが書いた日記』を読んでいくため、友達が消えていく様子や、犯人との対面などに、あまりスリル感や、サスペンス的な描写は少ないが、最後のエピローグで微笑ましい驚きがあったりして、読後は満足感を感じるかと思う。 一度読み、二度・三度と読んでいくうちに、また違った印象をもたらしてくれるような、そんな一冊。

Posted byブクログ