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探偵伯爵と僕 の商品レビュー

3.7

113件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  3. 3つ

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2015/05/14

少年探偵ものかと思えば、なかなかに血なまぐさいミステリ。森博嗣らしい、本質を捉えた登場人物の思想、動機を捨てた自然性、そしてお馴染みのセリフ回し…。登場人物変わっても、その軸は変わらない森博嗣ミステリ。楽しい読書の時間だった。

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2024/03/25

もう少しで夏休み。新太は公園で、真っ黒な服を着た不思議なおじさんと話をする。それが、ちょっと変わった探偵伯爵との出逢いだった。夏祭りの日、親友のハリィが行方不明になり、その数日後、また友達がさらわれた。新太にも忍び寄る犯人。残されたトランプの意味は?探偵伯爵と新太の追跡が始まる。...

もう少しで夏休み。新太は公園で、真っ黒な服を着た不思議なおじさんと話をする。それが、ちょっと変わった探偵伯爵との出逢いだった。夏祭りの日、親友のハリィが行方不明になり、その数日後、また友達がさらわれた。新太にも忍び寄る犯人。残されたトランプの意味は?探偵伯爵と新太の追跡が始まる。 主人公の瑞瑞しい感性が可愛い。 会話だけでも楽しめる。

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2014/11/22

最後の部分をあえて書いたという点で、森さんはそこから色々読み取ってほしいのかな、とか頭がぐるぐるしました。

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2014/09/08

表紙カバーが美しい。 読み始めは児童書っぽいなぁと思ったけど、 終わってみれば子供らしいハッピーエンドじゃなく殺人事件だし、森さんの持論が込められた文章にはいつも通り考えさせられた。

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2014/08/13

さわやかに始まる。 サクサクと読み進めていくと、だんだんゾクっと怖くなる。 さわやかなまま終わるわけなかったよね、だって森さんだもの。 あ~ネタばれになってしまいそうで詳しくレビューできません。 とにかく、最後になるほどね、と納得。 あの年頃特有の視点での観察眼だとか、大...

さわやかに始まる。 サクサクと読み進めていくと、だんだんゾクっと怖くなる。 さわやかなまま終わるわけなかったよね、だって森さんだもの。 あ~ネタばれになってしまいそうで詳しくレビューできません。 とにかく、最後になるほどね、と納得。 あの年頃特有の視点での観察眼だとか、大人びた物言い、これってこの結末だったら腑に落ちるわ。みたいな。 そこまで表現してしまう森さんがやっぱりすごいな、と。 若干、森さんの「今はもうない」の系統です。

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2014/06/29

森さんのシリーズ外の小説です。 タイトルと最初の数ページから受けた印象は、「少年と不思議なおじさんとの出会い、ちょっと不思議な事件、ひと夏の冒険と心温まる思い出」みたいなものだったんですが、読み進めてみると、心温まる話ではなかったです。 子ども目線から見た誘拐事件で、文章からライ...

森さんのシリーズ外の小説です。 タイトルと最初の数ページから受けた印象は、「少年と不思議なおじさんとの出会い、ちょっと不思議な事件、ひと夏の冒険と心温まる思い出」みたいなものだったんですが、読み進めてみると、心温まる話ではなかったです。 子ども目線から見た誘拐事件で、文章からライトな印象を受けてしまうけど、実は全然ライトじゃなかったです。 新太くんはかなりマセガキな感じでしたが、たぶん私も子どもの頃大人に対してこう思ってたことあったなーっていうことも結構ありました。 文章は新太くんの日記ということになってるので、あれ?そういえばあれって結局なんだったんだろう?っていうところもありました。 最後の仕掛けからして、意図的にあえて新太くんは書かなかったんじゃないかなというところもありました。 心は温まらないけど、何か不思議な気持ちにさせてくれる、そんな話でした。

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2013/12/08

「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」 というシリーズの中の1つらしい。 主人公は、こまっしゃくれた小学生の新太(あらた)。 奇矯な言動の伯爵と、理屈屋の新太。 探偵小説というよりは、冒険小説っぽい感じかな? 新太目線の物語だから、印象としては柔らかめなん...

「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」 というシリーズの中の1つらしい。 主人公は、こまっしゃくれた小学生の新太(あらた)。 奇矯な言動の伯爵と、理屈屋の新太。 探偵小説というよりは、冒険小説っぽい感じかな? 新太目線の物語だから、印象としては柔らかめなんだけど そこで語られている事は結構残酷だったりします。 それを会話という形で社会の歪みというか物事の本質みたいなものを 改めて問いかけれらているような気がします。 あぁ~!だから「かつて子どもだったあなた・・・」なわけね。 物語の最後には、仕掛けが施されております。 そういうところが森博嗣なんだなぁ~と改めて思ってみたり。

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2013/10/23

シリーズ外小説。 モリログで、メフィスト元編集長の宇山氏のために書いたとあった作品。雰囲気こそ子供視点の日常だが、内容は濃く、重い。 過去にあった犯罪例を森先生的に取り上げたのがいくつか。本当に大事なことは、犯罪を犯した人間をどうこうすることなのか。虫は殺していいのに、犬や猫は駄...

シリーズ外小説。 モリログで、メフィスト元編集長の宇山氏のために書いたとあった作品。雰囲気こそ子供視点の日常だが、内容は濃く、重い。 過去にあった犯罪例を森先生的に取り上げたのがいくつか。本当に大事なことは、犯罪を犯した人間をどうこうすることなのか。虫は殺していいのに、犬や猫は駄目なのは何故か。答えのない疑問たち。大事なことは、こういう子供が疑問に思うことを、大人がしっかりと考えて答えを持つことなのかもしれない。正しいかどうかは、また別の問題だろう。 伯爵は答えを持っていた。 「なるほど、良い線だな」

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2013/09/07

ここに書きたい事の殆どは、解説にアンガールズ田中が書いてた。何を書いても真似してると思われそうやから書く事が無くなった。兎に角、読み易いしオモロかったし好き。 伯爵の年齢を知るまでは『悪魔くん』のメフィストみたいな爺さんかと思って読んでた。まさか、自分と同い年とは・・・。 慣用句...

ここに書きたい事の殆どは、解説にアンガールズ田中が書いてた。何を書いても真似してると思われそうやから書く事が無くなった。兎に角、読み易いしオモロかったし好き。 伯爵の年齢を知るまでは『悪魔くん』のメフィストみたいな爺さんかと思って読んでた。まさか、自分と同い年とは・・・。 慣用句の使い方とかワープロの漢字変換とか新太が疑問に思う度に自分も不安になった。

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2013/08/25

子供視点の言葉が心地良くもあり、言ってくれるじゃんとニヤリとさせられるw 子供の素直な言葉だからこそ出る、心に刺さる名言の宝庫。心に刺さったと思っても俺は忘れちゃうから、読み返したい一冊。

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