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生きもの ハダカデバネズミ の商品レビュー

4.1

43件のお客様レビュー

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2023/07/24

1650 吉田重人 1980年滋賀県長浜市生まれ。2003年千葉大学文学部行動科学科卒業。2008年千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了、博士(理学)。2007年より日本学術振興会特別研究員 岡ノ谷一夫 1959年栃木県足利市生まれ。メリーランド大学大学院修了、Ph.D....

1650 吉田重人 1980年滋賀県長浜市生まれ。2003年千葉大学文学部行動科学科卒業。2008年千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了、博士(理学)。2007年より日本学術振興会特別研究員 岡ノ谷一夫 1959年栃木県足利市生まれ。メリーランド大学大学院修了、Ph.D.取得。1994年より千葉大学文学部助教授、2004年より理化学研究所チームリーダー 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ-女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー) by 吉田 重人、岡ノ谷 一夫 東アフリカのケニアあたりにいる動物(図3) で、地下にトンネルを掘って集団で暮らしている。ネズミなのにハチやアリと同じように女王がいて、これが集団内の繁殖を一手に引き受け、これ以外はおもにワーカー(働きデバ)やソルジャー(兵隊デバ)として生きる。定期的に女王の巡回があり、さぼっているとどやされる。どやされた個体は「服従のポーズ」をとり、反省の意を示す(図4)。これには打ちのめされた。服従のポーズなんて、『家畜人ヤプー』(沼正三、幻冬舎)みたいじゃない ハダカデバネズミは、なんと一七種類もの鳴き声をもち、状況に応じてこれらを使い分け、視覚が役に立たない地下のトンネルの中でうまいことコミュニケーションしているのだと

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2023/06/09

小川洋子さんの〝からだの美〟を読み ハダカデバネズミのエピソードに惹かれたので こちらの作品を手に取った。 じわじわくる魅力に抗うのが大変だった。 ハダカデバネズミ……キモさはあるけど… ちょっと可愛い……かも??

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2022/12/24

ハダカデバネズミ面白かった。本当に小鳥の囀りとかに近い鳴き声だった。後、ハツカネズミも歌うことを知った。

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2022/01/01

ハダカデバネズミのことが、ユーモラスに、愛を持ってかかれている。研究の苦労についても知ることができる貴重な一冊。

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2020/12/27

ハダカデバネズミのことを知るのに十分な本だった。上野動物園で初めてハダカデバネズミに遭遇した。ミチミチに狭いトンネルに詰まった裸のネズミたちに不気味さを覚えつつ、大変惹かれた。アリのような社会性の構築、役割分担、見た目の奇妙さ、鳴き声(歌声?)。どれをとっても珍獣にふさわしい動物...

ハダカデバネズミのことを知るのに十分な本だった。上野動物園で初めてハダカデバネズミに遭遇した。ミチミチに狭いトンネルに詰まった裸のネズミたちに不気味さを覚えつつ、大変惹かれた。アリのような社会性の構築、役割分担、見た目の奇妙さ、鳴き声(歌声?)。どれをとっても珍獣にふさわしい動物だと思う。本書で魅力的な項は「飼ってみる」だ。一筋縄ではいかない珍獣を飼う(そして何度か失敗する)様子は、実に興味深く面白かった。

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2020/08/04

シンプルに面白かった。動物園で何度かみたことのある動物ではあったが、どのように生活しているのかほぼ知らなかったため、「そうだったのか」の連続であった。「よくわからないけれどなんだか見ていて面白い動物」から「見た目だけではなく全てが面白い」という見方に変わった。見た目が変でよくわか...

シンプルに面白かった。動物園で何度かみたことのある動物ではあったが、どのように生活しているのかほぼ知らなかったため、「そうだったのか」の連続であった。「よくわからないけれどなんだか見ていて面白い動物」から「見た目だけではなく全てが面白い」という見方に変わった。見た目が変でよくわからない生き物でも、その生き物なりに一生懸命生きていて、かつその生活様式的には理に適っているということを、ハダカデバネズミを通してまな無ことができたのがなんだか不思議である。

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2020/01/12

「ハダカ」で「デバ」な「ネズミ」とはまたすごい名前です。 そしてその名前に負けないくらいインパクトある生態の動物です。いや何ともすごい。 繁殖するのは唯一の女王のみで、その他のもの達は群れの繁栄のためのみに生きるというのが真社会性で、昆虫では多いんですが哺乳類ではこのハダカデバネ...

「ハダカ」で「デバ」な「ネズミ」とはまたすごい名前です。 そしてその名前に負けないくらいインパクトある生態の動物です。いや何ともすごい。 繁殖するのは唯一の女王のみで、その他のもの達は群れの繁栄のためのみに生きるというのが真社会性で、昆虫では多いんですが哺乳類ではこのハダカデバネズミとその近縁のダマラランドデバネズミの2種なんだとか。なんといずれもデバネズミ。 はじめに実物(写真)を見ると、えっ、、、と思いますが、本を読み進めるうちにだんだん可愛く見えてくるから不思議なものです。

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2019/04/06

ハダカデバネズミなかなか興味深いいきもの。真社会性動物らしい。アリや蜂のように近親者でコロニーを作り子供を作るのは女王一匹と数匹の王様だけ、残りは働きデバ。ということはこういった形態には合理性があるということか。昆虫と哺乳類と違っても似た形態をとる。研究者達の苦労話も生々しくて面...

ハダカデバネズミなかなか興味深いいきもの。真社会性動物らしい。アリや蜂のように近親者でコロニーを作り子供を作るのは女王一匹と数匹の王様だけ、残りは働きデバ。ということはこういった形態には合理性があるということか。昆虫と哺乳類と違っても似た形態をとる。研究者達の苦労話も生々しくて面白く読めた

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2019/02/02

小川洋子さんの本紹介より手に取った本。ハダカデバネズミという特異な生き物の生態も興味深いが、「17の鳴き声を使い分ける」というところから人間の言語の謎に絡めて研究をしようという研究者さんたちの発想が面白い。 それにしても「真社会性動物」の面白いこと。しかも遺伝で全てが決まるのでは...

小川洋子さんの本紹介より手に取った本。ハダカデバネズミという特異な生き物の生態も興味深いが、「17の鳴き声を使い分ける」というところから人間の言語の謎に絡めて研究をしようという研究者さんたちの発想が面白い。 それにしても「真社会性動物」の面白いこと。しかも遺伝で全てが決まるのではなく、周囲の状況から女王にのし上がったり、兵隊になったり王様になったりするという。流石に昆虫よりも複雑な仕組みで動く社会のようだ。

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2019/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

裸・出歯・鼠である。真社会性動物としてアフリカの地中に生息している。 子どもを産むのは女王一人、それにオスの王さま、兵隊階級、働き階級に分かれる。植物を食べる。 17種類の鳴き声を使い分けて、コミュニケイトしているらしい。

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