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絶対、最強の恋のうた の商品レビュー

3.5

121件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    49

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    1

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2020/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コロナ禍で本に不自由していた時、知人が借してくれた本シリーズ。 中村航さん、おかげさまで2冊目。 ボーイミーツガール、ガールミーツボーイ。 中学、高校、浪人生とそれぞれのルートで成長したふたりが大学で出会って恋をする。 それだけといえばそれだけの物語。 全部で5つのパートの、前二つは男子の大野君視点、後二つは女子のミート君視点。 そして最後のひとつは、大野君の友人・坂本君視点。 若いふたりが主役の恋愛小説というと、ガーッと転がるように突っ走って、そこに何かしら試練があって…というイメージ。 でも、このふたりには外からの障害はない。 焦ったり背伸びしあったり駆け引きしたり、そういうものも、何もない。 平凡なようでいて少し変わったふたりが、“恋を突き抜けて愛に至る”道々のストーリー。 とんでもなく誠実で真摯。でも堅苦しくはなく、ふわっと柔らかくて、くすっと笑ってしまう。 ぼうぼう燃え上がる恋愛小説より、下手なファンタジーより、ずっと気持ちがほぐれて心地よいかも。 大野君とミート君は、きっとこれからも同じくらいの足どりで、かわりばんこに、丁寧にスタンプカードを埋めていくんだろうな。 坂本君のパートは…必要だったのか?という気もするけれど、学生時代、恋愛についてはひたすら残念だった彼も、ようやくスタンプカードを埋め始めたのかな、とほほえましかった。 皆さんのレビューで、どうやら木戸さんには他の作品でまた出会えそうだとわかった。再会が楽しみ。 大野君たちの未来は、まぁ心配しなくて大丈夫な気がするので、坂本君の未来もなんとか最強になっていて欲しいなぁ。

Posted byブクログ

2020/05/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とりあえず、付き合い方を変えていくってことかな?付き合いたくないけど付き合いたいとか矛盾したことを言ってしまうから伝わらないってことはわかるんだけど。めんどくさくない人になろう

Posted byブクログ

2020/05/23

2014/12/30 読了1回目 2020/05/22 読了2回目 二人の視点からストーリーが描写されている。 幸福感に満ちた付き合いたての二人が眩しい。 にくめない坂本くんや破茶滅茶な木戸さんなど脇役がいい。

Posted byブクログ

2019/08/13

2019/8/13 中村航さんの作品は読んでてなんだか和みます。主人公の大野くんが彼女と付き合い始めての経過?が描かれた話…ですが、サブキャラがいい味出してます。 大野くんの友だちの坂本くんと坂本くんの先輩の木戸さんはなかなか。特に木戸さんという人はとてもパンチが効いているという...

2019/8/13 中村航さんの作品は読んでてなんだか和みます。主人公の大野くんが彼女と付き合い始めての経過?が描かれた話…ですが、サブキャラがいい味出してます。 大野くんの友だちの坂本くんと坂本くんの先輩の木戸さんはなかなか。特に木戸さんという人はとてもパンチが効いているというのか、個性的というべきなのか…生き方がクズ学生過ぎて最高だけど、そういえばそういう人いたなあと少し懐かしくもなりました。 大野くんサイドと彼女サイドの話が展開していって最後に一つにまとまっていくような感じです。 最初大野くんが付き合い出したところの話だけ読んでいくと彼女のことがあんまりよく分からなかってので不思議キャラ的な感じなのかなと思っていたけど、後半の彼女サイドの話を読んでいくと気持ちの変化とかそういう部分にも触れられたのでなるほどなーと思いました。 世の中そう上手くはいかないんじゃないかと思いますが、そういう気持ちを代弁しているのは坂本くんの描写だと思います。 そして木戸さんから確実に影響を受けている二人は最後の方では言動も似て来て、かなりユニークな感じになってると思いました。 付け加えられたような坂本くんの扱いが不遇すぎるところも彼のキャラの立ち位置なんだと思います。 海の男に負けるわけにはいかないとか、ちょいちょいと小笑を挟んできます。

Posted byブクログ

2018/08/09

一浪を経て、大学を入学を決め恋をし、先輩や同級生と青春を送った日々を綴った作品。前半は本作の主人公、後半は主人公の彼女の視点で物語が進行する。スナップ写真のように人生の大事な一枚を見つめているような作品。

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2018/05/27

読書好きの友人とふらっと入ったブックオフでどんな内容かを尋ねてると「青春を駆け抜けている感じ」みたいな事を言っていた。読み進めている最中、ブックオフに立ち寄ったよりもっと前、実際に彼が読み終わった後の車中でこの本について語っていたのを思い出した。 自分もこんな感じだったなぁと共...

読書好きの友人とふらっと入ったブックオフでどんな内容かを尋ねてると「青春を駆け抜けている感じ」みたいな事を言っていた。読み進めている最中、ブックオフに立ち寄ったよりもっと前、実際に彼が読み終わった後の車中でこの本について語っていたのを思い出した。 自分もこんな感じだったなぁと共感できる青春の感じと、格好をつけているわけではないのに、洒落たものを読んでいるような感覚に見舞われる素敵な一冊。

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2018/04/09

あらすじとしては単純だし、それを文学臭のする言い回し(この人どっか現実味のない書き方するの好きだよな)と「悪い」人がいないファンタジー寄りな人物設定で独自の世界観に消化してるなあ。な一冊。ちょっとしたことを良くも悪くも回りくどい言い回しにする傾向があるので、読む時の気分を少し選ぶ...

あらすじとしては単純だし、それを文学臭のする言い回し(この人どっか現実味のない書き方するの好きだよな)と「悪い」人がいないファンタジー寄りな人物設定で独自の世界観に消化してるなあ。な一冊。ちょっとしたことを良くも悪くも回りくどい言い回しにする傾向があるので、読む時の気分を少し選ぶかな…

Posted byブクログ

2016/09/01

いい~。中村航マジでいい~。 これ木戸さんも出てるんだよね。鍋大好き人間として。そして『僕の好きな~』で“僕”に渡した富士山の石は、この話で拾ったものだったのね? やっぱりラブラブカップルを書かせたら、中村航にかなう人はいないと思う。落ち着きがない感じがステキ(笑)

Posted byブクログ

2016/07/09

(軽い言葉になってしまうが)さわやかな青春小説にカテゴライズされる感じなんだけど、普通のことを凄く丁寧に描いている感じ。 自分が理系なのもあって、結構主人公に感情移入してしまう…笑

Posted byブクログ

2016/04/16

人が人を好きになる気持ちを、文章にするのはとても難しいと思う。 それをやってのけてしまうのが中村さんだ。 2人でいれば、最強だと思えるし、ゼッタイ、って言っちゃいけないこともわかるけど、2人の間でくらい信じてもいいじゃないか。 絶対、最強の恋のうた。

Posted byブクログ