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時間封鎖(上) の商品レビュー

4.1

45件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2009/10/04

たまにSFを読みたくなるのですが、そのときに中々良い物にめぐりあわずSFが嫌いになりそうだったのですが、この作品と出会えて、いやいやSFも捨てたもんじゃないと思えました。設定について、読み出す前はちょっとどうなんだと思いましたが、いざ読み始めるとすんなりとこの設定を受け入れていま...

たまにSFを読みたくなるのですが、そのときに中々良い物にめぐりあわずSFが嫌いになりそうだったのですが、この作品と出会えて、いやいやSFも捨てたもんじゃないと思えました。設定について、読み出す前はちょっとどうなんだと思いましたが、いざ読み始めるとすんなりとこの設定を受け入れていました。最終的には仮定体のような存在があってもおかしくは無いと思っている自分に気づきます。 とりあえず、四の五の言わずにとりあえず読んでみてください。

Posted byブクログ

2011/07/17

SFとは思わずにスラスラ読めます。が、SF好きとしては、なんか物足りない気もする。単なる無いものねだりの気もする。

Posted byブクログ

2009/10/07

地球が宇宙の流れから取り残されて、という壮大なアイデアと、大きな家の家族とその友人の話。回想録の形態で、視点が個人なので、舞台立ての割に話が妙に細かく、スケール感がない。ヒューゴー賞受賞って、アイデアだけ? 下巻ではいっそう壮大な展開が期待されるのだが、どうなの? これから読む。

Posted byブクログ

2011/09/19

 後出しじゃんけんは卑怯だ。子どもの頃から守られてきた掟だ。 WEB本の雑誌「今月の新刊採点」で5人の採点員全員が5つ星の評価をつけた本を取り上げるのは、後出しじゃんけんではないのか。しかも、5人がじゃんけんぽんと手を出してから、1ヶ月以上もたっている。 うーん、でも、出しちゃお...

 後出しじゃんけんは卑怯だ。子どもの頃から守られてきた掟だ。 WEB本の雑誌「今月の新刊採点」で5人の採点員全員が5つ星の評価をつけた本を取り上げるのは、後出しじゃんけんではないのか。しかも、5人がじゃんけんぽんと手を出してから、1ヶ月以上もたっている。 うーん、でも、出しちゃおう。こうして人は大人になる。 『時間封鎖』は、『ドラえもん』の藤子・F・不二雄マンガと『20世紀少年』の浦沢直樹マンガをいっしょにしたようなSF作品だ。 ドラえもん傑作選である小学館コロコロ文庫『ドラえもん』[未来・宇宙編]に「ハロー宇宙人」という作品が収録されている。 この作品でドラえもんは、UFOに乗った火星人を地球にやって来させようと、火星の極冠部にあるといわれるコケに「進化放射線」をあてる。進化加速ダイアルを最高にセットしたので、1億年かかる進化が1日ですんでしまう。 すると、地球時間で10日たてば、火星では10億年分進んでいることになるので、コケから生物が進化して文明、科学技術が発展し、地球にやってくるような火星人が現れると考えたのだ。 『時間封鎖』は、こうだ。ある日突然、地球全体にスピンと呼ばれるようになるシールドが張られてしまい、その中で進む時間は1億分の1になってしまう。つまり、地球で1年の時を過ごす間に、地球の外では1億年が経過している。うらしま太郎なんてもんじゃない。 これには大問題がある。太陽のような恒星は、歳を取るとだんだんと膨張していく。そして爆発して一生を終える。太陽の寿命はあと50億年といわれているのだが、地球の時間が極端に遅くなったので、50年でそのときを迎えてしまうことになる。 その事実を突きつけられた人類は、壮大なプランを実行に移す。過酷な環境でも生き続けられる原始植物をロケットで火星に送る。火星での1億年が地球ではわずか1年なので、地球時間で数年たてば、数億年分進化が進み、光合成をするような草木が生え、大気や水が生まれる。そこに人類を送り込もうという計画である。 ドラえもんの「ハロー宇宙人」とかぶりますね。では次、『20世紀少年』。 ストーリーは『時間封鎖』とは重ならない。かぶるのは、展開といったらよいのか演出方法といったらよいのか。大事件が起こり主人公、登場人物が巻き込まれる。そして、その大事件を乗り切り、終息に向かう。すると次の新しい展開・事件がまたやってくる。この連続で物語は収束していかない。主人公が繰り返しピンチに見舞われるハリウッド的エンターテイメント映画のよう。 じつは『時間封鎖』も似たようなところがある。あれ、こうなった、今度はこうか。続編も出せそうだ。この小説も風呂敷を広げに広げた。 これは良い悪いではなく、読者を引っ張る力だ。途中ではやめられない。好き嫌いはあるだろうが。 時間のあれこれを説明するとむずかしそうに思えるが、藤子SFマンガのようにわかりやすく、浦沢マンガのように一気読みだ。

Posted byブクログ

2009/10/04

地球が膜に覆われ、膜の中は時間がゆっくりになる。といったSFもの、誰が何のために!?といった部分よりも幼馴染同士の心情が多くコテコテのSFでもないといった感じ・・・もちっと白黒はっきりさせたいかも

Posted byブクログ